香港時事ネタ。青年新政の議員デュオ ヤウとレオン
RTHKのニュースをみて、美人の女性議員さんとハリー・ポッターみたいな青年議員さんが気になったので、ちょっと調べてみました。間違い等あればコメントください。
2014年の香港の自治を中共から守ろうという雨傘革命から、学生たちが作った政党が青年新政。英語の記事ではYoungspirationと訳される。
2016年、そんな彼らが香港特別行政區立法會に議員を送った。
25歳のヤウ・ワイチン(Yau Wai-ching 游蕙禎)もその1人。議会で晴れて議員として活動するには、香港の政治制度を守り、議員として適切に行動することを宣誓(oath)をする必要があるが、この宣誓は予め決まっていることをいうだけで、形式的なもの。この宣誓にヤウ・ワイチンとシクスタス・レオンSixtus Leungは「Hong Kong Is Not China」というバナーを身に着けてやってきて、宣誓中にHong Kong Nationとか言ったり、あからさまに中共に挑戦する内容をぶっちゃけたので、議会が大混乱。(シクスタスの部分は読み方があっているか、香港人に聞いてみましたが、あまり聞いたことがない名前なのでわからんといわれました。)
定形の宣誓文を読むだけなのに、Chinaの発音をShinaにして、つまり日本語の「支那・シナ」という現代中国では差別語として定着した発音にして挑発するという漢っぷり。republic(共和国)の部分もPeoples Re fuking of Chee naと発音する。この辺は彼らの支持者も、大睦の普通の中国人も敵に回す悪手だと思うけども、とにかく若さのまま突っ走る。
1:22から青年新政のデュオ。レオンさんは例のバナーを身に着け、ワイチンさんはバナーを堂々と前に広げて「Hong Kong Nation」とぶちかます、その後の方は懐かしの牛歩戦術ばりの超ゆっくり宣誓分読み上げ攻撃!
香港独立行政区の議会も大多数は親中派というか中共と仲良くしていこうという人で占めているし、当然議長も激おこ。
今回新人の議員になった内、合計5人も宣誓内容・態度が相応しくないということで、宣誓が認められないという事態になった。宣誓が認められないと議員として活動できず、議決にも参加できないないという異常事態。
とくに酷かったデュオに関しては謝れと各所から批判がでたが、二人とも謝らないの一点張り。支那は中国の人々を馬鹿にしたのではなく、「中共」に向けられたものだ。というのが釈明。ふーむ、あんまり意味のないところで頑張ってもしょうが無いし、自分たちで自分たちの議会に敬意を示せないのでは支持も広がらないと思うんだけど。若さですね。
この5人に関しては、文書で要求があれば、宣誓のやり直しの機会が与えられるようで、二人とも既に文書を議長に提出済みです。
こちらは立候補した時のインタビュー。普通の可愛らしい大学生って感じですね。
口に飲み込まれているぬいぐるみとか、マウンティングしているネズミとか、カメラに抜かれてますが、意味は明らかですね。
2017年からの新しい普通選挙制度で、一人一票になり、香港市民は中共が予めえらんだ議員からすきな議員を選べるようになりますが、いづれにしても一国二制度は返還から50年しか約束されていません。その後どうなるかは不明です。
まあ中共に勝てるわけがないけども、若者が民主主義のために戦って実際に議員まで送っているというのはある意味羨ましいですね。あ、日本にもSEALDsがありました(草)。
ヤウさんが突然行方不明とかにならないことをただただ願います。深センとかに安いからって美容マッサージとかに行くと危ないんじゃないかとかハラハラシてしまいます。もう普通の暮らしには戻れないでしょう。それでも戦うんですね。
« VirtualBox上のSAS University EditionサーバーにLAN経由でアクセス | トップページ | アメリカでハマったコテコテのブルーチーズディップソースを作ってみる。 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ウイルスを殺すのは簡単。人に無害でやるのが難しいの!! 二酸化塩素「こう?えい!」(2020.03.11)
- 日本に選挙不正はあるのか?(2018.12.19)
- 日本のシャワーヘッドはアメリカ・ヨーロッパでつかえるのか(2017.06.18)
- 香港時事ネタ。青年新政の議員デュオ ヤウとレオン(2016.10.20)
« VirtualBox上のSAS University EditionサーバーにLAN経由でアクセス | トップページ | アメリカでハマったコテコテのブルーチーズディップソースを作ってみる。 »
コメント