2020年3月11日 (水)

ウイルスを殺すのは簡単だ。人間に無害でやるのが難しいの!! 二酸化塩素「へー」

お断り。この記事にあるのは全部宗教の話です(一番下のビデオを参照)。科学的な論議をしているように感じるかもしれません。しかし、これは全部宗教の教義のお話です。

記事のタイトル(ウイルスが怖いならMMSで酸化しちゃえばいいじゃない(マリーアントワネット風) )があまりにふざけてたのか誰も記事読んでくれないので変更しました。

さて、いよいよこれについて書く時が来てしまった模様です。私は生物学専攻で職業研究者でありんすので一応薬がどう働くのかとか薬の副作用の怖さとか、どうやって臨床試験をするのかとかそれなりに知っている訳で、MMSを昨年の春に知ったときはそんなアホなというか、信じられなかったですね。というか論文いくつか読んだ今でも作用機序を理解できたとは思えないんだけど、安全性の方は適量を適切な濃度で取った場合は大丈夫そうだなというところまでは文献を読み進めて裏が取れました。

またバクテリアやウイルスを破壊して殺菌効果があるのは実際に水道水の殺菌などに広く工業的に使われているんだからいいんだけど、なぜ健康な細胞には無害なのか?というところが非常に疑問だったんだけど、これについてはNoszticzius et al (2013)らの論文(PLOS One)があり、細胞の物理的な体積の問題なのかとそれなりに理解できました(後述)。しかし、それでもじゃあ腸内細菌とか善玉菌はこれでいなくならないのか?とか疑問が残るのでむやみには使わないほうがいいなとは感じていたわけです。だから買ったはいいが、普通の風邪くらいでは自分でも試して見る気にはなれずにいて、自分で試したら記事にしようと思っていたのでなかなか記事にできないでここまで来たわけです。

しかし、新型コロナウイルスで状況が変わりました。私の住むヨーロッパでも感染者が日に日に増えて来てますし、治療薬が世の中にでるまでは多少時間がかかります。ワクチンも来年のシーズンに向けてでしょうし、いざという時用のオプションがほしいところです。

というわけで自分ではまだ試してませんが、だれでも入手可能な薬の情報は出してしまおうと。まあ安全性や効果はインターネットで英語圏の情報を私なりに調べた限りですので、あくまで自己責任でお願い申し上げます。

 

MMSとは?

まずはジョーダン・サザーさんの記事から箇条書きして行きましょうか。

  • MMSとはmaster mineral solutionとかmiracle mineral supplementとか非常にぼかした表現でなにかを指している略語です。
  • MMSのその正体(最終的な活性分子のいわゆるactivated MMS)は二酸化塩素chlorine dioxideであり化学式で書くとClO2です。
  • (注:Jim Humbleの定義ではMMSはSodium Chloriteつまり亜塩素酸ナトリウムで塩酸を混ぜる前のchlorine dioxideの前駆体のことを指しています)
  • ウイルス、バクテリア、がん細胞をなぜか選択的に殺します。基本的に酸化剤(大事!後述。)として働き殺菌します。
  • 汚れた水から飲水を確保するための殺菌剤としてキャンプ愛好家が広く使用しています(低濃度なら飲んでも安全性ということ)。
  • 米軍は炭疽症やエボラなどから身を守るために戦地では濃度高めのClO2で水を浄化したりします(濃度高めでもまだ飲める)。
  • jimhumble.coのジム・ハンブル氏やProject Green Lifeを運営しているダニエル・スミス氏が飲用するといろんな感染症に効くという経験を周知活動している。すでに経験者が多数いてHIV(エイズ)が治ったと主張する人がYouTubeに多数いる。MMS HIVで検索してみて。
  • ダニエルさんはあまりに効果があるMMSを広めすぎてたので製薬会社を敵に回し、裁判に負け51ヶ月禁錮となりました。
  • FDA(アメリカで新薬を承認する権威のある政府機関です)はClO2は危険であるという立場で2010年と2019年に一般向けに警告しています。

うっそ臭いですよねwww

二酸化塩素の分子構造

二酸化塩素の化学式はClO2で、図にすると以下のような構造・・。

Chlorine_dioxideelectrons_and_anglesvg

高校で化学を専攻した人ならばおわかりと思うのですが、この化学式なんか奇妙ですよね?二重結合はわかるけど、なんすかClの上の斜めの線?あまり見たことない。つーか電子数おかしくね?となりません?

食塩NaClを水に溶かすと普通イオン化して普通Na+とCl-になりますよね。酸素原子って電気陰性度高いんじゃなかったっけ?それなのに電気的にマイナスな塩素イオンが酸素2つと二重結合?中性の水のなかじゃあまりおきなそうにない変化ですね。全体的にも電子余っていて不安定に見えますね。酸化剤として使えそう?

なんて上のような雑感はウィキペディアにもはっきりと「塩素原子上に不対電子をもつ原子や分子、あるいはイオン(ラジカル)であり、反応性が高い。 」とか「塩素酸に、その他の酸を溶かして得られる。 」とか書いてあるので正しい訳ですね。つまり、あまり安定な分子ではなく、実際にMMSは使用時に酸(HCl)を混ぜて二酸化塩素を作り、活性化MMSとして新鮮な内に使用します。二酸化塩素の状態では販売していません。MMSとは酸を混ぜる前の亜塩素酸ナトリウム (Sodium chlorite)溶液のことです。亜塩素酸ナトリウムは電気的に中性で安定ですが、二酸化塩素は塩素のところの余った電子が酸化剤となる所以で、酸性の水で塩酸という二酸化塩素よりもより強い酸化剤によって酸化されてできる不安定なラジカル分子ということですね。

ウィキペディアの用途の項にも

「殺菌作用があり、殺菌目的として水を消毒するだけでなく消臭目的の消臭材などにも使われる。それだけはなくメタンの酸化目的にも使われる。パルプを製造するとき、繊維の漂白に用いられる。かつて塩素ガスが用いられていたものが置き換えられたものである。」

と書いてあるのでこの弱い酸化剤は殺菌目的に商業・工業的にもう何十年も使われてきたということがわかります。

二酸化塩素の安全性

いくら殺菌効果があるといっても、菌と一緒に飲んだ人間も殺してしまったり、飲み続けたときに発がん性があったりしては元も子もありません。二酸化塩素って飲んでも安全なんでしょうか?

ウィキペディアには

半数致死量 LD50 292mg/kg(ラット、経口)

とあります。理系の生物系じゃない方に説明すると、体重1kgにつき292ミリグラムの二酸化塩素を摂取するとラットの場合は半分の個体が死ぬという値です。まあラットは普通は1kgまでには大きくなりませんので、実験によく使われるハツカネズミさんの場合(マウスですが)、体重が軽いのでたとえ50グラムの太り目の個体だったとしてもたった15mg(0.015グラム)の二酸化塩素を食べると死ぬ確率が50%ということです。怖いですねぇ。。。安全性大丈夫かぇ・・・。

一滴の水滴はだいたい20マイクロリットルですので重さにして20mgです。つまりこの15mgの二酸化塩素というのは水滴一滴より軽いほどの微量なのです。そんな量でネズミさんは死にかけるのです。

しかし、難しいもので同じウィキペディアの記事内にこんな記載も見られます。

「2008年(平成20年)、強毒性H5N1型鳥インフルエンザの人型変異とそれに起因する世界的大流行(パンデミック)への懸念から、空間消毒薬として二酸化塩素ガスが注目され、日本の経済報道番組[3]でも紹介された。それ以後も日本のプロ野球団で使用されているとスポーツ紙で取り上げられる[4]などしている。しかし、二酸化塩素の安全性は経口摂取では確認されているものの、長期間低濃度雰囲気での暴露に係る安全性の検証(毒性試験)は不安定で反応性の高いガスである為か、世界的にみても十分とはいえない状況である。」

殺菌効果を期待して二酸化塩素のガスを噴霧して街中を殺菌しようというアイデアがあるのですね。しかし、鳥インフルエンザへの緊急対処とかの短期間ならまだしも用途を広げて長期間の暴露があった場合、健康被害がないのかについては疫学的な証拠が足りないという訳です。それはそうですよね。新しいアイデアでまだ十分に試されてないんで、確かなことは誰もわからない。当たり前です。

それはいいんですけど、さらっと経口摂取では安全だと書いてありません?えっ?飲んでも安全なの?

経口摂取の安全性が確認されていると書いてあるとはいえ、文献が示されていません。ウィキペディアで文献なしでは全く話になりません。

ではちょっと文献を漁ってみましょうか。ざっとPubmed検索するとLubbers et al (1982)という論文が見つかりました。

Controlled clinical evaluations of chlorine dioxide, chlorite and chlorate in man

これ、古いのにオープンアクセスで全文読めてしまうんですが、飲用水の消毒に使われる二酸化塩素や亜塩素酸塩そして塩素酸カリウムの毒性についてヒトの臨床試験をしています。一つの論文でPhase IからIIIに相当する試験をしていてPhase Iでは健康なボランティアの方に低い濃度からどんどん濃度を上げていって毒性、副作用について検査しています。Phase IIでは消毒に十分な濃度である5 mg/Lで12週間毎日摂取してもらって毒性をみています。Phase IIIではとくに酸化ストレスに対して健康被害が想定されるglucose-6-phosphate dehydrogenaseという酵素に疾患をもつ患者さんで同様に5 mg/Lで12週間毎日摂取してもらっています。結論としてはいづれのテストでも「There were no obvious undesirable clinical sequellae noted by any of the participating subjects or by the observing medical team」ということでとくに明確な副作用はボランティアしてもらった被験者やテストをした医師とそのチームからも観測されなかったということです。これは「Physiological impact was assessed by evaluation of a battery of qualitative and quantitative tests」とあることからも単なる印象ではなく血液検査などから各種の数字を比べた上で臨床試験として意義のある結果ということです。

つまり、飲用水の消毒に使われる程度の二酸化塩素の濃度であるならば健康被害はないという結論なのですね。Phase IIで5 mg/Lという濃度に設定したということはこの濃度で飲用水の消毒ができないと論文の意義がありません。そして、水道水の消毒など商業的に使わているような濃度では安全であるというのは驚くべきではありません(そうじゃないと困る!)。人間は60kgくらいあるので50gのハツカネズミとは違って毒性のある物質もある程度は堪えられるということでもありますし、二酸化塩素はそんなに毒性ないのかもしれませんし(後述) 、飲用水の場合、二酸化塩素が気化して抜けていくのが早いので浄水場から家庭に届くまでにほぼなくなっているように思います。

とはいえ、5 mg/Lという割と安全性が確認されている濃度でもMMSは体内のHIVウイルスやバクテリアそしてがん細胞に効果があるのでしょうか?ここが残念ながら単純にはいかないので、計算と推論が必要です。

それではジム・ハンブルさんのページから必要な濃度・容量を割り出してみましょう。ジム・ハンブルさんのページではまず前駆体であるMMS溶液をつくり、それに酸を混ぜて”activated MMS”を作る過程を説明していますが、いまいちどれだけ最終的に服用したらいい量なのかがわかりにくい文章ですね。そこでこちらの宗教ビデオを見るとMMS一滴とHCL一滴と説明していますね。言われてみると、ジム・ハンブルのページにも確かに「When using these two acids in these percentages always use 1 drop of acid to 1 drop of MMS」と書いています。わかりにくいなー、比率の話かと思ったわ。

先程の水一滴は20マイクロリットルの経験則を適用すると一回服用するときにはMMS一滴つまり20マイクロリットルでいいのですね。ここから濃度というか一回に何mgを飲む必要があるのかを算出します。

ジム・ハンブルのレシピから280gの亜塩素酸ナトリウムに780gの水でつくるけど亜塩素酸ナトリウム粉末は80%粉末なので、28%じゃなくって22.4%だという話だからこれは重量%ですね。するとMMSが100mlの時に122gの重さとあるので、亜塩素酸ナトリウムの重さは122の22.4%で27.328gになる。

濃度27.328 g / 100 mlのものを20マイクロリットルだから20/1000 mlで

27.328 g / 100 ml x (20 / 1000 ml) = 5.4656 mg

つまり5.5mgほどの亜塩素酸ナトリウムから作られる二酸化塩素を一回で飲む訳ですね。1 molのNaClO2から1 molのClO2が出来るのでモル重量をみると90.44g/molと67.45g/molだから重量はまあ約2/3になる訳ですね。計算すると約4mg/Lになります。つまりMMS一滴とHCL一滴とで作った活性化MMSを一リットルの水に薄めて飲んだとすると、先程の論文でみた5 mg/Lよりちょっと薄い位になりますね。

先程の論文では5 mg/Lの溶液を朝500ml、夜500mlに分けて二回飲んでもらっているので一日の摂取量としては5 mgで同じです。しかし、さっきのビデオでは活性化MMSを大体100ml程の水で薄めて飲んでいるので濃度としては十倍と言えなくもないです。まあ濃度より絶対量の方が大事ですので、それほど慎重になる必要はありませんが、直接は比較できなくなっていることだけは指摘しておきます。しかし、個人的には朝晩に分けていたのを一気に飲んだだけなので二倍の量を一気に摂取ということですが、Phase Iの部分で24mgを摂取している実験もしているので(つまり12mgを朝に飲む)、それを踏まえると大丈夫そうだなと思います。

まあ活性化MMSをジム・ハンブルの方法で飲んだこの方の体験談としては一回目のあとは下痢になったけど大丈夫だったとあります。あとこの方は最初の4日間は解毒作用が強烈で大変だったとも。

またジム・ハンブルのFAQにもあるように体内の悪玉バクテリアを一気に殺してしまうと、死んだバクテリアからもろもろの毒素が流れ出てくるので、それによって吐き気がしたり頭痛がしたりと色々と副作用が考えられるのです。なので初めの数回はもしかしたら作った活性化MMSは全部は飲まずに1/3だけ飲むとかから始める方が無難かもしれません。

私は漢方医から処方してもらったこと何度かあるんですが、漢方薬って苦いし飲んだら一日くらいはなんか気分悪くなったり下痢したりします。毒素が抜けるときとはそういうものですし、これは仕方がないですきっと。

健康なボランティアの人が5 mg程の二酸化塩素を12週間ほど毎日飲んでも大丈夫な訳ですから安全性はかなり信頼できそうで、殺菌作用についてはこれまた実用例に枚挙があるわけでこれも大丈夫となるとMMSってかなりいけそうなんじゃないの?と思える訳ですね。

 

作用機序について

さて、これは私もよくわからないんですが、一つ論文を紹介します。

上述したNoszticzius et al (2013)なんですが、論文タイトルが

Chlorine Dioxide Is a Size-Selective Antimicrobial Agent

とあります。バクテリアに効く薬だけど細胞の大きさに敏感なんだよということを言っているようです。アブスト読んでみると一文目から「ClO2, the so-called “ideal biocide”, could also be applied as an antiseptic if it was understood why the solution killing microbes rapidly does not cause any harm to humans or to animals」といきなり来ます(文章変だけど)。大丈夫かそんなにぶっちゃけて?と心配になります。PLOS BiolじゃなくってPLOS Oneとはいえ、割と権威ある雑誌で有名といえば有名な雑誌ですからね。

訳すと「二酸化塩素は理想的な細胞殺傷薬であり消毒薬でもあるけどなぜ人間の動物細胞や人間の健康には被害を与えないのかは謎である。」と言い切っているわけですよ。のっけから。えっ?そんな夢のある話を事実のように語っていいの?と心配になりますが、どうやらこの論文では怪我して擦りむいたところなどにつける消毒薬として扱っていますね。飲み薬ではないという認識でどちらかというと、塗った局部から体中に広がらない性質がないと消毒薬としてはよいとは言えないとか言っています。

他にはディスカッションに

ClO2 is a strong, but a rather selective oxidizer. Unlike other oxidants it does not react (or reacts extremely slowly) with most organic compounds of a living tissue.

とあって酸化剤ではあるけど二酸化塩素はなんでも酸化するわけではなく生き物の中にみられる殆どの有機化合物とは反応しないとあります。へー。でも

ClO2 reacts rather fast, however, with cysteine [22] and methionine [34] (two sulphur containing amino acids), with tyrosine [23] and tryptophan [24] (two aromatic amino acids) and with two inorganic ions: Fe2+ and Mn2+.

ともあって、主にタンパク質と反応するようですね。しかもシステイン、メチオニン、チロシン、トリプトファンが含まれているものと速く反応するようです。

実験としてはタンパク質の膜をつくって二酸化塩素がタンパク質と反応して酸化して膜に侵食したり、拡散してどっかいっちゃったりするの両方が起こるけど、侵食の様子を理論と実験とで検証してモデルつくってみたところ、サイズの小さいものはものすごく速く破壊できるけど、大きいものほど時間がかかることが判明(直径の二乗に比例)。

皮膚の擦り傷なのを消毒するような状況を考えると二酸化塩素が気化したり、汗で体から抜け出てしまう短い時間の間でどのくらいタンパク質を破壊できるのかという視点で見てみると、小さなタンパク質とかウイルス、小さな単細胞生物(バクテリアとか。1ミクロン程度)は二酸化塩素がよってたかって取り囲んで酸化して破壊してしまうけど、ある程度大きな細胞(動物細胞。十倍は大きい)やそれが細胞組織を形成した場合これを浸透するのに時間がかかり過ぎてしまいほぼ無害になると計算できてしまうという話。つまりバクテリアの細胞膜にしかないような特殊なタンパク質とかを選択的に認識して破壊しているのではなく、単純に体積の問題だと主張しているわけですね。

あと細胞レベルで考えるのでなく、細胞が集まった組織で考えると、一気に厚さが増えるので表面にある上皮細胞とかはリスク高いでしょうが、深いところにある細胞は割と安全なのかも。実験でも数分ではタンパク質の膜を50ミクロン以上は浸透しなかったようので、皮膚の擦り傷なのを消毒するような用途を考えると安全であると結論しています。

残る疑問点

しかし、疑問なのは

(1)バクテリアの直径が1ミクロンの球だと仮定すると2.9msであっさり殺すが、直径が大きくなると直径の二乗に比例して時間がかかるという。もし20ミクロンの直径の単細胞が浮遊しているなら、約1.2秒くらいという私の計算になるので、動物細胞(もし毛細血管から浸透するなら赤血球とか)もやっぱ死ぬんじゃないの?と思ってしまうこと。しかし、臨床試験の結果はなぜか安全!!なぜだ。

(2)あと、活性化MMSはがん細胞も選択的に殺す!とよく言われているんだけど、これもよくわからない。がん細胞は大きさも見た目も健康な細胞から素人だと全く見分けつかない。直径が大事だったんじゃ???となるのですね。

(1)については、動物細胞は酸化ストレスに強いから弱い酸化剤の二酸化塩素にアミノ酸が多少傷つけられても修復するメカニズムがあるから大丈夫だけどバクテリアは酸化ストレスによわよわなのですぐ死ぬということかもしれません。動物は進化の過程で危険な酸素を摂取して食べたものを代謝をしてエネルギーを得るというバクテリアから見たらまじかよというアクロバットをしている訳ですよね。人間の体に寄生しているようなのはまず嫌気性なはずです。ウィキペディアをみると大腸菌、サルモネラ、ビブリオ、ヘリコバクター(ピロリ)は全部嫌気性です。

構造が似ているといえば似ているブリーチ(NaClO)の場合は塩素化によってタンパク質を変性させて殺菌しますが、ClO2の場合はタンパク質を酸化することでウイルスやバクテリアを殺します。もともと酸化ストレスに強い動物細胞にとっては塩素化よりもしのぎやすいということはあるでしょうね。でも、これで十分説明できたのかは自信なし。

(2)については、がん細胞を直接攻撃しているとは思いにくいので、ジム・ハンブルが言っているように悪性の細菌を除去することによって免疫力が上がり、自然に免疫細胞によってがん細胞が 除去されると考えるのが一番良さそうです。しかし、ほんとに免疫力が上がっているのか?というデータはまだ見つけられていません。体験談としてはいくらでもあるのですが。

 

おまけ

ちなみに先程の二酸化塩素ガスで街を消毒しようというのは割と危ない可能性がありますね。というのもこのPLOS Oneの論文に肺の中でガス交換するalveolar membraneは1ミクロン程度と薄いし、血流が多いからダメージでかい可能性が高いと書いているので。。。



inhaling high concentration ClO2 gases for an extended time can be dangerous for human health because the alveolar membrane is extremely thin (a mere 1-2 microns and in some places even below 1 micron). The effect of ClO2 in these membranes is somewhat counterbalanced, however, by the intense blood circulation there.

 

最後に宗教ビデオを貼っておきます。ここに書いたのは全部宗教の話ですからね。

 

2019年1月 2日 (水)

地球寒冷化を否定する人々www

地球温暖化を否定する人は何時の時代にもいるものです。NASAやNOAAなど権威がある機関が否定し難い観測データを見せつけても、陰謀論に嵌ってしまい鼻息荒く「NASAはウソをついている!」などと言って信じないのです。

そういう困ったちゃんたちのなかで、一番まともそうな経歴をもっている人がどんなトンチンカンな主張しているのかまったりと珍獣観察がてら検証してみましょう。

この情弱はだれ?

さて、「医師による災害対策会議」の2016年の例会で「公式気象テータの整合性について」という題名の講演をしたこの情弱の名前は「トニー・ヘラー」さん。

アリゾナ州立大学で地質学の学位を取った後、テキサス州の名門であるライス大学で電気工学を学び修士号をとっています。

その後、インテル社、モトローラ社、ST Micro社でCPUのチップデザインを20年間担当する叩き上げのエンジニアのようです。モトローラ社のPowerPCやインテルのi7などのチップデザインを手がけた後は、核燃料の廃棄施設の安全性評価のレポートを担当したり、ドローンに搭載するカメラシステムの設計、遠隔操作での外科手術のシステム開発、グーグルのバーチャルリアリティシステムの開発の仕事をしたりとエンジニアとしてなんでもやるマンですね。

エンジニアとしては優秀そうですが、複雑な数理モデルを駆使する最新の気象モデルが彼にはほんとうに理解できるのでしょうか?

彼は、もともと環境問題に興味があったみたいで、エンジニアとして成功した後はNCAR(アメリカ大気研究センター)にて気象モデルを作る仕事をしたり、ロスアラモス国立研究所で地質熱学の研究もしたようです。一流の機関に雇ってもらえたとすると少なくともただのアホではないようですし、気象モデルのプログラミングにもある程度の知識があると言えそうですね。それでも地球温暖化を専門に長年研究しているプロの研究者とは、知識や技術に雲泥の差があるのでしょうけれども。

こういう特にアホでもなさそうな人がどうやって温暖化否定派の困ったちゃん達に取り込まれてしまうのか、興味深いと思いませんか?では、賢い人が嵌まる罠、人間心理の闇を見てみましょう。

トニーさんの自信溢れる地球温暖化の超理論:陰謀論がすべてを解き明かす!

トニーさんは1980年から2003年までは地球温暖化を強く信じていたといいます。もともと環境問題への意識が高く、車の運転を控えて、近場へは自転車をつかい、遠くまで行くときはバスか電車だったそうです。

この高い環境問題への意識がこうじて、とうとう自分で公式アメリカ国内の気象データをNASA、NOAA、IPCC、NCARから取得して自分なりの気象モデルをコンピュータでプログラムして10年間も自分なりに地球温暖化について考えてきたのだそうです。

まずトニーさんが気づいたのは1930年台のアメリカはかなり暑かったということ。

Fig1 図1

彼が目をつけたのはUSHCN気象ステーションの記録でした。USHCNとはU.S. Historical Climatology Networkのことで、アメリカ海洋大気庁NOAAが管理している気象のリアルタイムデータ計測のネットワークです。

全米のUSHCNの気象ステーションの過去100年程度のデータから、その年38度を越えたステーションの割合をグラフにしてみると、1930年代に異常なピークをみつけました。本当でしょうか?

用心深いトニーさんはアメリカ合衆国環境保護庁EPAの公式ウェブサイトにも同様な傾向をしめすデータを見つけます。

Fig2 図2

ここで使われているヒートウェーブ指数とは単に温度だけではなく湿度を考慮して、人間が日陰で暑さをどの程度不快に認識するかを示す指数です。このEPAが出したグラフでもやっぱり1930年代に激しいヒートウェーブが有ったことがわかります。そして、不思議なことに近年の地球温暖化の気配がUSHCNのグラフにも、EPAのグラフにもまったくありません。ちょっとおかしいですね。

Fig3 図3

ただしおなじEPAのウェブサイトは、図3右のようなグラフも示していて、こちらは明らかに地球温暖化を示しています。でもトニーさんはこれをみてもくじけません。

図3の左をみてみましょう。これはさっきの図1と同じもので、トニーさんがUSHCNのデータをつかい、38度を越えた異常に暑い日が観測されたステーションの割合を年ごとに求めたものですね。

そして図3右のEPAのグラフも実は同じNOAAが管理するUSHCNのデータをつかっています。ただ「異常に暑かった」をどう定義するかに微妙に違いがありますが、これも基本的には縦軸は暑い日が観測されたステーションの割合です。こちらにも1930年代のピークがみられます。

図3の左のグラフからはどちらかと言うと地球は寒冷化しているようですが、右のグラフからは明らかな温暖化がみられます。

つまり、どっちが間違っているか、ウソをついているのです。あなたはエンジニアが趣味でやったグラフと、気象モデルの専門家が信頼する権威あるEPA/NOAAのどちらを信じますか?

データの信頼性を確保するためのデータ補正の科学的必要性

Fig4 図4

実はEPAが使ったUSHCNのデータには生データ(Raw)と、データに必要な補正を行った最終バージョン(Final)とがあります。EPAは最終バージョンを使用しており、情弱トニーさんは生データをそのままつかう暴挙をして平然としているのです。気候変動の専門家はここでご飯を吹いたところです。

Fig5 図5

それでは必要なデータ補正とはいったい何なのでしょう?上図はUSHCNのデータで'E'がついているデータの占める率を示しています。このEがついたデータは、なんらかの計器の問題からデータが欠けている、または異常値が観測された(夏に-10度とかありえない値のこと)などの正当な理由があった場合、過去のデータや、近隣のステーションなどの値をつかい、気象モデルによって欠損値を正確に予測できることが証明されているので、それを行ったことを意味しています。そして、この気象モデルの精度が上がれば上がるほどデータ補正を行ったほうが計器のミスを補い、より正確なデータを得ることができるのです。そのため、科学の進歩によってデータ補正をした方がよい場合がどんどん増えてきました。それが、この右上がりのグラフの理由です。

つまり、こういうことが考えられます。1990年以前に作られたセンセーに偏りがあることが判明したので、交換前の全データをその偏りを訂正する方向で値を修正したところ、本当に正確なデータが得られたのでこれを最終バージョンと呼ぶのでしょう。そのため、1990年以前の温度が1度程度低くシフトしているのでしょう。

正確なデータ補正の理由はNOAAの専門家に聞いてみないことにはわかりませんが、CPUの専門家と気象データにの専門家とどちらを信じるか?と言われたら社会的な常識を備えた人ならNOAAを信じます。ここで、CPUの専門家を信じるといった情弱は、陰謀論に簡単に騙されるタイプの人で、会社でも除け者、変わり者として嫌われて出世できないタイプです。

考えてみましょう。もしNOAAが本当は気温が上昇していないのに関わらず、気温が上昇しているというデータを捏造したとして、NOAAの職員はボーナスがでるのでしょうか?気象モデルの専門にする科学者が新しい論文を科学雑誌に投稿する時、温度上昇の予想が高いほど有名な雑誌に乗せてもらえる確率が高くなったり、研究費が多くもらえたりするのでしょうか?

違いますよね。つまり地球温暖化を捏造する動機が、専門家にまったくないのですよ。つまり、動機がないので陰謀論すら成り立ちません。ちょっと常識を働かせればわかることですね。情弱陰謀論者は狂っているのです。

それでもへこたれない情弱陰謀論者

陰謀論を唱える人は、これくらいの批判ではへこたれません。トニーさんはもっと”証拠”を出してきます。

トニーさんの理論によると、データ補正の正体は、田舎の気象ステーションのデータが、ヒートアイランド現象で暑い都会の気象ステーションに合うようにすり替えられているのだそうです。

Fig6 図6

これはアリゾナ州フェニックス市の例を上げて、都市(赤)と郊外(青)のステーションでの気温を示しています。このデータ自体には問題ないですね。ヒートアイランド現象はグローバルウォーミングとはまったく違う現象ですし、NOAAのデータ補正の詳細は謎ですが、トニーさんの言うように郊外を減らして、都市のデータに近づくような補正があったという証拠はトニーさんも示せていないわけです。つまり、典型的な陰謀論ですね。

Fig7 図7

そして、トニーさんは図4の赤線と青線の差とCO2濃度の関係をグラフにしてみると、なんと非常によい線形性の相関を見つけます。権威ある機関が信じられなくなった疑り深いトニーさんは、これで「ああ、NOAAはCO2濃度で温度上昇をうまく説明できるように気温データを意図的に補正したのだ。」という結論に飛び乗ります。

さっきも言ったようにデータの補正はセンサーの不具合など、気象学の専門家のみなさんがより正確な値を求めようとして、補正したのですからその結果CO2と気温上昇に強い相関が見つかったということは、CO2が気温上昇に貢献しているという仮設をなによりも強く裏付けるものです。NOAAの科学者にはCO2仮設が正しいか正しくないかということによって給料が変わったりしませんから、おかしな操作をする動機がありません。我々一般人は権威のあるNOAA科学者のデータ補正を信頼すべきです。

世界の気温は?

これまでは北米の気温の議論でした。地球温暖化は地球規模で起こっています。グローバルな気温はどうなっているでしょう?

Fig8 図8

これは2016年現在のNASA公式気象テータからのグローバルの気温です。1880年から上昇傾向にあり、1930年台のピークから1970年あたりまでは、上昇が停滞してます。

Fig9 図9

面白いことに、1974年のNCARの公式気象テータは、1930年のピークから1970年代まで気温が減少しています。

NCARだけではありません。1975年にはNational Academy of Sciencesが同様のグラフを出しています。

Fig10 図10

そしてみなさんもご存知の有名雑誌ナショナルジオグラフィックにも同様の気温減少を示すグラフが1976年に掲載されました。

Fig11 図11

Fig12 図12

1960年から1970年代の当時の新聞には実際に気象の専門家たちの間では「世界の気温が減少傾向にある」というコンセンサスがあったと言います。ほんとでしょうか?

左は61年のニューヨークタイムズですね。見出しは確かに「科学者は世界寒冷化に同意見」ですね。記事も「各大陸からやってきた気候の専門家が一週間の議論を終え、唯一の合意できる点は世界は寒くなっているという点だ。」という内容です。

真ん中は78年のニューヨークタイムズで、見出しは「各国からの専門家チームは、30年に及ぶ北半球の寒冷化の傾向が続いていることを確認」というものです。内容も同様。

右は、ローレンスジャーナルワールドという1858創刊のアメリカの新聞の1979年の記事です。赤くハイライトされているのは「第二次大戦以来、世界は寒冷化していることだけは、否定がし難い」と「NOAAのマーレイ・ミッシェル博士は世界寒冷化は非常に長い間続いている。平均して、第二次大戦以来華氏1度または摂氏0.5度ほどの気温減少がみられると発言した。」というものです。

どうやら確かに70年台の当時はNOAAを含めた世界の専門家も地球寒冷化を危惧していたようですね。

Fig13 図13

そしてトニーさんは現在NASAが発表している世界の平均気温と、74年当時にNCARが発表した同じデータを重ね合せます。確かに30-70年にあった減少傾向がきれいに亡くなっていますね。

どういうことでしょうか?

ここからは私の推測になりますが、当時の世界は今ほど都市化されておらず、ヒートアイランド現象はほとんどなかったか、ニューヨークやサンフランシスコなど一部に限られていたのではないでしょうか?そうすると世界中の気象の専門家が住む地域もヒートアイランド現象が起きてなかったと考えられますし、世界の寒冷化に同意しやすい体験をしたと考えられます。しかし、かれらの体験は寒冷化に同意できるものであっても、実際の観測データは気温上昇を示していたのです。しかし、当時は上で議論したようなセンサー偏りの問題や、気候モデルを駆使したより正確なデータをデータ補正によって得られる技術が未熟でしたので生データをつかって世界の平均気温を推測していたことになります。

つまり、現代の最先端の技術や知識をもった気象の専門家がしたデータ補正は70年台の生データの信頼性よりも上がっているはずです。そうでなければ補正をせずに生データを使うべきだからそうでなければおかしいのです。

Fig14 図14

同様のデータ補正がより正確な値をはじき出した例は近年にもあります。トニーさんはNASAが2005年には南極の気温は減少した(左グラフ)という発表をしたあと、2007年には南極は温暖化した(真ん中と右のグラフ)という発表をしていることに気づきます。

トニーさんは言うことがころっと数年で変わるNASAは信用できないぞといいたいようですが、南極の様に観測データを取得するのが困難な場所は、最近までデータ補正の技術がよく発展していないということでしょう。南極が寒冷化しているという間違った傾向をみて、温暖化になるように気象モデルを変更し、データ補正をしたとしてもそれが実際の値に近づくのならまったく問題がないですね。(実際の気温とは気象の専門家が信じる値のことです。)

Fig15 図15

トニーさんは気温だけではなく、海水位も同様の操作があると主張します。

トニーさんしかしこれは墓穴を掘りましたね。地球が寒冷化しているなら南極や北極の氷が増えて、海水位が減少するのではないですか?でも、1983年のデータでも2015年のNASAのデータでも海水位は上昇していますね。地球寒冷化という考えには無理があります。

NASAによると海水位の上昇のペースが近年上昇しているのですが、1983年のデータでは海面は一定ペースで上昇していますね。

Fig16 図16

こちらは1990年のIPCCのレポートです。IPCCは「気候変動に関する政府間パネル」で国連の組織です。ここでは、NASAとは違って海面の上昇の速度には加速は認められないと書いていますね。ただ、長年の一定ペースでの上昇はここでも認められます。トニーさんですら海面上昇自体がウソであるとはいっていません。

海水面が上昇しているのなら地球温暖化が起こっていると考えるのが自然ですね。

それでは念の為に海面上昇と温暖化の関係をちょっと調べてみましょう。

温暖化の影響で海面上昇するなんて真っ赤なウソ?!

を参考にしてみましょう。

皆さんは「アルキメデスの原理」を覚えておられるでしょうか? 中学で習う浮力の原理ですが、簡単に説明すると、水は氷になると膨張して体積が増えますが、溶けた時膨張した体積が元に戻るだけだから海水面に変化はないのです。 信じられない方はコップに氷を浮かべてコップの水面位置に印をつけてみると良いでしょう。 氷が溶けても水面は印をつけたままであるはずです。

あれ?南極の氷が溶けても海面上昇しないの?でも、南極は大陸だよね?海に浮かんでるわけではないよね?

それでは大陸の上に氷がある南極はどうなのか?… ある研究報告によると南極の氷が全て溶けたら海水面は60 mも上がるとも言われています。 しかし現実には南極の氷は溶けるどころか増加するのです。 南極の気温はマイナス50度くらい… 多少暖かくなったところで、これが氷の溶ける0度前後になることはありえません。 南極周辺の海が温められたところで、蒸発した水は雪となって南極大陸に積もる結果となります。 南極は非常に気温が低いので、溶けしまう氷の量よりも雪が積もって新しい氷になる量の方が多いのです。 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)でも「南極では温暖化が進むとわずかだが海水面が下がる」とする結論が報告されています。

なんと!権威あるIPCCが温暖化が進むと南極の周りの海水位が下がるといってますよ。ということは地球は実は寒冷化してるのれすかぁ?

IPCCは自己矛盾していますね。気象の専門家であってもIPCCは信頼できませんね。

では環境問題に熱心な有名な政治家を信頼しましょう!

環境問題への提言を長年続けているクリントン政権時のアメリカ副大統領であったアル・ゴアのメッセージで結論を出しましょう。

Endingnote

アル・ゴア:「地球の内部は非常に熱い。数百万度もある。」

そうです。地球の内部は太陽より熱かったのです。地球温暖化など起こって当然だったのですね。良かった良かった。一件落着です。

最後に、トニーさんの最新2018までの気候データ(全UHCNの生データの平均)をみてみましょう。

トニーさんのツイッターアカウントは偽名でスティーブ・ゴダードになっていますが、地球温暖化に異議を唱えていることで有名になりすぎて、転職する時に一回内定してから断られたりしたからだそうです。大変ですね。

さて皆さんは人類は最近まで温度計もまともに作れなかったとお思いですか?温度計がまともなら生データでいいんではないでしょうか?そう思うなら上のグラフが示すように地球は寒冷化していますよ。

ここまで読んであなたは地球温暖化肯定派ですか?否定派ですか?

私はもちろん地球寒冷化を支持します!

トニーさんごめんね。m(_ _)m

なんでNASAやNOAAが必死に地球温暖化を捏造しているのかがわからない?これは長くなりますのでまたの記事にしましょう・・。とりあえずは予告編としてこのビデオをご覧下さいね。

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2018年12月19日 (水)

日本に選挙不正はあるのか?

残念ながら動画はアカウント停止につき、再生不能になってしまいました。

というわけで4つ程関連動画と補足動画を貼ります。

特殊な用紙でトナーを瞬時に電離消去して、新たにプリントする。そんな技術はとっくにあるのです。鉛筆の粉と選挙用紙でもできるのでしょうか?

自民党推薦で大阪市議会選挙に出て、維新に負けた候補者の方のインタビュー。もとの与國秀行の動画にもながながと引用というか使われていました。核心部分なのでこれだけでも残っていて良かった。下に書いた:

埼玉にあるムサシの下請けで、投票機械の管理運営や開票速報サイトの管理をしている◯◯◯という会社。計数機の不具合があったとき、投開票システムに遠隔操作でVPN経由でメンテナンスを行った。総務省ではシステムがおかしい場合、手作業に移ればよいという指導。遠隔操作のために2006年からバックドアがあることを社長自ら認める。バックドアの存在だけでも選挙はリコールされるべき状況。

の部分についての動画です。

これももとの与國秀行の動画にも含まれていたはず。

これは関連動画です。警察・特別会計・石井鉱基・三井環・高橋徳弘・生田暉雄など。


以下、記事そのまま残しておきます。

警察、検察、裁判所、官僚、政治家、マスコミ、選挙管理委員会、全方位で喧嘩を売るスタイルの与國秀行さんの力作。日本の選挙の実態を暴きます。

次の選挙で安倍政権を打倒しようと考えている方は戦略を練り直すべきでしょう。今のままでは誰が勝つかは決まっています。市民団体で独自の出口調査を大規模にして、結果がおかしければ訴訟をおこし、不当な裁判が行われた場合デモまでやってどうなるかというところです。

与國秀行さんは幸福の科学の職員だそうですが、体を張った告発を沢山なされています。宗教の勧誘ではありません。日本のことを真面目に考えいろいろちゃんと調べているようで感心しました。

非常に長いビデオなので見どころを書き出しました。

初め40分まではアメリカで民主党による選挙不正について。これはクリスマスまでにトランプが暴露する可能性大。

42:21  2012年12月の衆議院選挙で小樽で「とまべち英人」(政党大地)の法定ハガキが145通の未配達。公職選挙法違反の疑い。共同通信が配信、NHKとサンケイスポーツが後追い、NHKは記事削除。大手4紙はスルー。

47:00  20時になると独自の出口調査を元にテレビ各局同時に選挙結果が出る。開票率0%でもなぜか結果が確定する。

50:00 開票作業は21時位から始まる。

52:25 市民団体が自主的に出口調査をすると警察呼ばれて選管と一緒に追い払おうとする。

56:40 東京都知事選 開票立会人の証言。ハンコ押さず無効票にしたのを有効票として通される。夜遅くになっていきなり舛添さんに一万票がろくに見せてもらえず通過。投票用紙は明らかにカラーコピーで同じ筆跡、ゴミ、シワがある。

1:05:00 結城雅之さん、投票箱にiPodタッチを落とし、GPSで追跡したら、公表されている保管場所の住所とは別の住所に行ってた。大阪高等裁判所に不正選挙の訴訟するも無視される。

1:08:56 坂本哲也、リチャード・コシミズを始めとする10人の原告団による安倍政権が誕生した国政選挙の不正に関する裁判をベンジャミン・フルフォードが傍聴。裁判官が原告団からの証拠品一覧を見た途端、証拠採用を拒否し、強引に裁判を終了し結審を後日言い渡すと宣言。原告団は武蔵エンジニアリングによる不正の証拠を持っていたと主張。兵庫一区では開票作業すら行われていない証拠も提出。

1:14:00 生田暉雄氏 裁判官の実態。行政・国政が被告の裁判では市民が勝てない理由。最高裁が出世を利用して裁判官を統制している。最高裁の模範的判例を徹底して踏襲するしか出世の道はない。出世を制限して裏金作りしている。

1:20:00 検察の裏金作り。

1:29:00 2012年の衆議院選挙は不正選挙だった疑惑。ジャーナリスト岩上安身。各地投票所で行列ができていた。なのになぜか低得票率を理由に比例繰り上げが多かった。ムサシが8割数えてるのは事実。ムサシから自民党に政治献金もあった。

1:44:00 ムサシの筆頭株主は上毛実業株式会社。2008年、価値開発株式会社に社名変更。価値開発は有限会社アルガーブが主要株主で36%持っている。株式会社ダヴィンチ・アドバイザーズが運用するファンドがアルガーブに出資している。実質、外資系であるフォートレス・インベストメント・グループがダヴィンチ・アドバイザーズを所持。ピーター・ブリガー。つまり日本の票を数えてるのは外資系の会社。(ただし最近孫正義さんがフォートレス・インベストメント・グループからムサシの株を買っている。)

1:50:40 NHK「維新の〇〇候補が当選します。」と予言。「当選しました。」じゃないのか普通。告発している候補者は順調に票を伸ばしていたが、途中でトラブルがあり、計数機が交換になった。すると票の流れが一変し、僅差で負ける。不具合があった機械はムサシ。選管は機械の個体識別番号はなく、個別に管理もしていないので故障については回答できないとのこと。

1:56:30 計数機の不具合を指摘したのは機械から10メートル以上離れたとことから見ていた維新候補の立会人。

2:05:37 埼玉にあるムサシの下請けで、投票機械の管理運営や開票速報サイトの管理をしている◯◯◯という会社。計数機の不具合があったとき、投開票システムに遠隔操作でVPN経由でメンテナンスを行った。総務省ではシステムがおかしい場合、手作業に移ればよいという指導。遠隔操作のために2006年からバックドアがあることを社長自ら認める。バックドアの存在だけでも選挙はリコールされるべき状況。

2:15:50 孫崎 享(元外務省・国際情報局長)ワールドフォーラムでの講演。選挙結果が操作されていると日刊ゲンダイにて暴露した。2014年東京都知事選は公式データが不正を物語っている。

2:19:00 舛添の得票数はほぼ全選挙区(23区と多数の市)で元知事の猪瀬が獲得した48%の票。明らかに異様な得票数で、人為的な操作が疑われる。このような傾向は石原さんのときから。

2:24:30 アシタノワダイから転載。2000年以来、派遣社員の増加と外資系の株主への配当金は5倍に増えた。派遣会社は日本が世界でダントツに多い。

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2017年6月18日 (日)

日本のシャワーヘッドはアメリカ・ヨーロッパでつかえるのか

当ブログは個人的にネットを漁ってもよくわからなかったりした時に人柱になったり、日本語情報がないときは要約してみたりすることがもともとの目的ではじめたので、久しぶりに本来のネタ。

当方は謀ヨーロッパの田舎の賃貸マンションに住んでいる。ヨーロッパのシャワーは真上から水が落ちてくるようなデザインか、シャワーヘッド自体の角度は固定で、シャワーヘッドをつけるスタンドで高さと角度を調節するのが主流だ。

こんなの。

12x12 Travertine shower

シャワーヘッド自体は下のような感じの角度とかは変えられないシンプルなのばっか。

ShowerHead

うちの備え付けのシャワーは、固定のフックがあるだけだが、シャワーヘッドの首が上の写真のようなほぼまっすぐなタイプなため、水が横に飛んでいく(泣)。

それならシャワーヘッドの方で角度を変えようとおもったが、そんなものはこっちには売っていない。賃貸だから、壁にドリルできないので、吸盤でつくタイプの可動式シャワースタンドを買ってみたがよく落っこちる。

日本には結構シャワーヘッドの首が振れるタイプが色々あるみたいなので輸入したいが、パイプの規格というのは日本国内でも複数規格があるようで、海外でもちゃんとつかえるのかが不明。インターネットで調べると結構カオス。

海外製水栓の接続について教えて下さい。

では、概ね否定的な意見。

イオナックの浄水シャワーヘッドの取り付け方のページには

世界中のほとんどのシャワーヘッドに適合します。

と力強いお言葉もある。

まあ、世界展開している企業の製品が、そのまま適合しますとあるのなら多分大丈夫だろうということで人柱することにした。イオナックの製品はそのまま国内でも使えるということは、別に特別に世界のシャワーヘッドに対応するようにデザインしたわけではないようなので、このアラミックの3D earth showerというのを個人輸入。

その結果、まったく問題なし。アダプターもなにもなくてそのまま使えた。

シャワーヘッドのスイッチで、水量調節とか流水ストップ機能があるが、それも大丈夫。シャワーも水量調節をSにすると霧のように柔らかい感じになって気持ちいいし、節水できそう。水量調節Hでも元のよりは多分節水になってそう。

左の汚いのが私の備え付けのシャワーヘッド。右がアラミック。 Showerhead1

Showerhead2

多分日本で多いのは口径が1/2"というやつで、世界中でもこれが主流らしい。日本国内には他の規格もあってややこしい。

比べてみると、外径は同じくらい(溝の山で22 mm)に見えるし、溝の深さもわかりにくいが二枚目の方の先端部で比べると同じっぽい。溝の間隔(4つ進むのに7 mm)も似ている。

Showerhead3

節水シャワーヘッドということで、ホースの内径は全然違ったが問題なし。

というわけで、海外の方も、ご自宅のシャワーヘッドを計測してみて、同じ規格っぽいようなら日本から取り寄せてみても良いかもしれません。

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2016年10月20日 (木)

香港時事ネタ。青年新政の議員デュオ ヤウとレオン

RTHKのニュースをみて、美人の女性議員さんとハリー・ポッターみたいな青年議員さんが気になったので、ちょっと調べてみました。間違い等あればコメントください。

Yau3 Photo by Apple Daily

Yau4 Photo by Cloud

Leung ハリー・ポッターみたいなんで、出来心で稲妻着けてみた。

Youngspiration

2014年の香港の自治を中共から守ろうという雨傘革命から、学生たちが作った政党が青年新政。英語の記事ではYoungspirationと訳される。

2016年、そんな彼らが香港特別行政區立法會に議員を送った。

25歳のヤウ・ワイチン(Yau Wai-ching 游蕙禎)もその1人。議会で晴れて議員として活動するには、香港の政治制度を守り、議員として適切に行動することを宣誓(oath)をする必要があるが、この宣誓は予め決まっていることをいうだけで、形式的なもの。この宣誓にヤウ・ワイチンとシクスタス・レオンSixtus Leungは「Hong Kong Is Not China」というバナーを身に着けてやってきて、宣誓中にHong Kong Nationとか言ったり、あからさまに中共に挑戦する内容をぶっちゃけたので、議会が大混乱。(シクスタスの部分は読み方があっているか、香港人に聞いてみましたが、あまり聞いたことがない名前なのでわからんといわれました。)

定形の宣誓文を読むだけなのに、Chinaの発音をShinaにして、つまり日本語の「支那・シナ」という現代中国では差別語として定着した発音にして挑発するという漢っぷり。republic(共和国)の部分もPeoples Re fuking of Chee naと発音する。この辺は彼らの支持者も、大睦の普通の中国人も敵に回す悪手だと思うけども、とにかく若さのまま突っ走る。

1:22から青年新政のデュオ。レオンさんは例のバナーを身に着け、ワイチンさんはバナーを堂々と前に広げて「Hong Kong Nation」とぶちかます、その後の方は懐かしの牛歩戦術ばりの超ゆっくり宣誓分読み上げ攻撃!

香港独立行政区の議会も大多数は親中派というか中共と仲良くしていこうという人で占めているし、当然議長も激おこ。

今回新人の議員になった内、合計5人も宣誓内容・態度が相応しくないということで、宣誓が認められないという事態になった。宣誓が認められないと議員として活動できず、議決にも参加できないないという異常事態。

とくに酷かったデュオに関しては謝れと各所から批判がでたが、二人とも謝らないの一点張り。支那は中国の人々を馬鹿にしたのではなく、「中共」に向けられたものだ。というのが釈明。ふーむ、あんまり意味のないところで頑張ってもしょうが無いし、自分たちで自分たちの議会に敬意を示せないのでは支持も広がらないと思うんだけど。若さですね。

この5人に関しては、文書で要求があれば、宣誓のやり直しの機会が与えられるようで、二人とも既に文書を議長に提出済みです。

こちらは立候補した時のインタビュー。普通の可愛らしい大学生って感じですね。

口に飲み込まれているぬいぐるみとか、マウンティングしているネズミとか、カメラに抜かれてますが、意味は明らかですね。

2017年からの新しい普通選挙制度で、一人一票になり、香港市民は中共が予めえらんだ議員からすきな議員を選べるようになりますが、いづれにしても一国二制度は返還から50年しか約束されていません。その後どうなるかは不明です。

まあ中共に勝てるわけがないけども、若者が民主主義のために戦って実際に議員まで送っているというのはある意味羨ましいですね。あ、日本にもSEALDsがありました(草)。

ヤウさんが突然行方不明とかにならないことをただただ願います。深センとかに安いからって美容マッサージとかに行くと危ないんじゃないかとかハラハラシてしまいます。もう普通の暮らしには戻れないでしょう。それでも戦うんですね。

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2015年7月18日 (土)

大宇造船海洋の営業損失のまったく異なる視点

2015.5.15の朝鮮日報の記事が発端で、大宇造船海洋が営業損失を隠していたという話が盛り上っているようですが、世間のみかたと、業界に詳しい人のみかたで色々違いがあるようなので面白いなぁとおもったので記事にしてみます。

このニュースを知ったのは「在日朝鮮人から見た韓国の新聞」というブログの「大宇造船、本当に経営危機に陥るのか?」という記事でした。この記事では落ち着いた分析がしてあり、社長が交代したばかりなので前の社長の作った損失を早めに計上してしまって、自身の業績を良く見せようとする意味で意図的に行われたものであり、造船業では船を作るのに時間がかかるので、納期がちょっと遅れると見かけの損失が増えるのはよくあることなので、あまり問題ではない。それよりは、現在と将来の発注の状況が大事だが、この新社長はやり手らしく、6月に大きな受注をゲットしたようなので、むしろ大宇造船海洋は業績がとてもいいだろうという見方です。株を損値で買うチャンスかと思ってしまいました。

ちょと遅れて今日「【韓国の反応】みずきの女子知韓宣言(´∀`*)」さんのところでも「【韓国の反応】韓国経済激震!大宇造船の莫大な赤字隠しが発覚~営業損失最大3兆ウォン」という記事があがっていました。

みずきさんは例によって韓国のインターネットでの反応を翻訳しているのですが、かなり悲観的な反応です。まあ、一般の方の反応なのでそう見えるのが当然でしょうね。みずきさん自身は訳しているだけでコメントがなかったので、どう考えているかわかりませんが、まあタイトルはわりと盛っている感じはありますね。

上記の「在日朝鮮人から見た韓国の新聞」というブログは2ヶ月位購読中ですが、いつもとても落ち着いた分析と、在日朝鮮人という立場から聞く意見が参考になります。

楽韓Webというのも同じ時期に読み始めましたが、こちらも落ち着いたトーンでお勧めです。

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2015年6月24日 (水)

CDCが韓国を渡航警戒区域に指定?ソースは?

日経に「米、MERS防止策検討 韓国を渡航警戒区域に」という記事が2015/6/22 11:47付で上がっていて、ネットで話題になっているようです。

私は数日前に「WHOの査察によると1-2週間でMERSは沈静化するらしい。」なんて記事を書いた手前、アメリカが韓国を渡航警戒地域に指定となったらWHOは一体なんだったんだ・・・。と、一瞬唖然としてしまいましたが、日経以外のソースで裏が取れませんでした。

この日経の記事は会員制で全文が見れなかったのですが、見れる部分には確かに

韓国を渡航警戒地域に指定したほか、発熱などの症状が出た渡航者に警戒するよう医療関係者に呼びかけた。

という文があります。これ、主語が曖昧で米国だろうというところまでは分かるんですが、オバマが言ったのか、それとも米疾病対策センター(CDC)が言ったのがよくわかりません。

気になったので英語のソースを探してみてもそれらしい記事が見当たらないし、CDCのサイトでHealth Information for Travelers to South Koreaの項目をチェックしても、渡航警戒なんてないんです。いつもの通り、MERSとは無関係の感染症へのワクチンの摂取をお勧めしているくらいで、至って普通のレベルです。MERSには開発中でまだワクチンないでしょうし、このページにはMERSのMの字もありません(あとで見たらページの下にMERSに関するリンクがありました。下記参照。)。それはそれで驚きましたが、まあちょっとでもCDCが言及すると影響が大きいでしょうから慎重なのでしょうか。

一応CDCのサイトの更新が遅いのかもしれないので、ニュースを検索したらこのブログ記事を書いている二時間前に配信されたニュースで、「CDC tells travelers to South Korea not to fear MERS」という真逆の記事を見つけました。

ちょっと引用すると

“We do not recommend that people avoid traveling to Korea,” says Lisa Rotz, the associate director for global health and migration in the Centers for Disease Control and Prevention’s division of global migration and quarantine. “So far, all transmission has been within health-care facilities, so the risk to most U.S. travelers is extremely low.”

つまり、CDCのアソシエイトディレクターであるリサ・ロッツ氏によると「MERSのすべての感染は院内感染であり、アメリカ人の旅行者が現地で感染するリスクは極めて低い」のでCDCとしては「韓国への旅行を控えることはお勧めしていない。」という話です。

なんだかこの記事を書いた川合智之という記者(日経の特派員さんでしょうか?)の早とちりじゃないのでしょうか?と思えてならないです。

追記

ブログ記事のためなら人柱ということで、個人情報をたくさん要求される日経の会員登録をして記事全文を読んでみました。全文には

CDCは韓国を渡航警戒地域の3段階で最も低いレベル1に指定した。

という部分があり、確かに、CDCのTravel Noticesのセクションに警戒レベル3段階で一番下の「Watch - Level 1, Practice Usual Precautions」が指定されているのが確認できました。

とは言ってもレベル1は常識的な予防を徹底しましょう程度で、「手洗いをする」とか、「病気の人への接触をさける」とか、「韓国の医療機関を利用してから14日以内に発熱したら医者にいく」とか、至極当たり前のことしかいっていません。なので、いつからレベル1だったのかわかりませんが、MERSが発生した時点でレベル1にするくらいは当然でしょうし、だいぶ前からだったんじゃないでしょうか。追記。一番下に「Page created: June 05, 2015」とあるのでおそらくMERS発生の5月20日から二週間くらい後からずっとレベル1のようです。

ここまで見るとレベル1でも”渡航警戒地域”と本当に言っていいのか疑問ですし、上のリサ・ロッツ氏の発言のように旅行を控えることは勧めていない状態なのには変わりありません。これがレベル3になると「Warning - Level 3, Avoid Nonessential Travel」となり、無用な旅行は控えるべきとなるので、”渡航警戒区域”といった時のイメージはレベル3からかなぁと個人的には思います。

まあ記事自体には間違いがあるとはいえないようですが、”渡航警戒区域”という言葉が一人歩きしそうな、ちょっとわかりにくい記事だなあとは思います。

まあ保守を装ってアクセス稼ぐような「嘘・大げさ・紛らわしい」三拍子揃ったアホなサイトが多数ありますが、そういうところが煽っているだけですね。

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2015年6月15日 (月)

WHOの査察によると1-2週間でMERSは沈静化するらしい。

日本のメディアのフィルターを通さず、彼らが情報を得ている生の英語ニュースを翻訳してみようのコーナーです。

香港の新聞サウスチャイナ・モーニング・ポストの15日付の記事ではWHOの査察団として一週間ほど香港から韓国を訪問していた二人の専門家の帰国後のコメントを報告しています。
査察団のメンバーである香港大学のウイルス学の専門家であるMalik Peiris教授、また中国大学(香港の大学です)の呼吸器学の専門家であるDaniel Hui Shu-cheong教授によると

Peiris said the South Korean authorities had been "co-operative" and there had been "full transparency".

Hui said the team was satisfied with the measures taken by the Koreans but added: "It may take another week or two to confirm if the virus is under control."


ということで、訳すと「韓国の関連機関は協力的であり、情報は完全に透明性があった。ウイルスがコントロールされた状態であると確認されるまであと1-2週間はかかるかもしれない。」という感じです。感染の初期には救急病院が混雑し過ぎていたり、患者が病院を転々して良い医者を探す習慣があることなどが感染の拡大を招いてしまったが、現在取られている措置に関しては他の査察のメンバーも満足しているということらしいです。

香港といえばSARSを経験しているので、コロナウイルス感染症には一番経験があり、この分野で権威があると言えますし、感染疑いがあった韓国からの旅行者が検査・隔離を拒否したときの香港の人々の反応も非常に激おこだったことを考えると、韓国への見方は非常に懐疑的になるでしょうから、この報告はなかなか信憑性があるように思います。

追記。この査察団の韓国側の代表の一人であるチョン・ヘグァン成均館大学予防医学科教授が18日に韓国の国会で証言した内容によると「MERSが6月中に終息するのは難しいと思う」であり、「7月中に終息したら、非常に成功的と言えるだろう」ということで、もっと掛かりそうです。

BBCによるとWHO事務局長補の福田敬二さんもコメントで

"At present the mission has found no evidence that there is ongoing transmission within the community."

とあるので、一致しています。ただし、規模が大きいのでしばらくは感染例の報告が続くと予想されるともいっています。

福田さんがしゃべっている映像を見つけたので貼っておきます。CCTV(中国中央電視台)のニュースですね。

ニュースでは、ウイルスが変化して感染しやすくなった兆候も確認できなかったし、中東で起こった院内感染と同じパターンが見られたということで、韓国でとくに拡大したのは上にもあるようなよいお医者さんを見つけるために複数の病院を訪れる習慣や、混雑しすぎている救急外来の状況が疑われるということですね。ウイルスに変化がなさそうだというのはとても重要な発見ですね。つまり感染率は低く、致死率が高い中東のウイルスと同じものが流行しているということです。現在、韓国のケースで致死率が低いのは早期発見して、対応すれば致死率も下げられるということかもしれません。色々とポジティブな発見が多い調査になったようですね。

CNNのニュースによると77歳で喘息もちのおばあちゃんKim Bok-soonさんがMERSから回復したという報告があります。このCNNの記事によると今までで死亡したケースは10件ほどあり、すべて他の症状をすでに持っていたということです。感染例が145くらい報告があるので、致死率にかなり違いがあります。感染率も致死率も実は低いものが、なぜか広まって10人も死者が出てしまったという感じなのかも知れません。他の報道だと死者は15名です。

また、dailymail.co.ukによると

A hospital in Slovakia is testing a South Korean man in a suspected case of the deadly respiratory disease, which has killed 15 people in South Korea since May. The 38-year-old man, who is being held at a hospital in Bratislava, is feared to be suffering from Middle East Respiratory Syndrome (MERS). It would be the first case of the killer disease to reach Europe in the current outbreak, the largest outbreak of the disease outside Saudi Arabia.

とあり、韓国籍の38歳の男性がMERSに感染した疑いからBratislavaというスロバキアの都市の病院で看護されているそうです。もし感染が確認されると、今回の韓国発の流行がヨーロッパに到達した初めてのケースになるそうです。

ヨーロッパも中東との人の行き来は多いので、ドイツ・トルコなどで感染例はちらほらあるようですが、いづれも初期の対応がよく広がったケースはありません。なのでメディアも割りと落ち着いている感じです。ちゃんと対処すれば収まるはずの病気なので、当たり前の対応を早め早めにしっかりと行っていくことが重要でしょう。

追記。ロイターから続報がありました。スロバキアのケースは検査が陰性で、おそらくMERSには感染していないということです。

韓国のケースは初期段階で後手に回った感じがありますが、WHOの報告を信じるならば現在の対応は適切なようなのですぐに沈静化に向かうでしょう。

2013年10月 5日 (土)

Pubmedが遅いと思ったらEuropePMCというミラーもあります。

(追記。10月18日の段階で平常営業に戻っているっぽいのを確認しました。結局デフォルト回避の直前まで影響をうけちゃったことになりますね。)

Pubmed_oct4th_small

Pubmedが遅いと思ったら、

PubMed is open, however it is being maintained with minimal staffing due to the lapse in government funding. Information will be updated to the extent possible, and the agency will attempt to respond to urgent operational inquiries. For updates regarding government operating status see USA.gov.

というわけで政府系機関の予算が期限迄に通らなくって政府機関が軒並みシャットダウン中で、Pubmedはそういう状況でもかろうじてサービスを維持している状況のようです。政府機関の予算が通らなかったのって1995年にもあったみたいですが、その頃はPubmedがないかな?まあ、珍しいので記念にスクリーンショットとっちゃった。

Europe PMCというミラーサイト

Europepmc

あまりにPubMedが遅いとか、落ちちゃってた場合Europe PMCというミラーサイトがあるようです。ただし、2-3週前にアクセプトされた論文が本家では検索ヒットするけどEurope PMCではヒットしないという例を見つけました。ごく最近に本家のデータベースに追加された論文がミラーに反映されるまで多少遅延があるようです。

Europe PMCは単なるミラーではなく、ちょっとデータベースが追加されて博士論文も検索結果に出てくるらしく、検索結果に引用回数なんかも出てきてなんか面白いですね。

どうしてこうなった。

それにしてもいまいち状況がよくわからないので、日本語のニュースを探してみると、産経だとオバマさんがtpp欠席で日本の交渉に有利でやったー!とかいう記事しか見つけられず。しょうがないからCNNを見てみるとなかなかよいまとめ記事を発見。

この記事によると、共和党の上院議員のTed Cruzさんがオバマケアはお金かかり過ぎなので政府系機関の予算を削るべきだと主張して、民主党はそんなの関係無いじゃんといってお互い譲らずに物別れで期限切れということらしい。大変なことになっていたのですねぇ。政府系の予算サイクルが10月1日から翌年9月30日までって知らなかったなぁ。

CNNの記事を読む限り共和党が勝ち目のないパフォーマンスをして駄々こねているだけのようだけど、FOX newsとかはどう言うんだろうと思って見てみるとWhite House, Congress agree on something: Back-pay for federal workersというニュースを発見。

とりあえず金曜日に政府系組織の従業員の給料は払いましょうということで同意したみたいです。まあこれでPubmedは平常営業が近いですね。

それにしても共和党がどの政府系機関が給料もらえるかどうか決められる立場にあるような感じで民主党はいらだっているようです。共和党支持者って政府系組織の従業員が多いのだろうか?ちょっと意外だな。共和党が圧力強めてきている感じですが、量的緩和はどうなるんでしょうか。オバマさんはタフですね。

それにしても米国政府は$16 trillionの借金があって、負債の上限を10月17日までに引き上げないとデフォルトしてしまうようです。そこでまた一悶着あるのでしょうね。。つーか、$16 trillionっていくらよ?って思ったら手前味噌なツールですみませんが、ドル⇒日本円の換算ツールをお試しください。用例のプルダウンメニューに追加しておきましたので簡単に調べられます。。

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2013年4月23日 (火)

ロバート・フィッツウィルソン氏による70年代から駆け足でみる富の移動の歴史

What You Must Know About Where Markets Are Headed & Why

最近は経済ばっかりのネタですが、コモディティ市場の転換点がスグそこかも知れないということで、勉強がてらKing World Newsから一本さらっと紹介です。

今回のはロバート・フィッツウィルソン(Robert Fitzwilson)氏によるアメリカでの富の移動の歴史って感じの記事で、短いですが、70年代から駆け足で要点が述べられていてなかなかいい記事だとおもいます。

以下、いつもの様に適当に要約します。くどいですが、当方は経済は最近まで無関心だったど素人です。

二次大戦から70年代までは、ウォール街はごく少ない裕福層を対象に商売していたのが、ベービーブーマーがやってきて、70年代からインフレが開始して、ミドルクラスの給料が上昇して、多くの人がやすい金利でお金を借りて家をかうことができるようになった。相対的に裕福な金融資産を保持する層からミドルクラスへと富が移った時代。

そこへきて石油の価格が4倍に上昇して、アメリカの富は中東へと移動するようになった。

インフレ・石油価格上昇がアメリカ経済を苦しめるが、ここへ来て、ジミー・カーター大統領が1979年にポール・ボルカーをFRB議長に任命して、これがインフレ是正の転機となる。

またエリザ法が制定されて、大量の年金口座のお金がウォール街に流れ込んで、投資家・ウォール街に莫大な利益をもたらすようになった。

現在では、ミドルクラスの給料は低くなり、家の不動産価値が下がり、ミドルクラスが受け取る年金は系統的に減少され、逆に伝統的な金融資産を持つものへと富が戻ってきた。

石油・金・銀などのコモディティを狙った先週の暴落劇は市場の操作によるものだが、こういうものは長くは続かないものだ。賢い投資家は先週には銀を買えるだけ買った。銀の現物市場での供給不足している事実は、非常に重要な情報だ。もっと多くの人が市場に到来すれば、市場に介入し、価格を下げている人の意図は裏目に出るだろう。

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