2020年3月11日 (水)

ウイルスが怖いならMMSで酸化しちゃえばいいじゃない(マリーアントワネット風)

お断り。この記事にあるのは全部宗教の話です(一番下のビデオを参照)。科学的な論議をしているように感じるかもしれません。しかし、これは全部宗教の教義のお話です。

 

さて、いよいよこれについて書く時が来てしまった模様です。私は生物学専攻で職業研究者でありんすので一応薬がどう働くのかとか薬の副作用の怖さとか、どうやって臨床試験をするのかとかそれなりに知っている訳で、MMSを昨年の春に知ったときはそんなアホなというか、信じられなかったですね。というか論文いくつか読んだ今でも作用機序を理解できたとは思えないんだけど、安全性の方は適量を適切な濃度で取った場合は大丈夫そうだなというところまでは文献を読み進めて裏が取れました。

またバクテリアやウイルスを破壊して殺菌効果があるのは実際に水道水の殺菌などに広く工業的に使われているんだからいいんだけど、なぜ健康な細胞には無害なのか?というところが非常に疑問だったんだけど、これについてはNoszticzius et al (2013)らの論文(PLOS One)があり、細胞の物理的な体積の問題なのかとそれなりに理解できました(後述)。しかし、それでもじゃあ腸内細菌とか善玉菌はこれでいなくならないのか?とか疑問が残るのでむやみには使わないほうがいいなとは感じていたわけです。だから買ったはいいが、普通の風邪くらいでは自分でも試して見る気にはなれずにいて、自分で試したら記事にしようと思っていたのでなかなか記事にできないでここまで来たわけです。

しかし、新型コロナウイルスで状況が変わりました。私の住むヨーロッパでも感染者が日に日に増えて来てますし、治療薬が世の中にでるまでは多少時間がかかります。ワクチンも来年のシーズンに向けてでしょうし、いざという時用のオプションがほしいところです。

というわけで自分ではまだ試してませんが、だれでも入手可能な薬の情報は出してしまおうと。まあ安全性や効果はインターネットで英語圏の情報を私なりに調べた限りですので、あくまで自己責任でお願い申し上げます。

 

MMSとは?

まずはジョーダン・サザーさんの記事から箇条書きして行きましょうか。

  • MMSとはmaster mineral solutionとかmiracle mineral supplementとか非常にぼかした表現でなにかを指している略語です。
  • MMSのその正体(最終的な活性分子のいわゆるactivated MMS)は二酸化塩素chlorine dioxideであり化学式で書くとClO2です。
  • (注:Jim Humbleの定義ではMMSはSodium Chloriteつまり亜塩素酸ナトリウムで塩酸を混ぜる前のchlorine dioxideの前駆体のことを指しています)
  • ウイルス、バクテリア、がん細胞をなぜか選択的に殺します。基本的に酸化剤(大事!後述。)として働き殺菌します。
  • 汚れた水から飲水を確保するための殺菌剤としてキャンプ愛好家が広く使用しています(低濃度なら飲んでも安全性ということ)。
  • 米軍は炭疽症やエボラなどから身を守るために戦地では濃度高めのClO2で水を浄化したりします(濃度高めでもまだ飲める)。
  • jimhumble.coのジム・ハンブル氏やProject Green Lifeを運営しているダニエル・スミス氏が飲用するといろんな感染症に効くという経験を周知活動している。すでに経験者が多数いてHIV(エイズ)が治ったと主張する人がYouTubeに多数いる。MMS HIVで検索してみて。
  • ダニエルさんはあまりに効果があるMMSを広めすぎてたので製薬会社を敵に回し、裁判に負け51ヶ月禁錮となりました。
  • FDA(アメリカで新薬を承認する権威のある政府機関です)はClO2は危険であるという立場で2010年と2019年に一般向けに警告しています。

うっそ臭いですよねwww

二酸化塩素の分子構造

二酸化塩素の化学式はClO2で、図にすると以下のような構造・・。

Chlorine_dioxideelectrons_and_anglesvg

高校で化学を専攻した人ならばおわかりと思うのですが、この化学式なんか奇妙ですよね?二重結合はわかるけど、なんすかClの上の斜めの線?あまり見たことない。つーか電子数おかしくね?となりません?

食塩NaClを水に溶かすと普通イオン化して普通Na+とCl-になりますよね。酸素原子って電気陰性度高いんじゃなかったっけ?それなのに電気的にマイナスな塩素イオンが酸素2つと二重結合?中性の水のなかじゃあまりおきなそうにない変化ですね。全体的にも電子余っていて不安定に見えますね。酸化剤として使えそう?

なんて上のような雑感はウィキペディアにもはっきりと「塩素原子上に不対電子をもつ原子や分子、あるいはイオン(ラジカル)であり、反応性が高い。 」とか「塩素酸に、その他の酸を溶かして得られる。 」とか書いてあるので正しい訳ですね。つまり、あまり安定な分子ではなく、実際にMMSは使用時に酸(HCl)を混ぜて二酸化塩素を作り、活性化MMSとして新鮮な内に使用します。二酸化塩素の状態では販売していません。MMSとは酸を混ぜる前の亜塩素酸ナトリウム (Sodium chlorite)溶液のことです。亜塩素酸ナトリウムは電気的に中性で安定ですが、二酸化塩素は塩素のところの余った電子が酸化剤となる所以で、酸性の水で塩酸という二酸化塩素よりもより強い酸化剤によって酸化されてできる不安定なラジカル分子ということですね。

ウィキペディアの用途の項にも

「殺菌作用があり、殺菌目的として水を消毒するだけでなく消臭目的の消臭材などにも使われる。それだけはなくメタンの酸化目的にも使われる。パルプを製造するとき、繊維の漂白に用いられる。かつて塩素ガスが用いられていたものが置き換えられたものである。」

と書いてあるのでこの弱い酸化剤は殺菌目的に商業・工業的にもう何十年も使われてきたということがわかります。

二酸化塩素の安全性

いくら殺菌効果があるといっても、菌と一緒に飲んだ人間も殺してしまったり、飲み続けたときに発がん性があったりしては元も子もありません。二酸化塩素って飲んでも安全なんでしょうか?

ウィキペディアには

半数致死量 LD50 292mg/kg(ラット、経口)

とあります。理系の生物系じゃない方に説明すると、体重1kgにつき292ミリグラムの二酸化塩素を摂取するとラットの場合は半分の個体が死ぬという値です。まあラットは普通は1kgまでには大きくなりませんので、実験によく使われるハツカネズミさんの場合(マウスですが)、体重が軽いのでたとえ50グラムの太り目の個体だったとしてもたった15mg(0.015グラム)の二酸化塩素を食べると死ぬ確率が50%ということです。怖いですねぇ。。。安全性大丈夫かぇ・・・。

一滴の水滴はだいたい20マイクロリットルですので重さにして20mgです。つまりこの15mgの二酸化塩素というのは水滴一滴より軽いほどの微量なのです。そんな量でネズミさんは死にかけるのです。

しかし、難しいもので同じウィキペディアの記事内にこんな記載も見られます。

「2008年(平成20年)、強毒性H5N1型鳥インフルエンザの人型変異とそれに起因する世界的大流行(パンデミック)への懸念から、空間消毒薬として二酸化塩素ガスが注目され、日本の経済報道番組[3]でも紹介された。それ以後も日本のプロ野球団で使用されているとスポーツ紙で取り上げられる[4]などしている。しかし、二酸化塩素の安全性は経口摂取では確認されているものの、長期間低濃度雰囲気での暴露に係る安全性の検証(毒性試験)は不安定で反応性の高いガスである為か、世界的にみても十分とはいえない状況である。」

殺菌効果を期待して二酸化塩素のガスを噴霧して街中を殺菌しようというアイデアがあるのですね。しかし、鳥インフルエンザへの緊急対処とかの短期間ならまだしも用途を広げて長期間の暴露があった場合、健康被害がないのかについては疫学的な証拠が足りないという訳です。それはそうですよね。新しいアイデアでまだ十分に試されてないんで、確かなことは誰もわからない。当たり前です。

それはいいんですけど、さらっと経口摂取では安全だと書いてありません?えっ?飲んでも安全なの?

経口摂取の安全性が確認されていると書いてあるとはいえ、文献が示されていません。ウィキペディアで文献なしでは全く話になりません。

ではちょっと文献を漁ってみましょうか。ざっとPubmed検索するとLubbers et al (1982)という論文が見つかりました。

Controlled clinical evaluations of chlorine dioxide, chlorite and chlorate in man

これ、古いのにオープンアクセスで全文読めてしまうんですが、飲用水の消毒に使われる二酸化塩素や亜塩素酸塩そして塩素酸カリウムの毒性についてヒトの臨床試験をしています。一つの論文でPhase IからIIIに相当する試験をしていてPhase Iでは健康なボランティアの方に低い濃度からどんどん濃度を上げていって毒性、副作用について検査しています。Phase IIでは消毒に十分な濃度である5 mg/Lで12週間毎日摂取してもらって毒性をみています。Phase IIIではとくに酸化ストレスに対して健康被害が想定されるglucose-6-phosphate dehydrogenaseという酵素に疾患をもつ患者さんで同様に5 mg/Lで12週間毎日摂取してもらっています。結論としてはいづれのテストでも「There were no obvious undesirable clinical sequellae noted by any of the participating subjects or by the observing medical team」ということでとくに明確な副作用はボランティアしてもらった被験者やテストをした医師とそのチームからも観測されなかったということです。これは「Physiological impact was assessed by evaluation of a battery of qualitative and quantitative tests」とあることからも単なる印象ではなく血液検査などから各種の数字を比べた上で臨床試験として意義のある結果ということです。

つまり、飲用水の消毒に使われる程度の二酸化塩素の濃度であるならば健康被害はないという結論なのですね。Phase IIで5 mg/Lという濃度に設定したということはこの濃度で飲用水の消毒ができないと論文の意義がありません。そして、水道水の消毒など商業的に使わているような濃度では安全であるというのは驚くべきではありません(そうじゃないと困る!)。人間は60kgくらいあるので50gのハツカネズミとは違って毒性のある物質もある程度は堪えられるということでもありますし、二酸化塩素はそんなに毒性ないのかもしれませんし(後述) 、飲用水の場合、二酸化塩素が気化して抜けていくのが早いので浄水場から家庭に届くまでにほぼなくなっているように思います。

とはいえ、5 mg/Lという割と安全性が確認されている濃度でもMMSは体内のHIVウイルスやバクテリアそしてがん細胞に効果があるのでしょうか?ここが残念ながら単純にはいかないので、計算と推論が必要です。

それではジム・ハンブルさんのページから必要な濃度・容量を割り出してみましょう。ジム・ハンブルさんのページではまず前駆体であるMMS溶液をつくり、それに酸を混ぜて”activated MMS”を作る過程を説明していますが、いまいちどれだけ最終的に服用したらいい量なのかがわかりにくい文章ですね。そこでこちらの宗教ビデオを見るとMMS一滴とHCL一滴と説明していますね。言われてみると、ジム・ハンブルのページにも確かに「When using these two acids in these percentages always use 1 drop of acid to 1 drop of MMS」と書いています。わかりにくいなー、比率の話かと思ったわ。

先程の水一滴は20マイクロリットルの経験則を適用すると一回服用するときにはMMS一滴つまり20マイクロリットルでいいのですね。ここから濃度というか一回に何mgを飲む必要があるのかを算出します。

ジム・ハンブルのレシピから280gの亜塩素酸ナトリウムに780gの水でつくるけど亜塩素酸ナトリウム粉末は80%粉末なので、28%じゃなくって22.4%だという話だからこれは重量%ですね。するとMMSが100mlの時に122gの重さとあるので、亜塩素酸ナトリウムの重さは122の22.4%で27.328gになる。

濃度27.328 g / 100 mlのものを20マイクロリットルだから20/1000 mlで

27.328 g / 100 ml x (20 / 1000 ml) = 5.4656 mg

つまり5.5mgほどの亜塩素酸ナトリウムから作られる二酸化塩素を一回で飲む訳ですね。1 molのNaClO2から1 molのClO2が出来るのでモル重量をみると90.44g/molと67.45g/molだから重量はまあ約2/3になる訳ですね。計算すると約4mg/Lになります。つまりMMS一滴とHCL一滴とで作った活性化MMSを一リットルの水に薄めて飲んだとすると、先程の論文でみた5 mg/Lよりちょっと薄い位になりますね。

先程の論文では5 mg/Lの溶液を朝500ml、夜500mlに分けて二回飲んでもらっているので一日の摂取量としては5 mgで同じです。しかし、さっきのビデオでは活性化MMSを大体100ml程の水で薄めて飲んでいるので濃度としては十倍と言えなくもないです。まあ濃度より絶対量の方が大事ですので、それほど慎重になる必要はありませんが、直接は比較できなくなっていることだけは指摘しておきます。しかし、個人的には朝晩に分けていたのを一気に飲んだだけなので二倍の量を一気に摂取ということですが、Phase Iの部分で24mgを摂取している実験もしているので(つまり12mgを朝に飲む)、それを踏まえると大丈夫そうだなと思います。

まあ活性化MMSをジム・ハンブルの方法で飲んだこの方の体験談としては一回目のあとは下痢になったけど大丈夫だったとあります。あとこの方は最初の4日間は解毒作用が強烈で大変だったとも。

またジム・ハンブルのFAQにもあるように体内の悪玉バクテリアを一気に殺してしまうと、死んだバクテリアからもろもろの毒素が流れ出てくるので、それによって吐き気がしたり頭痛がしたりと色々と副作用が考えられるのです。なので初めの数回はもしかしたら作った活性化MMSは全部は飲まずに1/3だけ飲むとかから始める方が無難かもしれません。

私は漢方医から処方してもらったこと何度かあるんですが、漢方薬って苦いし飲んだら一日くらいはなんか気分悪くなったり下痢したりします。毒素が抜けるときとはそういうものですし、これは仕方がないですきっと。

健康なボランティアの人が5 mg程の二酸化塩素を12週間ほど毎日飲んでも大丈夫な訳ですから安全性はかなり信頼できそうで、殺菌作用についてはこれまた実用例に枚挙があるわけでこれも大丈夫となるとMMSってかなりいけそうなんじゃないの?と思える訳ですね。

 

作用機序について

さて、これは私もよくわからないんですが、一つ論文を紹介します。

上述したNoszticzius et al (2013)なんですが、論文タイトルが

Chlorine Dioxide Is a Size-Selective Antimicrobial Agent

とあります。バクテリアに効く薬だけど細胞の大きさに敏感なんだよということを言っているようです。アブスト読んでみると一文目から「ClO2, the so-called “ideal biocide”, could also be applied as an antiseptic if it was understood why the solution killing microbes rapidly does not cause any harm to humans or to animals」といきなり来ます(文章変だけど)。大丈夫かそんなにぶっちゃけて?と心配になります。PLOS BiolじゃなくってPLOS Oneとはいえ、割と権威ある雑誌で有名といえば有名な雑誌ですからね。

訳すと「二酸化塩素は理想的な細胞殺傷薬であり消毒薬でもあるけどなぜ人間の動物細胞や人間の健康には被害を与えないのかは謎である。」と言い切っているわけですよ。のっけから。えっ?そんな夢のある話を事実のように語っていいの?と心配になりますが、どうやらこの論文では怪我して擦りむいたところなどにつける消毒薬として扱っていますね。飲み薬ではないという認識でどちらかというと、塗った局部から体中に広がらない性質がないと消毒薬としてはよいとは言えないとか言っています。

他にはディスカッションに

ClO2 is a strong, but a rather selective oxidizer. Unlike other oxidants it does not react (or reacts extremely slowly) with most organic compounds of a living tissue.

とあって酸化剤ではあるけど二酸化塩素はなんでも酸化するわけではなく生き物の中にみられる殆どの有機化合物とは反応しないとあります。へー。でも

ClO2 reacts rather fast, however, with cysteine [22] and methionine [34] (two sulphur containing amino acids), with tyrosine [23] and tryptophan [24] (two aromatic amino acids) and with two inorganic ions: Fe2+ and Mn2+.

ともあって、主にタンパク質と反応するようですね。しかもシステイン、メチオニン、チロシン、トリプトファンが含まれているものと速く反応するようです。

実験としてはタンパク質の膜をつくって二酸化塩素がタンパク質と反応して酸化して膜に侵食したり、拡散してどっかいっちゃったりするの両方が起こるけど、侵食の様子を理論と実験とで検証してモデルつくってみたところ、サイズの小さいものはものすごく速く破壊できるけど、大きいものほど時間がかかることが判明(直径の二乗に比例)。

皮膚の擦り傷なのを消毒するような状況を考えると二酸化塩素が気化したり、汗で体から抜け出てしまう短い時間の間でどのくらいタンパク質を破壊できるのかという視点で見てみると、小さなタンパク質とかウイルス、小さな単細胞生物(バクテリアとか。1ミクロン程度)は二酸化塩素がよってたかって取り囲んで酸化して破壊してしまうけど、ある程度大きな細胞(動物細胞。十倍は大きい)やそれが細胞組織を形成した場合これを浸透するのに時間がかかり過ぎてしまいほぼ無害になると計算できてしまうという話。つまりバクテリアの細胞膜にしかないような特殊なタンパク質とかを選択的に認識して破壊しているのではなく、単純に体積の問題だと主張しているわけですね。

あと細胞レベルで考えるのでなく、細胞が集まった組織で考えると、一気に厚さが増えるので表面にある上皮細胞とかはリスク高いでしょうが、深いところにある細胞は割と安全なのかも。実験でも数分ではタンパク質の膜を50ミクロン以上は浸透しなかったようので、皮膚の擦り傷なのを消毒するような用途を考えると安全であると結論しています。

残る疑問点

しかし、疑問なのは

(1)バクテリアの直径が1ミクロンの球だと仮定すると2.9msであっさり殺すが、直径が大きくなると直径の二乗に比例して時間がかかるという。もし20ミクロンの直径の単細胞が浮遊しているなら、約1.2秒くらいという私の計算になるので、動物細胞(もし毛細血管から浸透するなら赤血球とか)もやっぱ死ぬんじゃないの?と思ってしまうこと。しかし、臨床試験の結果はなぜか安全!!なぜだ。

(2)あと、活性化MMSはがん細胞も選択的に殺す!とよく言われているんだけど、これもよくわからない。がん細胞は大きさも見た目も健康な細胞から素人だと全く見分けつかない。直径が大事だったんじゃ???となるのですね。

(1)については、動物細胞は酸化ストレスに強いから弱い酸化剤の二酸化塩素にアミノ酸が多少傷つけられても修復するメカニズムがあるから大丈夫だけどバクテリアは酸化ストレスによわよわなのですぐ死ぬということかもしれません。動物は進化の過程で危険な酸素を摂取して食べたものを代謝をしてエネルギーを得るというバクテリアから見たらまじかよというアクロバットをしている訳ですよね。人間の体に寄生しているようなのはまず嫌気性なはずです。ウィキペディアをみると大腸菌、サルモネラ、ビブリオ、ヘリコバクター(ピロリ)は全部嫌気性です。

構造が似ているといえば似ているブリーチ(NaClO)の場合は塩素化によってタンパク質を変性させて殺菌しますが、ClO2の場合はタンパク質を酸化することでウイルスやバクテリアを殺します。もともと酸化ストレスに強い動物細胞にとっては塩素化よりもしのぎやすいということはあるでしょうね。でも、これで十分説明できたのかは自信なし。

(2)については、がん細胞を直接攻撃しているとは思いにくいので、ジム・ハンブルが言っているように悪性の細菌を除去することによって免疫力が上がり、自然に免疫細胞によってがん細胞が 除去されると考えるのが一番良さそうです。しかし、ほんとに免疫力が上がっているのか?というデータはまだ見つけられていません。体験談としてはいくらでもあるのですが。

 

おまけ

ちなみに先程の二酸化塩素ガスで街を消毒しようというのは割と危ない可能性がありますね。というのもこのPLOS Oneの論文に肺の中でガス交換するalveolar membraneは1ミクロン程度と薄いし、血流が多いからダメージでかい可能性が高いと書いているので。。。



inhaling high concentration ClO2 gases for an extended time can be dangerous for human health because the alveolar membrane is extremely thin (a mere 1-2 microns and in some places even below 1 micron). The effect of ClO2 in these membranes is somewhat counterbalanced, however, by the intense blood circulation there.

 

最後に宗教ビデオを貼っておきます。ここに書いたのは全部宗教の話ですからね。

 

2019年12月 7日 (土)

トランプが何やってるか説明する時期が北 その2

昨日半分程度翻訳した「トランプが何やってるか説明する時期が北 その1」の続きをやっていきます。

 


世紀のウソ

大統領は軍の最高司令官であるのにも関わらず、米軍はCIAやNATOから直接命令を受けて動いているので、トランプは米軍をなにもコントロールすることができません。ディープステートとはワシントンとペンタゴンに居座る自分たちの意向にしか従わない政府高官達のことです。もし大統領は軍の最高司令官だと思うなら、なぜトランプがシリアやアフガニスタンから撤退しろと命令するたびに軍は無視したり増援したりするのか説明してください。この記事の執筆時には米軍とNATO軍はクルド人地区から引き上げイラクへと到達し、より武装強化してシリアの石油パイプラインへと舞い戻りました。トランプはまだまだディープステートの掃除をしなければペンタゴンが言うことを聞くようにはならないでしょう。トランプは激怒して軍が言うことを聞かない!と抗議するべきではありますが、これは危険です。なぜなら4億人の銃で武装した市民がディープステート・軍産複合体が政府の上に居座って自分の利益を追求していると知ったら内戦が勃発しかねないからです。そして民主主義とは一体何なのか?と人々は質問することになるでしょう。全体主義から人々の独立を守るのが銃なのです。

一世記以上ものあいだアメリカ軍やそのスパイ機関(CIA)がどれほど苦労して偽旗作戦を遂行してきたかを考える必要があります。その苦労によって民主主義の促進の名の下、人道の名の下、地球環境の名の下に彼らの国家介入が美しく正当化されるのです。1898年にはアメリカ海軍は自軍の戦艦メイン号を爆破することで米西戦争(スペインとの戦争)へと突入する口実を作り、1915年にはルシタニア号事件で第一次世界大戦へと参戦する。1941年には日本を追い詰めて真珠湾攻撃へと誘導し、10日前に攻撃計画を傍受しながらハワイ基地へは通達しなかった。北ベトナムのトンキン湾事件ではベトナム軍の哨戒艇が攻撃してきたことを口実にベトナムへ上陸する口実を作った。1991年にはイラク軍が介護施設を破壊していたと捏造し、クエートに侵攻した。2003年には大量破壊兵器をでっち上げてイラクに侵攻、1789年以来のアメリカ合衆国憲法修正条項を反故にするため911テロを演出してアフガニスタンへと侵攻、テロに対する宣戦布告を行った。このような偽りの美徳の仮面は、アメリカ市民の意見を統制するために必要であり、市民には自分達が正義の味方で民主主義の伝道師であると信じていてもらう必要があるのである。

撤退したはずのアメリカ軍がシリアに再侵入していると知った時、トランプはどのように反応しまたでしょう?トランプは全てのインタビューで繰り返し繰り返し「我々はシリアの油田を保護化に置いた。」と述べ、さらには「エクソン・モービルを送ってシリアの石油を管理してもらうのもいいんじゃないか?」とまで言っている。ネオコンやシオニストや銀行家たちはよだれを出して狂喜したが、世界の人々は憤慨した。怒った人々はトランプは副作用だけを求めてあえて口に苦い良薬を飲み込んでいるのを理解しないからなのだ。この薬の箱には小さな文字で但し書きが書いてある。「この薬は世界各地やアメリカ本土で憤慨した人々からの非難によってアメリカ軍やNATO軍を撤退させ得る副作用があります。」トランプは世間の注目を集めることでNATO軍がシリアに留まることが非常に難しい状況を作ったのだ。明らかに政治的に間違った石油利権丸出しの発言を丹念に繰り返しバッシングを受ける不可思議な姿をみれば、彼の真意が見えて来るでしょう。トランプは百年積み上げた西側諸国の偽りの美徳を一言で暴いてしまったのです。

トランプは歴史的特異点

トランプはアメリカ歴代大統領の内で、国民のために働こうとした4人目の大統領です。他の41の大統領は単に税金をあちこちに廻して、結果一部の私的銀行へと迂回するのが仕事でした。一人目の大統領はアンドリュー・ジャクソンで、彼はロンドン金融センターやロスチャイルドを名指しで非難して第二合衆国銀行を閉鎖したために射殺されました。そして次はアブラハム・リンカーンで、彼はロスチャイルドからの24%の利息での融資を断り、兵士への給与を支払うためにグリーンバックという国家発行の新紙幣を発行した後に殺害された。そしてジョン・ケネディは銀行と軍産複合体の利益構造に手を付けて暗殺された。そして現在、ドナルド・トランプが「権力を人々に取り戻す」というスローガンで現れたのである。

多くのビジネスマン同様にトランプは銀行がもつ強すぎる経済への影響力のため、大の銀行嫌いである。ヘンリー・フォードの唯一の著作「国際ユダヤ人」を一読すればフォードがどのくらい国際銀行家を嫌っていたかよく分かるでしょう。トランプの事業も「晴れの日には傘を貸して、雨の日には取り上げる」銀行によって苦しめられたのです。私企業である国際銀行がほぼ全ての国々の中央銀行を影から支配して、紙幣の創造から利率のコントロールまでに多大な影響力を持つことは、短命な任期しかない政治家の権力を遥かに超えます。2000年までに彼ら国際銀行家たちはあとちょっとで地球征服達成の夢が叶うところまで到達しました。しかし、2つほどの障壁が残りました:プーチン大統領と4億丁の銃で武装したアメリカ市民です。そこへオレンジ色の顔をしたドナルドの登場です。これが250年も続いた銀行家の世界支配から人々を救う最後のパズルのピースなのです。

トランプの交渉術と戦略

トランプは就任間もなくはナイーブで直接的なやり方を試している。まずはマイケル・フリンやスティーブ・バノンなど支配層に反対する人物を側近に添えて、同盟国の全てに難癖をつけ、関税を引き上げつつ、2017年と2018年のG7会議では同盟国を直接侮辱している。世論の反応は凄まじく、ロシア疑惑はこの反グローバル主義に諸凸盲信する危険な大統領を止める唯一の方法なんじゃないかと思えたほどだ。予想できるように、直接的なアプローチはうまく行かず、フリンやバノンは取り除かれ、トランプは透明性を保った方法ではにっちもさっちも行かないことを痛感する。トランプは権力にとどまり生き長らえつつも、地球上でもっとも危険な人たちを無力化する方法を探し出さなければならない。頭を使う時だ。

これがトランプの稀有な才能が世界にお披露目になる瞬間である。トランプは戦略と方法を大転換して、素人くさい決定や馬鹿げた提案をツイートしまくるようになった。表明的にはとんでもなく危険で馬鹿馬鹿しい発言ではあるが、トランプはこれらの表現をそのままの意味では使用していない。その代わりに、発言が触れ回る間に自然に起こる人々の気付きという二次的効果だけを期待しているのだ。トランプは人々が自分を馬鹿だと信じ込むことには意に介せずであり、二次的効果がもたらす結果だけを欲していた。ツイッターではピエロ役を演じたり、素人のフリをしたり、狂信的に振る舞ったり、単に馬鹿を演じたり、知らんぷりを決め込んでいる。トランプは意図的に政治的に不適切な発言をすることでアメリカの醜悪な面に人々の注意を向けているのだ。

この新しいアプローチの最初のテストはNATOによる北朝鮮の侵略を止めることであった。トランプは金正恩をツイッターでロケットマンと煽って、北朝鮮を核攻撃して更地にしてやろうと脅した。トランプはこのような政治的に明らかに不適切な発言をこれでもかと繰り返し、人々が「ああ、こういう独断的な理由で他国を侵略するのって悪いことなんだ」と腑に落ちるまで数週間吠え続けた。しかし、この副作用でNATOが身動きとれなくなった。そしてトランプはロケットマンに会いに行く。公園を仲良く談笑して歩いて新しい友好関係の始まりを印象づける映像をお届けしつつ、お互いとくに交渉することもないので実質的な交渉の成果もないのにお互い満足して帰った。多くの人が、これはノーベル平和賞に値するのではないかと考えているが、それはノーベル平和賞はキッシンジャーやオバマのような戦争犯罪人に授与されるものだということを知らないのだ。

そうしている間にベネズエラ情勢がおかしくなる。トランプは彼得意の戦術を一歩進めて洗練させ、誰も自由な独立国家の侵略を支持することが不可能なように反面教師を演じて世論を誘導する。トランプはネオコンの中でも最悪なエリオット・アブラムス(80年台にイラン・コントラ事件で偽証罪になった)と戦争仕掛け人である悪名高きジョン・ボルトンを担当に据える。さらにトランプは明らかに頭の悪そうな操り人形であるのが明らかであるフアン・グアイドをベネズエラの大統領として勝手に認識する。そして、トランプはベネズエラを瓦礫にすると脅してみせ、全世界があまりにおぞましいトランプの外交方針に呆気にとられる間にブラジルとコロンビアは軍を引き上げてベネズエラに介入する気は全く無いと言わせることに成功する。このトランプの粗治療は40の衛星国がアホを晒してグアイドを支持してしまうというコメディーを残して早々と立ち去る。トランプにとってベネズエラにはチェックリストに済マークつけて、リストの次の事項に進む時だ。

そしてイスラエルへの思わぬ2つの贈り物を献上が来る。エルサレムを首都と認め、さらにはゴラン高原の支配権を承認したのである。ネタニヤフ首相はあまり頭の切れが良くないようで単純に喜びはねた。そして全世界がトランプをシオニストだと批判した。しかし、二次的効果はいつも中の悪い中東諸国が反イスラエルで団結したのだ。歴史的に友好関係であるサウジアラビアですらイスラエルを公に批判するほどである。トランプの2つの贈り物は、結局イスラエルの背中をグサッと刺したのである。しかもNATOは中東に居づらい状況になっており、撤退が近いために、イスラエルの将来はあまり輝かしくはないのである。

現実が浸透するにつれて

これだけではない。トランプはNATOや米軍をコントロール手段がなく、打てる手は限られている。トランプがロシア、トルコ、中国、イラン、ベネズエラなどの国々に経済制裁を課しているのは一見すると手厳しいようではあるが、実際の効果としては米ドルによって国家を従属させる目的で作られたスイフト経済システム(Swift)の枠組みから押しのけてしまっており、これらの国々は米ドル支配の構造からすり抜け始めている。ロシア、中国、インドは米ドルを介さずに互いの国の貨幣を通じて国際取引する枠組みを構築することを強要されている状況なのだ。世界の両極化はもはや公然の周知であり次の経済制裁を通じてより多くの国々を米ドル支配から開放するだろう。これによってヨーロッパでは大手銀行が破産するだろう。

トランプがいる政治的な竜巻の中でも、トランプは独特の子供じみた傲慢さをもったユーモアを披露する余裕を見せる。バグダディが殺害される瞬間を見守る特別対策本部のトランプの様子は明らかに作り物であり、ビン・ラディンの殺害シーンを見守るオバマとヒラリーを揶揄するためのものだ。トランプは彼が入れるはずもない場所で、クソ真面目な顔つきの将軍達と膝を突き合わせた特別対策本部でわざとらしく写真をとってみせてオバマ・ヒラリーを笑っているのだ。さらにトランプは偽物のISISリーダーを見破るのに犬がバンツの匂いを嗅いで判定した様子を真面目に詳細を語るというジョークも付け加えている。さて、これでトランプが何者かわかっていただけたところで、皆さんはこれからのショーを楽しむことができるようになったことでしょう。

「我々はシリアの石油施設を確保した。」この短い発言でトランプは80年前に「戦争とは組織犯罪である」を著して世界を揺るがしたスメドレー・バルター将軍と肩を並べたと言っていいでしょう。石油利権を掠め取るのは民主主義や正義の促進ほどは美徳のある行為とは言えません。驚くことに911の真相の科学的な詳細や気候変動問題の欺瞞に詳しい独立系ジャーナリストやアルタネイティブ系の分析家ですらトランプについてはまるで頓珍漢な認識をもっているのには驚かされます。この三年間、主要メディアはトランプは精神的に問題があるとほぼ地球上の全員を確信させたかのようです。

まだトランプの使命を疑っているのなら、質問です。アメリカの明らかな帝国主義傾向は単なる偶然で説明できることでしょうか?まだロシア疑惑が原因でCIAやFBIやメディアや議会、連邦準備制度理事会、民主党と一部の共和党員がトランプを弾劾しようと頑張っているとお思いですか?メディアのメッセージの真逆が真実であることが世の中往々にしてあるものです。トランプは大統領執務室に足を踏み入れた男のなかで、もっとも気概がある人かもしれません。そして、もっとも野心的でポリティカル・コレクトネスに欠ける大統領であることは間違いありません。

結論

2020年から2024年にかけて世界は大きく変わるでしょう。トランプの任期の終了は面白いことにプーチン大統領の任期とも重なります。こんな偶然はまたとないでしょうし、この二人はいまやらなければ二度とチャンスがないことも百も承知なのです。二人は協力してNATOとSwift制度を終結させ、ヨーロッパ連合を瓦解する必要があります。テロリズムや気候変動問題は問題の火付け役とともに消え去るでしょう。トランプはCIAとペンタゴンの沼を干からばせ、連邦準備制度理事会を手中に収める必要があります。習近平とナレンドラ・モディ印首相とともに私企業世界銀行家に借金を一セントですら返済しないことで世界経済システムのリセットを起こし、自国の貨幣制度へと移行することで旧銀行はドミノのように瓦解するでしょう。オバマのような税金で銀行を助けるような操り人形はもうたくさんです。これが達成されたらば、夢のような平和と繁栄が世界を待っていることでしょう。我々の血税は軍の拡大や利子の返済ではなく、国の発展に使用されるようになることでしょう。

ここまで読んでまだトランプが理解できないのなら、あなたは無理です。あなたはもう真実を覆い隠す絨毯が剥ぎ取られていることに気づけない馬鹿で、トルドーやマクロン、グアイドとかのような支配層に便利な道具に過ぎないというわけです。


 

という訳でちょっと長いですが、なかなか説得力もあって程よく歴史をなぞってわかりやすい分析と思います。Qアノンとかはまったく無視しているあたりが新鮮ですが、陰謀論を出来るだけ廃して一般人にも受け入れられるような分析というのは需要あると思いますし、なんか田中宇さんっぽいスタイルですね。

私としても大筋同意なんですが、私はロッド・ローゼンスタインが黒幕だと思っているし、たぶんジェームス・コミーすら早々に寝返ったか二重スパイ状態でQに協力していたと見ているし、そうじゃないと流石にトランプ一人ではこんなにうまくことが運ばないと思うのですね。軍もトランプがアフガニスタンやイラクに電撃訪問したときの様子からしても大部分はQとともに統率できていると思うし、この辺は意見が割れる。軍の支持あってのトランプでしょう。

ジェームス・コミーいなかったらトランプ大統領は誕生していなかったはず。彼が投票直前にヒラリーの私的メールサーバーの再調査を発表してなかったらヒラリー大統領だった。

 

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