PythonでMatlabライクな環境を構築してみる その4
どんどん行きましょう。とうとうiPythonを導入していきます。
iPythonのWiki: http://ipython.scipy.org/moin/Documentation
Sourceforgeのダウンロードサイト: http://ipython.scipy.org/moin/Download
例のごとくWin32用のバイナリーセットアップファイル(ipython-0.10.1.win32-setup.exe)を捨てずに取っておくことを忘れずに,保存用のフォルダーに移動したらさくさくとNextを押しまくります。
C:\Python26\Scripts
にあるipython.batがあるのを確認する。
ちなみにこのバッチファイルの中身は一行で以下のよう:
@C:\Python26\python.exe C:\Python26\scripts\ipython.py %*
基本的にpython.exeにpyスクリプトと%*で起動オプションを渡しているだけのようだ。
このバッチファイルを実行するとipythonが起動し,初回起動ではユーザー設定の初期化が行われる。
C:\USER\ユーザー名\_ipython
に設定ファイルが出来てipythonrx.iniをいじると色々設定をいじれるようだ。ここでデフォルトで使うエディターの設定をしたりする。ipythonのカスタマイズはまだよう分からんので後で書く。
初期設定の後
Readline services not available on this platfrom.
Proper color support under MS Windows requires the pyreadline library.
と怒られる。
PyReadline: a ctypes-based readline for Windows
http://ipython.scipy.org/moin/PyReadline/Intro
を参考にするとシェルがカラフルになったり,クリップボード経由でコピペできるようになったりと便利になるらしいしなんかみんな使ってるようなので入れる。
ダウンロード先:https://launchpad.net/pyreadline/+download
他のバージョンのreadlineがインストールされていないことを確認して落としたバイナリーセットアップファイルを起動。1.6.1が最新だったのでそれ(pyreadline-1.6.1.win32.exe)を入れた。ipythonは勝手にPyReadlineを認識するのでこれでセットアップ終了。ipythonを起動しても怒られなくなってプロンプトがカラーになってたらOK。なんだか起動もだいぶはやくなってエラーもなくっなってすっきりした気がする。エラーの処理に時間がかかっていたのかも。
次はいよいとmatplotlibを導入してとりあえずは使えるMatlabライクな環境がそろう。
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