ただで使えるPandoraみたいなインターネットラジオのまとめ 2013春版
お願い:日本でも使えるサービスかはテストできてませんので、もし使えない場合はコメントをいただけると助かります。
ずっと前に書いた日本からもただで使えるPandoraみたいなインターネットラジオのまとめという記事は長らく当ブログの人気記事でしたが、さすがに情報が古くなり、終了したサービスが多くなったり、新しいサービスがカバーできていなかったりという状況でしたので、いつものように人柱としてアカウント作りまくって新サービスを試してみました(と思ったけど今時のサービスはアカウントいらないのが多かったです。TweeterやFacebookなどとのひも付けも不要で使い始められました。)。
Pandoraってなに?のおさらい
Pandoraとはアメリカとオーストラリア、ニュージーランドでサービスを展開しているインターネットラジオで、アーティストや曲名で一度検索すると自分好みのインターネットラジオステーションが作れてしまうというサービスです。アーティストにちなんだ推薦曲を自動でかけてくれるので、飽きにくく長いことかけっぱなしにするのに最適です。Pandoraのすごいところは他の類似サービスに比べて推薦曲の精度がものすごく高いところにあり、まだ知らなかった自分好みのアーティストをどんどん発見してしまいます。そんな素晴らしいPandoraですが、残念ながら日本では使えません。カナダですら著作権使用料の関係で使えないらしいです。
日本でも使えるPandoraに似たサービスの有名どころ
そんな訳でPandoraに変わるサービスで日本でも使えるものには有名な所ではJangoやLast.fmがあります。Last.fmは月額料がかかりますが、アーティストのコンサートを地域設定やお気に入りのアーティストに応じて知らせてくれるサービスが強いのと、日本の音楽も割りと多いので使っている方も多いと思います。Jangoはただですが、日本のアーティストはあまり聞けません。しかし、洋楽はマイナーなものやインディーズを含めかなりカバーしており、さらに推薦曲の精度がPandoraに負けず良いです。ちょっとPandoraに比べると同じ曲がかかりやすい気がしますが非常に素晴らしいです。私は普段はJangoを今でもPandoraの代わりに使っています。
日本上陸が噂されるSpotifyやソニーMusic Unlimitedなどサブスクリプション型サービス
本編のまえにちょっと脱線ですが、日本上陸が噂されるSpotifyも最近始めてみました。フリーアカウントしか使ってないので、広告が音声で入ってきますが、まじですごいですねぇ。圧倒されています。サービスの概要はこちらのレビューが参考になります。日本でのサービス開始も近そうな感じですし、メールアドレス登録受付開始だそうです。ソニーのMusic Unlimitedとか日本発のサブスクリプション型がどたばた出てきたのはSpotifyが来る前になんとか地盤を固めようとしているのでしょうか。サブスクリプション型は正しい未来のように思えます。どのアーティストのどの曲がどのくらい演奏されたかとかはっきりわかるので、近い将来には気づいたら「JASRACいらなくね?」みたいな感じになっていそうです。ただで使えるPandoraみたいなインターネットラジオのまとめ 2013春版
今回も基本的には、前回と同じ基準で、作業中などに流しっぱなしにしておけるものを優先して紹介します。自分のテイストにあった新しいアーティストを発見できることも重視します。今回も結論からいくとgrooveshark.com最強すぎだろって感じです。Jangoすらいろいろな部分で上回っている感じです。ただし高額な著作権使用料を払っているまっとうなビジネスであるPandora、Last.fm、Jangoなどに比べると、groovesharkは合法性に疑問がありまくりで、いつまでサービスが存続できるか不透明ですね。
アカウント作らなくても使えるので、簡単。ユーザーが作った大量プレイリストがあるので、アーティスト名で検索するとそのアーティストが含まれるプレイリストが出てくるのでよさそうなプレイリストを選んで聴くだけ。結構長いプレイリストも多いので使える。音源はユーザーがアップロードしたものが含まれるそうで、いつまでサービスがあるかは不明。曲をスキップする回数が限られているだけで、あとは特に制限なくただで使えます。
これもアカウント作らなくても使える。アーティスト名では検索できないが、その時の気分似あわせてSPRING(春っぽい感じ)、PEACEFUL(平穏な感じ)などから選んで流れてくる曲を聴く。聴き始めると下の方に、推薦する他のアーティスト名やプレイリスト(MIXと呼ばれる)も出てくる。
曲のムードを判断するアルゴリズムはMP3が貼ってあるブログをひたすらクロールしてブログにある単語から推測するのだそうだ。ユーザーからのフィードバックで精度を上げることもできるらしい。
主にsoundcloudからソースを引っ張ってきている感じなのでsoundcloudにある大量の曲へのフロントエンドという感じでもある。これなら多分合法的なのでサービスがなくなる心配はsoundcloud次第だが、まあ少ないかも。
こちらもstereomoodのようにブログをクロールして曲やアーティストの情報を集めてデータベースを構築しているのだそうで、とくに曲やコンサート、アルバムなどについてhypemのサービスを通じてコミュニティ内で発信することができるのがユニーク。アーティスト名や曲名で検索するとブログ記事がヒットするので曲を聴きながら記事を読んでは、リンクを辿って次の曲へという流れ。受動的なPandoraのようなサービスに比べて能動的だが、新しいアーティストを発見するにはうってつけなサービスかもしれない。
Pandora, Jango, Last.fmに近いサービスで、最強すぎる。日本でも最近よく話題になっていますね。これもアカウント作らなくてもすぐ使えます。アーティスト名やジャンル、曲名で検索できて、検索結果の上の方に[Play Station]というボタンがあるので、これでPandoraのように検索したアーティストとその関連するアーティストからなるラジオが聴ける。その下には、さらにだだだっとデータベースにある曲のリストがでてくるのでピンポイントで好きな曲をプレイリストに追加できてしまうし、同じ曲を繰り返し聴くのも制限なし!! また、なによりもユーザーからのアップロードによって大量の曲が上がっていておそらく洋楽では最大のデータベースという噂。試しに宇多田ヒカル、Tommy february6で検索するとたくさんヒットしたので日本のものもかなり有りそう。隙がない。どうやって収益化しているのか、アメリカのすべてのメジャーレーベルから訴えられているがこの先どうなるかなど疑問は多いが、すごいサービス。訴えられたあとにGoogle PlayやApple storeからアプリが消えたらしいですが、Androidならインストールは公式サイトから可能らしいです。
ちなみにウィジェットもあって、ステーションをつくったらブログやホームページに貼っつけられます。
サインアップしないと使えない。キャプチャがむずかったぞ。Tweeterを意識してデザインしたみたいで、ある曲について140字以内でつぶやくことをblipするといい、自分が知ってる曲をblipしたり、他のユーザーのblipを頼りに面白そうな曲を探すらしい。プログラマーなら知っているstackoverflowみたいなバッチシステムでユーザーの活動・貢献に応じてバッチがもらえる。それなりに楽しそうなところなので、しばらくつかってみようかなぁ。
ちょっと用途が違いますが、有名なサウンドクラウドも使いようによってはラジオになります。トップページから下の方のFind out moreを押して次のページの上のHomeの隣に出てくるExploreをクリックするとジャンルごとに聞けるステーションが出てきます。左のメニューにある大きなジャンルをクリックすると、細分化されたサブジャンルにもいけます。おすすめはLatin Jazzでたまに聞きに来ます。基本的にはインディーズなクリエイターが自分の曲をアップする場所的なところなので合法かつメジャーなレーベルにはない斬新な音楽なんかが発見できます。このジャンルステーションに出てくるようなのはレベルが高いです。音楽だけではなくポッドキャストだったり語学講座だったり、インタビューだったりいろいろとあるのも面白いのです。
ちなみにウィジェットも貼っつけられます。
いまいちだったサービス
合法性を謳ったサービスでこれもアカウント作らなくても使えます。アーティスト名や曲名で検索するとリストが出てくるのでプレイリストに加えていく。ただし、ちょっとマイナーだと全然出てこない。
曲名、プレイリストの検索ができてすぐに聴ける。しかし、ちょっとマイナーなのは出てこないし、重い、何度か曲の途中で勝手にスキップした。
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