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2013年4月10日 (水)

Plunge Protection Teamによる金・重油価格操作

素人が、経済問題を斬るコーナー第3回目でございます。今回は一回目に紹介したジム・シンクレア氏の予言の続きのお話です。

予言では3月終わりまでに金価格が底値に達し、あとは上昇し続けるはずでしたが、実際には、期限後もしばらく下げ続けました。そしてようやく上昇が2-3日続いた4月5日に、King World Newsのエリック・キング氏がシンクレア氏のインタビューを行った要約が掲載されましたので、適当に訳してみました。

The Plunge Protection Team (PPT)

シンクレア:PPTは想像上のものではない。ホワイトハウスには経済・市場のアドバイザーグループが存在する。このグループは市場の非常時に会合する。率直に言えば、市場に介入する政府組織があるということだ。

問題なのは、現在彼らが世界中のあらゆる市場に介入していることだ。もともとは非常時において市場の混乱を沈静するために作られたこのグループが、いまや世界中のすべてのマーケットを支配してしまっている・・・。

この新しいマスターの仕事の一部は、重油や金のような重要なコモディティーの価格をコントロールすることだ。重油価格が上昇すれば、それはインフレーションを意味する。金価格の上昇は米ドルの価値に疑問を投げかける。前にも述べたように、PPTに対抗するためにはRally Protection Teamが必要なんだ。

キプロスの惨事以降、金市場では金価格の下落が起こっているが、これには全くなんの説明可能な理由がない。預金者のお金を取り上げるというこの新しいアイデアは、2008年以来続いてきた世界の経済政策に真っ向から逆らうものだ。

しかし、現在政府が多くのマーケットを操作しているために、どうやってうまくつじつまをあわせているのかは理解しがたい。世界のほぼすべての主要なマーケットはなんらかの方法でなんらかの政府組織によって操作されている。これは崩壊しかけているダムの無数の穴に、1000本もの指でもってすべてに蓋をしてあるようなものだ。

このような政策が長い間機能するなんてのはまさに奇跡であろう。忘れていけないのは、このような操作は結果としてポジションをつくりだすことだ。もし、8つのエージェンシーがアメリカ政府のために金をうって米ドルを守ろうとするならば、かれらはポジションをとったということになる。

このようなポジションは大衆には適切に報告されていないにもかかわらず、影響は蓄積する。そのようなポジションは、自由市場に干渉し、市場に人だかりのある場所を作り出す。

また、ある一方に振れ続けるマーケットというのは、秩序のある価格の形成の終わりをもたらすということも忘れてはいけない。私(ジム・シンクレア)は、われわれは今まさに実際のマーケットが政府の干渉によるポジションに直に対抗している状況にあり、市場は軌道変更への準備が整っていると信じている。

金市場についての私(ジム・シンクレア)の予測は変わっていない。2-3日予言よりも遅かったかもしれないが、私が見る限りにおいてすべてが、金価格の下降は終わりを告げており、マーケットが政府のこけおどしを見抜くにつれ、今週にも証明されるだろう。

エリック・キング:この間のポール・クレイク・ロバート博士のKing World newsでのインタビューについてはどう思いますか?

シンクレア:ロバート博士はたいていの人には理解が難しいことをいっていましたね。彼はQE(量的緩和)の限界について話していた。人々は無制限の量的緩和が可能と思っている。でも、ロバート博士は無制限であっても米ドルは大量のドル札の発行による影響をうけて弱くなるまでの一定の時間しか持たないと明確に指摘していた。

つまり、ある意味において、量的緩和政策は米ドルが確固たる地位を占めているように見えている限りにおいてのみ可能なものだということだ。現在、米ドルは自由に取引されていて、地位は明確だ。しかし0.79になったら疑問符がつく。USDXが0.72までいったらもう量的緩和は不可能だ。つまり、もし0.72以下になって量的緩和が継続できなくなったらば危機がおとずれたということだ。

そこからは雪だるま式に状況が悪化して、ドルは急落し、経済は冷え込む。これはすべての経済問題の偉大なる母となる。

エリック:ロバート博士はバーナンキが崩壊が始まる前に次の人(the next guy)にバトンを渡したいと考えていることにも言及しました。

シンクレア:次は男じゃなくって女性かもしれないけどね(イエレンFRB副議長)。缶蹴りでは、缶がけれない状況では姿を現しちゃいけないのは常識だ。キプロス危機の最中に、バーナンキは連邦準備制度理事会(FRB)の議長職に留まらない可能性を強く示唆したからね。

これは重要なことだね。なぜならバーナンキ議長はだれかが揶揄するように前議長(グリーンスパン)のケツもちではないと思うし、崩壊がまさに起こっているときには議長でいたくないだろうからね。もしキプロスがバーナンキ議長が計画していた不良債権処理を挫折させようという試みだったとしたら、信憑性が増すしね。

もしキプロスが預金者のお金を取り上げるのに使われたら、それは大きな変化だね。もしこれが実際に新しい戦略ならば、2008年移行に銀行システムを維持するために費やされた多額の費用が無駄になったことがすぐに判明するだろう。議長の再任の失敗という形での退任があれば、それはバーナンキがIMFのキプロス解決策によって彼の努力が無駄になったと判断したということを意味するだろう。そしてこれは終わりの始まりを告げる重要なシグナルだろう。

インタビューでは数日予想より遅れたけども、これからは上昇し続けると言っていましたが、言っているそばから5日中には再び下落し始めるという感じで、敵はまだ玉を残していて、発言を狙い打ちされているようにも見えなくもありません。まあ、あまり短期的なことをみていてもしょうがないですが。予想はまだ当たったとも外れたというにも早すぎます。どうなるんでしょうか。終わりの始まりとか怖すぎます。。。銀行はETFとかのペーパーゴールドを実際に保有している以上に売りまくっているらしいですから、Gold ETFとかを持っている人が売っぱらって実物の金に買い換えるラストチャンスだったりするのでしょうか。

Rally protection teamとかいうのが、よくわからないのでググっていたらマイケル・エドワードという人が書いたPPTに関する似たような記事をみつけました。これによるとWall StreetがPPTのと呼ぶ組織は、もともとは1987年の"Black Monday"の再発を防止するために作られたもので、メンバーは4人しかおらず、現在では本来の役割を通り越してデリバティブに大量のお金を投入して、アメリカ人の貯蓄と年金基金を危険に晒しつつも、一般の投資家が金・銀・重油などのコモディティ市場に対して弱気にさせるように仕向ける代わりに株価とドルの価値を吊り上げるように操作しているという話です。だいたい話がインタビューと一致しています。

これがうまくいくなら盤石なアメリカ経済というのは世界のためにもいいことですが、もしこれが破綻したら緩やかな変化は期待できない訳で、非常な混乱が恐ろしい速さで来るのでしょう。そんなことにならないといいですが、Silver doctorを読んでいると金を売りたい人たちの共同謀議だなぁと笑い飛ばすというよりは、やっぱり不安になります。今、自分にできるのは紙切れになりそうなものを処分して、実物の金・銀を買い込む、中国の人民元を買い込むくらいしか考えつかないっす。人民元は金本位制になる準備をしている可能性があるらしいので、ドルが崩壊したら世界の基軸通貨は人民元でしょう。繰り返しますが、当方経済はずぶの素人です。。。

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