Chocolatey NuGetでウィンドウズのアプリ・パッケージ管理
Chocolatey NuGet: an apt-get for Windows
Windows8ではWindows ストアでアプリをダウンロードして、アップデートなども管理できる仕組みができたけど、XPや7ではPortableApps.comなどでパッケージ化されている一部のソフトのみで、Ubuntuのapt-getのような仕組みがあったらいいなぁ~と思っていたら、スラドの書き込みでChocolateyを発見。まさに、apt-getのウィンドウズ版みたいなソフトがあったのですね。Pythonのpipやeasy-installのようにバージョンを指定してインストールしたり、依存性のあるパッケージも自動で判定してインストールしてくれるようです。
パッケージも記事を書いている時点で1,957ほど用意されていて、例えばmysysgitだとかRuby、PythonからJavascriptのライブラリ(Node.jsなど)、VLCのようなオープンソースのアプリ、Chrome, Adobe Readerなどのフリーソフトなんかもあるようす。
インストール方法
洒落ているのはChocolatey NuGetのインストール自体にコマンドライン(パワーシェル)を使うのが推奨されていて
@powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "iex ((new-object net.webclient).DownloadString('http://chocolatey.org/install.ps1'))" && SET PATH=%PATH%;%systemdrive%\chocolatey\bin
をコマンドラインにペースト・実行するとインストールが完了してしまいます。インストール後はchocolatey /?でヘルプがでるのでこれを参考にchocolatey install chromeとかchocolatey update chrome -source http://somewhere.com/downloadとかやるわけです。
UbuntuのSynapticのような便利なGUIも利用可能
コマンドラインが好きな方ばかりではないのでSynapticのようなGUIも用意されていてcinst ChocolateyGUIでインストールできます。当方の環境ではインストール成功と表示されたにもかかわらず初めはGUIが起動しませんでしたが、PCの再起動後に無事に起動しました。
Available packagesのタブから利用可能なパッケージを簡単に探すことができます。
あとはどの程度トラブルなく運用できるかですね。ウィンドウズはカオスだから本当に大丈夫なのだろうか。Windows updateが.NetとかC/C++ランタイムとかJavaとか面倒みてくれているので個別のアプリで活躍するという感じでしょうか。
ちなみにオラクルがjavaruntimeの更新のたびにAskツールバーを誤インストールさせようとしてくるのを防げるかもしれないと期待して、試しにchocolatey update javaruntimeしましたがエラーで途中で止まってしまいました(SIGH)。無念。
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