建築学の学位をもつイラン人女性歌手タラ・ティバさんがめちゃ巧い件
こちらは、オーストラリアの西海岸の都市パースで活躍する歌手タラ・ティバさんのラジオ番組(ABCラジオ)でのインタビューです。ホストはJames Lushで、タラ・ティバと発音していますが、これは英語的な発音かなとおもったのですが、イランの言葉でのインタビューでもタラ・ティバと発音したりチバと発音したりしてます。きっとティバの方が通りがいいですね。
もともとペルシャの伝統音楽の一種であるペルシャ・ラディフとしてのトレーニングを7年ほど積んだ歌手で、さらに建築学の学位も持っているそうです。
イランのテヘランから2012年にパースに移住してきたタラさんは、Western Australian Academy of Performing Arts でジャズの勉强をしていたようですが、パースで開催されたFairbridge FolkWorld Festivalというのがきっかけで有名になり、現在はパースでプロの歌手として活躍中ということです。
しかし、きれいな英語ですねぇ。惚れ惚れします。英語はもともと話せたそうですが、来て2年でアクセントがかなりオーストラリア人の訛りになってしまうなど、音楽の才能があるひとは言語の習得も速いですね。
イラン人の歌手といっても他に知っている人もいないし、全然ピンと来ないんですが、本国でも女性が歌手になるなんて考えられないそうで、1984年生まれだそうなので、ちょうど生まれて5年くらいでイラン革命が起こってそれ以来、女性が公共の場でパフォーマンスをするのは法律で禁止されているそうです。それでもプロの歌手になれたのは、学者の家に育ったリベラルな環境のおかげだそうです。
Segodar
インタビューの5分くらいから曲がかかりますが、これがまあ代表曲的な扱いのようですが、Segodarという曲で、歌詞はハッピーな曲らしいです。他の曲の歌詞はほとんど悲しい曲で、イラン人が聴くと泣いてしまうようです。 こちに貼ったのはSegodarのフルバージョンです。かなり中東的なエスニックな音楽で、癖になります。
Fly me to the moon
タラさんは、サウンドクラウド物色してみつけたんですが、この曲がきっかけでした。巧すぎてぶっ飛びました。
枯れ葉
もう一曲カバーですが、これも良いです。 ワンコーラス歌ってからは伝統音楽の歌唱法でもってインプロヴァイズするんですが、なかなか。
My King My Moon
こちらは伝統音楽をベースにした一曲。アレンジがおしゃれで好きです。
という訳でファンになったのでファースト・アルバム「A Persian Dream」をCDBabyで買ってしまいました。いいですよ~!
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