2018年7月10日 (火)

ElementaryOSのすゝめ。Linux初心者(わし)向けインストールガイド。

前書き

Windows10の通知がウザいらしい。ここ数年はほぼLinux Mint、たまにWindows7を併用で、VLCメディアプレーヤーのバージョン3がでてDVDもChromecastできるようになった数カ月前にようやくLinuxに移行完了した私は、Windows10はDeveloper Preview版とかしか触ったことがない。いまはLinuxデスクトップも安定、充実していてはっきりウィンドウズよりも良いと言える時代になったし、数年前初心者として始めた私も、ここ数年で十回以上はディストロを浮気して遊び倒し、再インストールを繰り返し、トラブルシュートもうまくなりだいぶ自分なりのベスト環境に近づいている。

そんな私がLinux初心者にオススメするディストロはまあやっぱり超安定なLinux Mint 18.3。Linux Mintで半年くらいLinux自体に慣れてから他のディストロに浮気するのがおすすめ。浮気先の私の一番おすすめがElementaryOSである。Mintは執筆時の2018年7月には新バージョンの19が出たばっかりであるが、Mintはとにかく安定で、トラブルが少ないのでほやほやの19でもおそらく問題ないと思う。

Mintユーザーの私がなぜまだMint19試していないのか?なぜならば、ElementaryOS Lokiに夢中であるからである。いやー、Elementaryの良さはデザイン。無駄がなく統一されたUI、デスクトップにアイコンがないなど(基本的に置けないデザイン)、厳選された、最小限の家具がある作業場に放り込まれたような、そんなディストラクションフリーな感覚に覚える密かな興奮。これこそがElementaryOSを使う醍醐味。使うたびに嬉しくなる。

ElementaryOS(Loki)はUbuntu16.04LTSがベースなので理論上は安定稼働するはずで、Debian系のソフトはまあほぼ動くのでMintのかっこいい版である。Macユーザー、ウィンドウズユーザーをターゲットにしており、海外での評判が高く(Matt HartleyとかBryan Lundukeべた褒め)、安定稼働らしい。20182月の時点で二十万程アクティブインストールがあるらしい。

しかし、Tom MuroskyはElementaryOSがGUI経由でOSアップデートすると不安定になるなど安定性に問題ありとかなり批判的なユーチューバーもいる。どうも環境によってElementaryOS不安定な場合もあるっぽい。それでも、デザインや、独自のアプストアとかいいところも多いので、安定性に問題あった場合初心者には対処難しいので、初心者向け向けとは言えないが、ターミナルからアップデートできる程度のユーザーが環境をいじらず意図されたまま使うならという条件付きで今年のUbuntuベースディストロNo.5にランクインさせている。

TomさんはかなりのMint信者。Mintは超安定稼働だからね。ElementaryOSはMintに比べると安定性が落ちるのは間違いない(環境による。)私も日本語IMEを入れた後に不安定になる問題が2台のPCで発生していたので納得。海外で評判高めなのはそもそもIME入れなくってよいのでトラブらないからではと思う。しかし、それも下記の手順でやっと解決したのでおそらくこれから安定稼働して頂くぞ。ElementaryOSのインストールガイドは一番下に書いた。

日本語環境構築

ポイントは、(1)IBusを削除してからfcitx-mozcを入れる。(2)fcitx-mozcはppa経由で最新版を入れる。の二点。

基本的にはまっさらなインストール後の状態からelementaryos.stackexchangeの回答を見ながらmozcをインストールする。

ElementaryOS初回起動でibus自体はすでにインストールされているっぽいが、これがfcitxと干渉するっぽい。しかし、IBusのサービスは起動していないっぽい。(ibus list-engineしたら Can't access to IBusといわれた)。干渉を防ぐため、fcitxを入れる前にまずはIBusを削除。

sudo apt remove ibus

でおk。

再起動しろと言われるのでする。

その後、

sudo add-apt-repository ppa:fcitx-team/nightly sudo apt-get update

XenialのReleaseがないとか文句を言われるがとりあえず無視。fcitx-mozcインストール後にppaを削除する。

sudo apt-get install fcitx fcitx-config-gtk fcitx-table-all

sudo apt-get install fcitx-mozc ( fcitx-anthy は無しでよかった)

ppaを削除。

sudo add-apt-repository --remove ppa:fcitx-team/nightly

ここでターミナルからim-configするとfcitxがすでにデフォになっているが、ちゃんとマニュアルで設定上書きしないとスクバーのfcitxのキーボードアイコンもでてこない。

im-configでfcitxを選び、logoff。これでキーボードの形のfcitxのアイコンがでる。mozcが入っているはずだが、なければ右クリックメニューのConfigureからmozcを追加。logoff。

System setting -> Language & Region

に行くとLanguage supportのインストールが完全ではないと言われるのでComplete installationすると、メニューも日本語化できる。

もしppaを追加せずにsudo apt-get install fcitx-mozcした場合、多少古いバージョンのfcitx-mozcが入るっぽく動作が遅くモサモサである。でもLeafPadというテキストエディタ上だけでは速い。Gtkのイベントハンドリング関係の問題か。

そういう場合、以下の手順でppa版を入れなおす。nightlyでもstableでもおっけーぽい。

1.sudo apt remove fcitx fcitx-mozc im-config

2.sudo add-apt-repository ppa:fcitx-team/stable

3.sudo apt install fcitx fcitx-mozc im-config

4.sudo apt updateでエラーにるので、ppaを削除する。

http://ppa.launchpad.net/fcitx-team/stable/ubuntu xenial Release 404 Not Found

sudo add-apt-repository --remove ppa:fcitx-team/stable

ちなみに日本人のユーザーも多いMintではこのへんも全く問題ない。

ElementaryOSインストールガイド

まずはWindowsで

diskmgmt.msc

して既存のパーティションをリサイズして、30-35GBくらい空ける。OSに10-15GB、スワップにメモリ分(例8GB)、/home用に12GBという計算。

ElementaryOSオフィシャルで、カスタムを選び0USDにしてDownload。個人的には初回インストールはただでいいと思う。試してちゃんと動いてくれて、気に入ってから払えばいい。

WindowsでUniversal USB Installerなどで落としたISOをUSBに焼く。(Step 1は下の方にElementaryがある。Step 4は0MBでも何でもオーケー。)

USBでブート、インストールを選ぶ。インストールは日本語でやっても日本語のインプット環境までは入らなかった。

Installation typeのところでは一番下のSomething elseを選び、さっき空けたパーティションを3分割して、(1)Mount point ルート(/)にext4で15GB程度。(2)スワップに8GB(RAMと同じ程度)、(3)ユーザー領域(Mount pointは/homeでext4)に30GB。/homeを別のパーティションにしておくと、あとで他のディストロに浮気するときに共用できて便利なのでおすすめ。

インストーラーの最後で、/homeの暗号化を選べる。ユーザー名とパスワードを忘れるとどうあがいてもアクセスできなくなるので注意。

USBを抜いて、再起動。

2018年6月19日 (火)

やねうら王MyShogiをLinuxでビルドしてみた

Build_w_images

2018年にマイナビ出版から発売予定という「商用版のやねうら王」のオープンソース版であるMyShogiをMonoDevelopでビルドしてみました。まだまだ未完成のようで遊べる状態ではありませんが、のちのちハックしてみたい方の参考になる部分もあればと覚書を記事にしてみました。

一応Linux Mint 18(Ubuntu16.04ベース)でも最新のwineで将棋所とかShogiGUIとか動かせるのですが、メニューのところが微妙に表示がおかしい(下図)のがきになるといえばきになる・・・。

Shogidokoro_on_wine

あと級位者なのでめっちゃ深い検討とかより「ぴよ将棋程度の棋力と精度でいいので高速に検討できたらいいなぁ」という感じなのでK-Shogiで検討したらいいのではと思ったらK-Shogiは私の環境ではWINEでうまく動かない。

Win7はできれば起動したくないので「やっぱりLinuxネイティブなアプリってほしいなあ」とかおもい、ElementaryOSにはまっていたちょっと前は開発言語のValaぜんぜんしらんけどElementaryOS専用アプリなんかつくってみたいので、必要最小限の簡単な将棋ソフトでもつくってみようかなと思っていたところ、

というツイートを目にし、Linuxもありですか?と凸ったところ

というお返事をいただき、これは期待大!であり、正直私ではちょっと苦労しそうなプロジェクトなので無駄な努力せんで良かったと胸をなでおろしたのであった。

というわけで、期待なMyShogiなわけだが、おそらくまず製品版がでて、それからちゃんと動きそうなオープンソース版が公開になる感じとおもわれるのでまだまだ待たねばならぬ。C#とあるし、MyShogiのGithubを覗くとやっぱり.NET環境っぽいのでもしかしたらMonoDevelopでビルドできちゃうのでは?と思い実行してみた。

ダウンロードしたソースをMonoDevelopで開いて、F7でMyShogiのビルドをしてみると


Done building project "MyShogi.csproj" -- FAILED.

Build FAILED.

CSC : error CS1617: Invalid option '7.3' for /langversion. Use '/langversion:?' to list supported values.
    0 Warning(s)
    1 Error(s)

とか怒られる。これはMonoDevelopについてくるコンパイラーがちょいと古いのか、ライセンスの関係かしらんけど Nugetでもって最新版をおとせばよい。

メニューのProject => Manage nuget packages...からMicrosoft.NET.Compilersをダウンロードする。これはプロジェクト毎にやらんといかんらしいので、MyShogiを新たにダンロードしたりした場合これをやり直す。

Nuget_2

ぬあんとこれだけで、じつはMyShogiのビルド自体は成功してしまい、MyShogi/bin/debugにはたぶんウィンドウズ用のEXEができている。まあ本当はビルドのターゲットをLinuxにしてやらないとネイティブアプリとは呼べないのでおそらくWINEと大差ないのだけど、とりあえず変更無しでクロスビルドできてしまったのには驚いた。

とはいえ、現在Githubにあるソースには駒や盤、畳の素材がないようで、画面は真っ暗で日本語も文字化け。

Myshogi_on_monodevelop

でもメニューから対局ウィンドウ出せたりはする。

Taikyoku

なんて経緯をツイートしていたらやねさん本人から素材の提供をしてもらったのでMyShogi-master/MyShogiフォルダにimageとimage_sourceフォルダをコピーして、TheApp.cssのコメントアウトしてある箇所をアンコメントしてやってビルドすると駒の画像がでるようになった。


            // 駒素材画像の変換
            ImageConverter.ConvertPieceImage();
            ImageConverter.ConvertBoardNumberImage();

盤と畳は重ねあわせとかの部分プログラム上で合成しているらしいので、そのへんは失敗してて、駒だけになっている模様。

ちなみに実行はコンソール上で


mono MyShogi.exe

とやって実行すると起動するが、EXEをダブルクリックしたりWINE経由で実行するとうまく行かない。

というところまでは二,三週間くらい前の話で、今日最新のコードを落として再現してみたらイメージの合成に失敗してウィンドウもでてこなくなったのでなんか変更あったのでしょう。

ちなみに、ぴよ将棋の絶妙な接待ぶりは級位者の私にはとても魅力であり、検討も速いわりに、技巧10秒で検討したときとあんまり評価値変わらない。ぴよ将棋すばらしい。そしてMyShogiも期待。

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    Jenny Mayhem
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