CarotDAVポータブル版でUSBメモリからDropboxへアクセス
追記)記事を書いた時には知らなかったのですが、Dropbox portable AHKという素晴らしいソフトがあります。個人でやっているらしいですが、2012年6月現在まで頻繁にアップデートがあり、しっかりとメンテナンスされていますので、Dropbox本家の方で変更があっても安心です。DropboxをUSBメモリで使いたい場合はCarotDAVよりもDropbox portable AHKをお勧めします。
窓の杜で紹介されていたWebDAVソフトのCarotDAVが昨年2010の12月のバージョンからDropboxに接続可能になっているらしい!!!さらにポータブル版もあり、USBスティックとかで持ち歩けるようになっているらしい。いままでDropbox PortableとかDropbox Portable ICEとかあったけど最近はメンテナンスが行われてないので外付けHDD持ち歩いてTortoiseやSynkron portableやWin Merge Portableいれてなんとかやってたけども正直Dropboxにスポイルされた身にはつらく、困っていたところなので個人的には大ニュース!
で、さっそく試しにこの記事の下書きのテキストファイルを外付けUSB HDDから起動したCarrot DAW (version 1.8.5) のウィンドウへとドロップしてみたら一瞬でDropboxサーバー → パソコン上の内蔵HDDへと同期された。しかもファイル名日本語だったけど問題なし。すばらしい。。。SkyDriveも同様に使えるみたいだし、そうすると25GB。開発、公開してくれた麗さんどうもありがとう!
使い方(窓の杜で説明がくわしくない部分を主に):
1
あせる気持ちを抑えつつ、まずはDropboxのバックアップをとることをおすすめする。
2
http://rei.to/carotdav.html からポータブル版の最新版をダウンロードする。
3
で、Dropbox開発者向けサイトからキーを取得するためにアプリの名前を適当にでっちあげる。。。登録されたアプリのOptionからdeveloper key と secret key をGetする。まあ自己責任で行いましょう。キーを他の人とシェアしたり他のアプリともシェアしてはいけません。ちなみに自分で登録したMyAppはいつでも削除できる。CarrotDAVでDropbox使うかぎりは登録しておいた方が無難と思う。
4
Carrot DAVを起動してConnection SettingのウインドウにあるAddからDropboxを選択
5
GeneralタブのSetting Nameには適当に自分用の名前をつける。
URI dropboxは空欄のまま。
ConsumerKeyにはAPIキーのdeveloper keyの方を入れる。
ConsumerSecretにはAPIキーのsecret keyの方を入れる。
6
Generalタブの下、Authorizeを押して、Dropboxで使っているメールアドレスとパスワード入れる。(Generalタブのさらに下の方にあるTestでテストしてみる。Account infoになんか表示されたらうまくいっているっぽい。)他のタブはとくに変更しなくても大丈夫。Proxyは実装されているけどあまりテストしていないとあったのでProxyタブからNo Proxyを選んでおいた。
7
Connection Settingのウインドウの下にあるConnectで接続する。
8
CarotDAVメインのウィンドウにファイルがでてきたら正常に接続されている。Dropboxとつながったとはいえ、CarotDAVではファイルシステムとしては認識されないので一度ローカルにコピーして編集してドロップしてアップロードという使い方になる。
まあDropboxのウェブインターフェイスからでも個別のファイルをダウンロードして編集してアップロードしてということはできるけども、作業が楽なぶん実用的というところが売り。
ちょっと気になったことはパスワードはソフトに記憶されるのでUSBメモリなどに入れていて、どっかに落としてしまった場合とかにDropboxが丸見えになるので気をつけたほうが良いと思う。Setting.xmlというファイル中に暗号化されて保存されるので、CodyやアタッシェケースでSetting.xmlを暗号化しておくとかTrueCryptで全体を暗号化するとかで対策をするべき。まあこれはDropbox Portable ICEにも通ずるというかUSBメモリ一般に通じる問題。TrueCryptは超速いのでドライブごと暗号化が面倒無いようだけどTrueCryptにはAdmin権限が必要なのが問題。まあドライブマウントするんだからしょうがない。TrueCryptをportable modeでつかうTraveler disk作成機能をつかってもTrueCryptのポータブル版つかっても結局Adminが必要。
DropboxのAPIって面白そうだけど、なんか開発できるほど技術も暇もないとか思いつつも、Python用のDropbox python libraryを発見し、ふつーにpython setup.py installしたら問題なくインストールされてしまった。うむ後で遊んでみよ。
追記)その後、二日と待たず結局Dropbox Portable ICEをインストールした。開発止まったとはいえ、まだ最新版のDropboxにもUpdateできたし、ふつーに使えている。CarrotDAVはポータブルなので出先でSkyDriveに使おうっと。
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