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2015年9月28日 (月)

自分のHDDで容量無制限なクラウドストレージLimaを試してみた。

Dropboxは便利だけど容量がたりない!Limaは自宅であまったUSBのHDDをDropboxに変えてしまうデバイスです。米アマゾンで一万二千円くらいで、Limaデバイスを買ったら、容量は自分でもっているHDD次第な一生使えるパーソナルクラウドが手に入ります。果たしてその使い勝手は?日本では使っている人はまずいないのではないか?ということで、本Blogの人柱魂で一ヶ月使ってみた感想を書いてみようと思います。

以下の長い前置きはほぼ愚痴なのでレビューへすっ飛ぶ方はこちらをクリックしてください。

なが~い前置き。

もう二年前の話ですが、KickstarterプロジェクトのLimaというパーソナルクラウドストレージのBackerになりました。Kickstarterのキャンペーンを2013年の7月に開始したときは”PLUG”という名前でしたが、登録商標の関係で8月にLimaに改名し、順調に資金を集めて、ストレッチゴールを4回くらいして当初よりも多くの資金を集めて、9月8日にプロジェクトが正式に成立。なんとワンミリオンダラー(一億円)を超える1.2ミリオンの資金を得ます。

Lima_backer

スクリーンショットにあるように当初の製品発送の予定は8ヶ月後の2014年の4月でした。

Lima_start

ただミリオンダラーの資金で逆に規模が大きくなり過ぎたことで、当初の計画を変更する判断をします。当初はPythonで作ったプロトタイプのまま、HDDにつなげる専用デバイス(Lima)だけ制作して数百人程度であろうBackerにそのまま発送する計画でしたが、一億円もあれば優秀なプログラマーを数人雇ってC言語で同じソフトをちゃんと作り直すことができます。それでパフォーマンスが改善されたDropboxなどとちゃんと競争できるような一流の製品にしてしまおうということです。Limaデバイスは小さいですし、CPUがひ弱なのでPythonではパフォーマンスがきついのはしょうが無いです。また注文がたくさん入ってしまったので少数のベータテスト用みたいな感覚では行けない状況になっちゃたわけです。

これは、考えとしては割とまともで、Pythonでプロトタイプつくって仕様を固めてテストもしっかりとしてあるなら、C言語で作り直すのは多少時間がかかってもまあ問題なくできるはずです。しかし、実際はプロトタイプでのテストが不十分(クロスプラットフォームにしたので特にMacでのテストが不十分、さらに社長がフランス人で開発者はドイツ人メインなのでアスキーコードで十分な人たちだったためUnicode関連の多言語サポートのテストが不十分)だったようで、結局バグとりに延々と時間を費やし、なんとか少人数のベータ版のテストにこぎつけたのが2014年の終わりくらい(ここでユニコードなどのバグ発覚)。そして2015年の7月になって、ようやくすべてのBackerにパブリックベータ版の製品(Pioneer kit)の発送を始め、私はようやっと2015年9月になってLimaを手にしました。

当初の予定ではファイルシステムとしての機能を持つことで、クラウドにあるファイルがローカルにあるような使い心地を目指していて、例えばケータイに1TBのHDDがついたような使い勝手になるようなのを目指していたらしい。現時点で発送になったバージョンはベータテスト用で機能が制限されているため、ほぼDropboxと同じようなサービスです。それでもLimaサーバーが自宅にある強みとして、自宅のLAN環境でのストリーミングやファイルシェアには高速なパフォーマンスが期待できるんですね。(Dropboxも同一LAN内のデバイスの同期にLAN接続を使ったりするオプション設定があります。)

キャンペーン始めてから丸二年。あまりの遅さからKickstarterのコメントには毎日のように呪いのコメントがつき、泥棒・詐欺、金返せとず~~~っと荒れておりました。それでもめげずに製品(というかまだベータ版)を世に送り出した精神力は偉いかもしれません。

当方もさすがに待ちきれずにDropboxに変わるサービスを色々と物色し、Dropbox Portable AHKからOwncloudを自宅のSynologyのNASで試して断念し、今はSynologyでTeamDriveパーソナルサーバーを運用して満足しているので、いまさらLimaは要らない状況になってしまいました。Tech系のKickstarterプロジェクトの宿命とはいえ、2年以上も待つとは思いませんでした。さすがに文句も言いたくなります。おせーーー。

とは言え、Limaでは一応自分で用意したHDDで使うことを前提にしているので容量が大きな用途(mp3やビデオ)などでもパフォーマンスが期待できるかもしれません。Owncloudを自宅のSynologyで試した結果、容量を増やしてファイルの数が増えるとMySQLデータベースのパフォーマンスが落ちていき、10GBを超える辺りから使い物にならない遅さになるという経験をしたので、パフォーマンスがかなり大事だということを知りました。まあ、Owncloudはオープンソースでフリーなのはいいんですが、高級言語のPHPでできていてるため、非力なSynologyのNASではメモリが少なすぎるし、CPUもしょぼいので荷が重いのは仕方がない。

一方、TeamDriveはC言語でバイナリーのサイズもものすごくコンパクト、同じSynologyのサーバーで動かしても、Owncloudに比べて段違いに速いです。ライセンスの関係で10GB以上は試していないですが、Owncloudは10GBでアップアップし始めていたのに比べ、TeamDriveは10GBに近づいてもまだまだサクサク動きます。

長い前置(愚痴)はさておき、Limaに100GB近く入れて試したレビューを以下どうぞ。

Limaの設置、ソフトウェアのインストール

ユーザーがアップロードしたLima開封の様子のビデオです。

Hdd1024x5591

まずは自前のUSBのハードディスクをLimaにつなぎ、LANケーブルをWi-Fiルーターに接続、あとは電源ケーブルをつなぐだけ。簡単ですね。

その後、https://install.meetlima.com/へ行き、クライエントソフトをPCにインストールします。

スクリーンの指示に従ってLimaのアカウントを設定します。特にユーザーからの情報なしで次へ次へで、このクライエントソフトウェアがいろいろな設定(ポートフォワーディングなど)を勝手ににやってくれるようです。Limaデバイスとの通信自体はP2Pなはずですが、おそらくLimaのセントラルサーバーがダイナミックDNSみたいに機能して、クライエント端末から一定でIPとかポート番号とかを通信していると思います(未確認)。

インストールの途中、ケータイのアプリのダウンロードを促されSMSでダウンロード先が送られるはずが、なんか失敗。インストール終了後にLimaのソフトから再設定としてもダメで、結局Androidケータイからhttps://install.meetlima.com/へ行ってインストールできたので、まあ問題なし。

Lima使い勝手

すごいと思ったのは大量のビデオをLimaのフォルダに入れた途端、他のデバイスからそれらのファイルが認識される点。Dropboxだとアップロードが終わるまでは他の端末からは見えないので、スピード感がある。

もちろん、実際に他の端末からビデオを見ようとするとダウンロードが始まるので、ファイルのインデックス作成を優先しているだけ。ソースになるデバイスがオンラインな限り後追いでLimaデバイスにアップロードされるが、Limaデバイスにファイルがまだ存在してない場合はソースの端末とリクエストした端末がP2Pで直接ファイルをやりとりするようで、とにかくストレスが少なくスピーディーな印象。Torrentsみたいな原理らしい。

あとは自宅にHDDがあるというのが安心感がある。クラウドサービスというとサーバーは手の届かないところで管理されている訳で、色々とサービスの提供元を信頼する必要があるし、サーバーの管理コストをユーザーが負担しないといけない。LimaはLimaのサーバーには決してデータは行かないので彼らの方ではストレージサーバーの管理をしないくていいので運営費は安いというなかなかいいアイデア。でもユーザーながら収益化はどうするのか心配になってしまう。二人いる社長のうちの一人、フランス人のSéverinさんは高齢者にパソコン操作を教える事業をしたり、手足の使えない人用のデバイスを開発してたりするらしいので、ビジネスというより慈善事業的な感覚なのかもしれない。

前書きにもちょっと書いたけど、自宅にLimaがあるということは、家にいるときはインターネット経由の必要がないので、自宅のLANネットワークのスピードの高速なメディアサーバー状態になります。SynologyとかNASを買って設置するよりも簡単だし、ケータイやタブレットから使うときのUIのデザイン・機能もLimaのほうがSynologyよりも洗練されていると思います。(追記: メディアサーバーとして同一Wi-Fiネットワークからmp3をストリーミングしてみると、う~むたまにとぎれとぎれになるので気持よく音楽聴くには多少辛いです。ローカルにコピーを置くこともできるのでそうすればもちろん問題ないですが、基本はサーバーにあるファイルがネットワークドライブの用な感じでマウントされているのでいつも通信が必要になります。)

今使っているTeamDriveも自宅サーバが置けて、しかもクライエントサイドで暗号化するので非常にセキュア。Limaは暗号化のタイミングがいつなのか調べなければ。追記、スペックのページにMilitary-grade AES, 256-bit end-to-endと書いてあるので、Limaもクライエントサイドで暗号化するようです。これはプラス。

今のところは93GBほど入れているが快適。なかなか使える。少なくともOwnCloudよりは絶対いいし、Dropboxよりもスピード感がある。容量も圧倒的にお得。公式のテストでは一台のLimaで7TBまで大丈夫だったらしい。これはすごい。私は500GBのHDDをつなげているが、あっという間に初期化完了して使いはじめることができた。Androidのケータイやタブレット、iPhoneなどからも使えるし、割りといいサービスと言えそうです。

OwncloudはケータイのAppが死ぬほど遅くて使いものにならなかったのに比べLimaのAppはとても軽快でフォルダ間の移動などサクサクで、ちゃんと使えました。一度使ったファイルはローカルに残すこともできる。出先からビデオをストリームしたら、再生まで10秒位かかりましたが、一度再生が始まるとなかなか軽快に再生していました。

出先からしばらく使っていなかったラップトップPCで同じビデオを見ようとしたらファイルが見えなかったので、PCを再起動したら全部見えるようになった。今のところはソフトがベータなのでちょっと安定性に欠けますね。TeamDrive 3はその点非常に安定しています。

149ドルでデバイスを買ったらあとはHDD以外は全くタダなので、Dropbox Proの年間99ドルで1000GBとくらべてもお得だし、現在使っているTeamDriveのサブスクリプションの年間25.2ユーロで10GBとくらべてもお得感がある。まあ、GoogleDriveならただで15GBなのでコスト的にはGoogleDriveが最強ですが、諸々の事情(Portable版があるかないか、自宅サーバ可能か?)でDropboxとGoogleDriveは個人的には候補から消えています。大抵の人はDropboxとGoogleDriveで間に合うでしょうけども。

お値段は私の場合はKickstarterのバッカー特典で79ドルでした。そのうち10ドルはアメリカからの送料だったので69ドル。定価は149ドルですが、今のところ50ドルのクーポンがアマゾンにあるようなので99ドル(1万二千円)ですね。つまり、Dropbox Proの一年分の費用99ドルで容量無制限なパーソナルクラウドを簡単に構築できるわけですね。サブスクリプションもないので、維持費は自宅の電気代とインターネット代程度です。

とっても待たされたKickstarterプロジェクトなので辛口レビューになるかと思いきや、割りと良かったというかかなりいいんじゃないでしょうかLima。Dropboxの代わりとしては十分だし、コストも魅力的。

ちょっと試したところ、AppData\Roamingにあるソフト本体をコピーして、ポータブル版として無理矢理使おうとしてもインストーラーを走らせてちゃんと設定していないPCでは使えなかったので自力でポータブル化は無理っぽいのが悲しい。そもそもLimaはドライブをマウントするのでポータブル版へのハードルは高い。私の特殊な用途(外付けUSBハードディスクからにポータブル版のクライエントソフトを起動して自宅サーバへ同期する)にはLimaは不向きで、TeamDriveを置き換えるまでには行きませんでした。でも、ランニングコストが安いDropboxの代替サービスとしては魅力的と思います。15GB以上同期したいファイルがある場合Google DriveやDropboxよりもLimaがいいかもしれません。

気になる方は米アマゾンから個人輸入して見てはいかがでしょうか?

米アマゾンへのリンクはこちら:Lima Smart & Private Cloud Device for Mac, PC, Smartphone and Tablet, Blue

ちなみにアマゾンに付いている多数の1スターレビューはKickstarterのバッカーになった人たちの呪いの言葉ですので、あまり気にしないほうがいいかと思います。Kickstarterのバッカーは契約上返金を迫れないんですが、それを理解しないでバッカーになって2年待っている間にフォースの暗黒面に落ちた人たちがたくさんいるのでアマゾンのレビューも荒れているのです。まあ気持ちはわかります。私も呪ってやりたい気分でしたから。

たしかにコメントにあるようにテクニカルサポートは遅いのかもしれませんが私は知りません。私の場合、受け取った製品が初期不良というかアメリカからの配達中に大破したので文句を言ったらあっさりタダで交換に成りました。ただし、Limaが外注委託した配送会社がミスを重ねて、交換が遅れに遅れました。でもLimaのロジスティクス担当のドイツ人スタッフはフレンドリーで英語もうまいし、レスポンスも早かったです。

私の場合、上記のようにインストールは簡単で躓いたりしませんでしたし、デバイスも安定して動いていますので、テクニカルサポートのお世話にはきっとならないでしょう。

スクリーンショットも保存してあるのでもし需要があればインストール手順など記事にするかもしれません。

2015年5月14日 (木)

Synologyのアップデート後のTeamDriveパーソナルサーバー復旧覚書

いつものマイナーアップデートでは問題ないことが多いが、たまに起動スクリプトへのシムリンクを削除されることがあり、今回もDSM 5.2-5565へのマイナーアップデートでシムリンクの張りなおし作業をしたので完全な自分用覚書。

だいたい前回の記事「エンドツーエンドで暗号化のオンラインストレージTeamDriveを自宅Synologyで運用」に書いてあるとおりだが、以下注意点。

Puttyのデフォルトカラーが死ぬほど見にくいので、ホストのIPとポートを記録したセッションをロードしてから、Window->Coloursにいき、Use system coloursにチェック。セッションにもどり保存。これでカラーの設定も記録される。

(その後、あまり日本語で検索しないので縁のなかったTeratermを使ったらPuttyよりもかなりよかったので移行した。)

まずはrootでSSHする。adminじゃなくrootなのに注意。パスワードはadminのパス。これは

/usr/syno/etc/rc.d/

にシムリンク製作へ書き込み許可が必要なため。

S99tdps.shは

/volume1/homes/ユーザー名/tdps

に置いてあるので、コマンドはそこへCDしてから

ln -snf S99tdps.sh /usr/syno/etc/rc.d/S99tdps.sh

でおk。-snfについてはhttp://unix.stackexchange.com/a/18679/95577を参照。

tdpsはrootからは起動できない仕様だがスクリプト中ではsuコマンドでユーザーを切り替えているので、rootから

ash S99tdps.sh start

してもなぜかだめ。前は大丈夫だったのに。とりあえずユーザー名でログインしなおして

./tdpsd

で起動で急場をしのいだ。(追記。どうやら上のシムリンクが残っているけど働いていないようで-sではなく-snfのオプションで貼り直したら起動するようになった。)

追記。

起動はしているようだけどもクライエントからサーバーにつながらない。psにちゃんと見えるしpidファイルもある。DDNSの方もおkなので、理由が不明。インストールマニュアルをチェックしてすべてのステップを確認したが大丈夫そう。

参ったのう。

追記2。

解決! ポートフォーワーディングをやり直したらサーバーにつながった。Control panel -> External accessのRouter configのタブからSet up routerボタンを押してからでるダイアログにしたがって設定しなおして、その後SaveボタンをおすとRouterとの通信が始まって2時間くらい待たされましたが、無事に設定完了して、Test connectionでOKになるのを確認したらTeamDriveのクライエントでサーバーを追加しなおしたら接続できました。

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2014年10月28日 (火)

エンドツーエンドで暗号化のオンラインストレージTeamDriveを自宅Synologyで運用

前にも色々と書いてますが、DropboxPortableAHKが一度使えなくなったので、職場のPCでDropboxが使えなくなったせいで、急遽ownCloudを自宅サーバーに導入しました。条件としては、クライエントソフトがUSBドライブから起動できて、同期フォルダもUSBドライブ上におけるということで、ポータブルにできないGoogle DriveやDropboxではだめで、ownCloudに行き着きました。

しばらく使ってみて、ownCloudは容量無制限なのでとっても魅力的だし、使用感的にも十分いけるかなとおもったんですが、唯一Androidからファイルにアクセスする時の使い勝手が悪く、ウェブインターフェースからファイルを見つけるのがやたら遅くて使い物にならないのです。

これはownCloudが悪いのかSynologyの自宅サーバーが遅いのがよくわからないんですが、PCからアクセスするぶんにはOKなので、まあモバイルのブラウザとの相性なのかなぁと思います。あとは同期がPC経由でも結構遅い(とくにファイルサイズが1kb以下のファイルが異常に遅い)のと、同期でコンフリクトが起きるのがDropboxに比べてやたら多いのが気になります。

Google Driveは本当にだめなのかを先日確認したところ、ポータブル版にできそうで、実は出来ないという結論になったので他のサービスを物色して、ようやく条件に合いそうなのがこのTeamDriveです。

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2014年10月14日 (火)

Google driveを自分でポータブル版にしてUSBドライブでつかうつもりが断念。

いままで、ownCloudとか試したり散々プライバシー云々で、DropboxもGoogle driveもできるだけ避けられないものかと格闘していますが、Android端末でPDFを読んでAcrobat readerで蛍光ペンで線引したりしたかったのだけど、ownCloudだと自宅サーバーのせいなのか、Androidからウェブインターフェース経由でownCloudにアクセスすると異様に遅すぎで辛い。

まあ同期するファイルを選べばGoogle driveでもまあいいかと思ったので、試してみました。勤め先でも使いたいということでポータブル版にできるかが、問題でしたが調べたらあっさり出来たので覚書。

追記) 紹介したやり方では、PCが変わるたびにアカウントの接続設定になるので、設定ファイルもしくはレジストリがPCの方に残っていいるのだと思われ、本来の意味でのポータブル版とは言い難いようです。私の場合、同期フォルダをUSBドライブの方に設定できればギリギリオーケーかなという感じなので、まあ良かったのですが、もう少しマシな方法がないか調べます。
追記)やはりレジストリを使っているようだけども、調べたらこんなに大量に使っていた。職場のPCにも大量のレジストリを書き込んでしまったのでここに紹介されていたRevo uninstallerで消去しておこっと。更に追記)私の場合は、一度Google Driveのアカウントをディスコネクトしてから、グーグルの正式版のGoogle Driveをわざわざインストールして、Revo uninstaller Pro版をつかってやっとこさ綺麗にアンインストールできました。PortableApps.comにポータブル版のRevo uninstallerもありました。
結論、Google Driveはやはりダメかなと思った。ownCloudをメインで使ってPDFだけDropboxに同期する方向で考える。はやくLimaが届いてくれないと困る。DropboxPortableAHKでもとりあえずいいんだけども、いつまでもつかが不明。現在、TeamDriveを物色中だが、synologyにもインストールできそうだし、DDNSもSynologyからもらったし、SSHもできるようにしたので、もうひと踏ん張り。

Google driveを自分でポータブル版にする方法

追記)上に書いたように失敗してました。

How to Use Google Drive From a Portable USB Driveという記事にSyncDocsというソフトをつかってGoogle driveにアクセスする方法がありますが、個人的にはできるだけサードパーティの世話にはなりたくないので、純正品をつかって自分でポータブル版にする方法を目指します。つい先日も、Snapchatのサードパーティプラグインが悪さをして、消えたはずの写真が流出するという事件がありました。

グーグルドライブの公式ヘルプフォーラムに見つけた書き込みにGoogle driveを自分でポータブル版にする方法があったので、やってみました。

要は、一度自宅のコンピュータなど管理者権限があるPC(つまり母艦)で普通にインストールしてから、googledrivesync.exeとgoogledrivesync64.dll(64ビットのコンピュータの場合)を見つけて、好きなところへコピーして使えばいいらしい。(追記。動くことは動くが、レジストリ書き込みまくるのでポータブルではなかった。)

USBドライブにフォルダつくって、googledrivesync.exeとgoogledrivesync64.dllを入れて、そこから起動したら動くことが確認できた。アップデートするのが、ちょっと面倒いかもしれませんが、母艦の方からその都度USBドライブへコピーすればいいでしょう。

グーグルドライブをUSBドライブへ移動

しかし、このままではデフォルトのC:\Users\ユーザー名\Google Driveに同期フォルダがあるので、これをUSBドライブへ移動しなければいけない。

調べてみたらあっさり方法が見つかった。

2通りやり方が紹介されているが、一つ目は

一度、アカウントの接続を切ってしてから、同期フォルダを移動して、再接続して、再設定のところでAdvanced(高度な設定)から同期フォルダを指定する方法。これは同期フォルダを指定先にからのフォルダを選ばないとうまくいかないので、ファイルを再び全部ダウンロードする羽目になるのが、ちょっと嫌だけど試したらうまくいった。

もう一つは、グーグルドライブのクライエントソフトを終了してから、同期フォルダをUSBドライブへ移動し、グーグルドライブのクライエントソフトを再起動するとエラーになるので、タスクトレイのアイコンからエラーをクリックして、同期フォルダを再指定する方法。これのほうがスマートなので、最初はこれを試したけど、USBドライブへ移動した同期フォルダを指定してもエラーになったので、うまく行かなかった。

もともとのPCのグーグルドライブを再設定

一応これで、出先でグーグルドライブが使えそうだけども、自宅のコンピュータの方も再設定しないと、いちいちUSBドライブを繋がないといけなくなってしまっている。

USBドライブを外してから、もともとインストールされたプログラムフォルダにある方のグーグルドライブのクライエントソフト起動してみると2つ目のやり方と同じ状況なので同じエラーがでた。

一度アカウントをディスコネクトしてから、もう一度サインインして普通に設定を済ますとちゃんと使えた。

2014年7月 7日 (月)

ownClould6.0.3-3へのアップデートでハマる。

Owncloud

前にも書いた通りDSM 5.0-4458 Update 2でownCloud 6.0.2-3を使っていましたが、先日Synologyからのメールに従ってDSM 5.0-4493 Update 2にアップデートし、さらにしばらく落ちていたSynocommunyのサーバーが復活していたので、ownCloudバージョン6.0.3-3にアップデートしたところ、みごとにownCloudが死にました。

結論からいうと、たぶんアップデートしたのが自分の名前のログインでやってしまったのが、いけなかった。いろいろやったあとにAdminでDSMにログインしなおして、owncloudを起動しなおしたらあっさり直ちゃったので、それがメインな理由だった模様。これから考えるとDSMのアップデートの方はおそらく無害だったかな。

まあ、今となってはどのステップが重要だったのか知る由もないですが、役に立つこともあるかもしれないので以下復旧への道の覚書を記事にしておきます。

どこのステップかわかりませんが、以下の作業をするとデータベースが初期化されて、登録ユーザーがデータごとにまっさらになりました。まあ、ローカルのPCにデータはあるので困らなかったんですが、クライエントを起動したらサーバーにあるデータ以外は削除という形で同期が行われたのでデータをすべて失ってしまいました。皆さんは気をつけましょう。。(もう一つPCがあったので復旧は余裕でしたが。)おそらくconfig.phpを削除またはリネームするステップが怪しいとおもうんですが、わかりません。

SSHでSynologyにアクセス

おかしくなると、ウェブインターフェースからは見えないファイルなどを操作しないと行けないので、SSHやTelnetでサーバーにアクセスしないといけない。

Synologyのフォーラムにあるウィキサイトにあった手順に従って、SSHでアクセスしてみます。このウィキ記事はおそらく古いDSM4に基づいているので、DSM5用に手直しすると:

  1. adminでDSMにログイン
  2. コントロールパネルのSystemからTerminal&SNMPにいき、SSHをEnableにチェック。
  3. コントロールパネルのSecurityからFirewallのタブへいき、SSH用のポート22を開けておく。Firewall使ってなければ無視。
  4. SSHに必要なソフトを起動。ウィンドウズならPuTTYなどを。
  5. 自分がadminユーザーでSynologyにログインできても、SSHのアカウントとは別なので、最初はDSMのデフォルトadminでログインしないといけない。私はここでハマった。アカウントはrootでパスワードはDSMのデフォルトadminのパスワード。

Can't write into config directoryエラー

Can't write into config directory!
This can usually be fixed by giving the webserver write access to the config directory.

どうやらDSM4ではウェブサービスはnobodyというユーザー名で走っていたが、DSM5からhttpというユーザー名に変わったのがそもそもの問題らしい。

ちょっと前のDSM5とowncloudのバージョンだけど以下の手順で解決したというユーザーの書き込みがある。

  1. 次のコマンドで所有者をアパッチのhttpにする。
  2. chown -R http /volume1/web/owncloud 
  3. Apacheのコンフィグらしいhttpd.confを編集。
    vi /etc/htpd/conf/httpd.conf
    で最後に
    <Directory /volume1/web/owncloud>
        Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
        AllowOverride All
        Order allow,deny
        allow from all
    </Directory>
    
    を追加。
  4. アパッチの再起動
    httpd -k restart
    
  5. ウェブインターフェースから/volume1/web/owncloud/config/confg.phpをリネームしてconfig.php.oldにするとデータベースの設定からやり直しになる。
    MySQL username and/or password not valid    
    You need to enter either an existing account or the administrator.
    
    owncloudのウェブインターフェースにアクセスして、データベースのパスワード等を入力する。

untrusted domainエラー

上の手順1のchownをするとこのエラーは、

You are accessing the server from an untrusted domain.
Please contact your administrator. If you are an administrator of this instance, configure the "trusted_domain" setting in config/config.php. An example configuration is provided in config/config.sample.php.

に変わる。

DSMのFile Stationで、/volume1/web/owncloud/configに行き、config.phpをAction->Open with Text Editorで開く。

'trusted_domains' => array('127.0.0.1', '192.168.1.10', 'owncloudサーバーのグローバルIPかドメイン名'),

と編集。'192.168.1.10'はipconfigで調べた自分のPCのLANアドレス。 もしくはGlobalIPをWhat's my IP?とかで調べて入力すると、configにかけないエラーに戻る。chownでuntrusted domainエラーに戻るのループ。

owncloud自身がvolume1/web/owncloudのユーザーをnobodyにしてしまうのでは

open_basedirの設定

  1. DSMのコントロールパネルのWeb ServicesからPHP Settingsのタブへいき、open_basedirに/volume1/web/owncloudを追加。こんな感じになるはず。
  2. pre>/etc.defaults:/etc:/usr/syno/synoman:/tmp:/var/services/tmp:/var/services/web:/var/services/homes:/volume1/web/owncloud
  3. https://github.com/SynoCommunity/spksrc/issues/846をみるとopen_basedirの設定をしろとある。
    /etc/php/conf.d/com.synocommunity.packages.owncloud.ini
    をviで編集。

どちらも効いているのかわからない。

結論

悩んだ結果、DSMでアップデートしたときに自分のログインですべてやったのを思い出した。adminでDSMにログインして、Package ManagerからownCloudを一度停止して、再起動。SSHでchownをもう一度実行。owncloudのページをリロードして、動作確認。あっさり動く。え?どうやらアップデートのときはadminアカウントで行わないとおかしくなるということらしい。当たり前か。

2014年5月29日 (木)

DropboxPortableAHKのパブリックベータ版が一般公開された模様。

Slide31

Dropboxのサーバーが古いバージョンのDropboxクライエントからの接続の受付を停止したことで使えなくなっていたDropboxPortableAHKですが(詳しくは前の記事参照)、開発者のNickさんが新しいバージョンを開発中で、ここ数週間クロースドβテストで少ない人数がテストに参加してバグ取り中でしたが、とうとうパブリックベータが一般にも公開されました。

しかし、アクセスが多いんでしょうけど、DropboxPortableAHKの公式サイト(http://nionsoftware.com/dbpahk/)がつながりにくい状態が続いています。いずれにせよ、ベータに関してはサポート掲示板のほうにダウンロード先や詳しい情報があるので、そちらへ直接いったほうがいいと思います。

ダウンロードはサポート掲示板のDropboxPortableAHK v1.6.8.2 betaという記事の中にあります。

つーか、掲示板みてたらNickさんの本名があって、ニコラス・シュナイダーっていうらしい。先祖が床屋仕立屋さんなのだろうか。ドイツ人というのは公式サイトが英独バージョンあるんで、知っていたけど、シュナイダーって苗字のドイツ人はリアルでは初めてだ。感激。ドイツではよくある苗字とドイツ人から聞いたけど、仕事上ドイツ人たくさん知ってる割に知り合いには一人もいないのだった。ちなみにハインツさんはリアルで一人知っている。カールも知ってるが、ドイツ人じゃないな。

ベータ版のインストール方法

サポート掲示板のほうにあった情報から説明します。

How to install the current beta version: Please do not try to use your old DropboxPortableAHK setup, this will very likely fail.
  1. Download DropboxPortableAHK v1.6.8.2 beta.
  2. Extract the complete zip file to a folder of your choice. Do not simply extract the DropboxPortableAHK.exe, you have to extract the .dbfiles folder, because it contains the needed Dropbox application files.
  3. Start DropboxPortableAHK.exe and follow the setup guide.
  4. Done :)

ということですが、訳すと、まず、古い今まで使っていたDropboxPortableAHKの設定は再利用しないようにしましょう。まずうまくいかないということです。

  1. 初めにDropboxPortableAHK v1.6.8.2 betaをダウンロードします。
  2. zipファイルなので好きなところへ丸ごと.dbfilesフォルダーを含む全部のファイルを解凍します。.dbfilesの中に必要なDropboxクライエントも入っているようです。
  3. DropboxPortableAHK.exeを実行し、指示にしたがってセットアップをします。

追記) 現在、Dropbox上のホストからダウンロードができない状況のようですね。あまりに多くの人がダウンロードしようとしたので、一時ダウンロードが停止になったようです。掲示板でも話題になっているようで、二時間前くらいまでは大丈夫だったっぽいです。新しいホストへのリンクが掲示板に張られると思うので待ちましょう。

追記2) 新しいダウンロード先が新しいスレッドに来ました。http://goo.gl/3MrPE6です。

セットアップ画面では、日本語訳がまだないようなので英語でやったほうがいいでしょう。古いDropboxPortableAHK のセットアップとあまり変わらないので、大丈夫でしょう。

注意点として、ステップ03では古いDropboxPortableAHKで使っていたDropboxフォルダーを指定しないことですね。ここは、デフォルトのままで、ステップ04で、古いDropboxPortableAHKで使っていたDropboxフォルダーから移動またはコピーできるので、こちらを利用しましょう。ステップ03で直接に再利用しようとすると、上のほうで書いた注意事項のようにうまくいかない可能性が高いです。他のステップは、デフォルトでほいほいいけばよさそうです。

最後のステップでDropbox本体のセットアップをしますが、ここでStandardかAdvancedか聞かれます。readme_english.txtを読めばわかると思いますが、ここでAdvancedにしてUSBなどにドライブを指定するとうまくいかないのでStandardのまま行ったほうが無難と思われます。DropboxフォルダはあとでちゃんとDropboxPortableAHKで設定したフォルダに変更されるので、心配ありません。

ただ、Selective Synchが使いたい場合、ここでAdvancedに進まなければいけないんですが、初回のセットアップでちゃんと設定できるのかは当方は試していないのでわかりません。いったん初期設定が完了してDropboxが立ち上がってからならば、Selective Synchもちゃんと設定できるので、初回のセットアップでは無難にデフォルトのまま行くほうがいいのかなと思います。

とりあえず問題なくちゃんと使えています。

既知の問題

ホームページのアナウンスメントに既知の問題について注意がありますが、サイトが重いのでこっちにも張って訳しておきます。

  • After using DropboxPortableAHK on a machine that has a regular Dropbox version installed, DropboxPortableAHK reindexes all the files in your Dropbox folder, which might take a while depending on the size of your Dropbox folder
  • Automatic download of needed Dropbox application files is not available in this beta, they are provided with the beta download
  • Desktop Icons and other Windows Explorer functions might be broken after the Dropbox setup. Restart your computer to restore the previous state. This is Dropbox’s fault, I hope it can be solved by moving to a later version of Dropbox in an upcoming version of DropboxPortableAHK

一つ目は、普通のポータブル版じゃないDropboxがインストールされているコンピューターでDropboxPortableAHKを使った場合、DropboxPortableAHKのDropboxフォルダーにあるファイルが再インデックスされるため、DropboxPortableAHKが同期するまで時間がかかるという問題があるということです。

二つ目は、正式版で予定している自動でのDropboxクライエントのダウンロード機能が実装されていないということですが、このベータ版のダウンロードの中に必要なDropboxクライエントが含まれているので問題ないです。将来的にはDropboxPortableAHKがサポートしているDropboxクライエントのバージョンが変わったりした場合、自動でダウンロードできるようなことを考えているようです。

三つ目は、新しいDropboxPortableAHKをインストールした直後にはタスクトレイのアイコンや、右クリックメニューなどがバックってしまう問題で、コンピューターを再起動すると直るという問題です。これは、いまのバージョンのDropboxPortableAHKがサポートしているDropboxクライエントにあるバグなので、将来DropboxPortableAHKがより新しいDropboxクライエントを使えるようになったら治るだろうと期待されてます。

2014年5月15日 (木)

DropboxPortableAHKが復活間近!ベータ版が希望者へ配布される。

Slide31

DropboxPortableAHKの公式サイトを確認してみると昨日2014年5月14日にクロースドベータ版が配布され始めたようですね。

追記。2014/05/16にコメントが更新されて、ベータ版はあと2日ほどで正式版になる予定だそうです。

追記2。正式版の公開は多少遅れそうです。今のところDropboxの2.4.11までは暗号化されたdbからパスを見つけて書き換えることが可能なことが確認されたようです。しかし、Dropboxのクライエントが2.6.18に自動更新してしまう問題が未解決で、自動更新を防ぐ方法を探しているようです。Dropboxのクライエントの最新版はいま2.8.0なので、2.6.18になったら最新版まで行ってしまうでしょう。バージョンが2.4.11以上になると、今のところDropboxPortableAHKがパスを見つけて書き換えられないので、アップデートを防ぐのは非常に大事になります。その他にもベータテスターからいくつかバグレポートがあって、週末以外にも時間をとって精力的に対応してるみたいです。

追記3。Beta v1.6.8.2がパブリックベータということで一般の人にも公開になったようです。詳しくはこちらの記事で

結局、前の記事(DropboxPortableAHKが繋がらない模様)に書いたように1.1.45までのDropboxクライエントのサポートが終了ということで正しかったらしく、Dropboxフォルダへのパスを書き換える方法が従来の方法ではできなくなりました。

Dropboxの方でもDropboxPortableAHKを作っているNickさんへのサポートはできないという正式回答で、ハックして自力で方法を見つける以外は道はないという事になりました。

それにもめげず、Nickさんは自力でハックして、Dropboxクライエントのバージョン2.6.18まで使えそうな方法を見つけたそうです。昨日から希望者に配布されているバージョンは、その方法を使ったテスト版でこれがうまく行けば正式版が数日後に発表されるでしょう。

日本のでもPayPalアカウントがある方は、公式サイトの右のオレンジのDonateのボタンからNickさんに寄付すると励みになるでしょう。または、興味のある広告をクリックするのでも5円から100円くらいの寄付になります。

私の場合、オープンソースのDropbox代替サービスownClouldを家のSynology NASでホストしてみた。にも書きましたが、自分の家にサーバー置いて使い始めたownCloudが快適に使えているので、DropboxPortableAHKは必要なくなっちゃったので、ベータテストにも参加しそびれましたが、正式版が出たらまた使ってみようと思います。

正式版は別にインストールしないといけないのか?

数日前の書き込みにNickさんが

You will receive it as an update to your existing installation when you start up DropboxPortableAHK. During the update, DropboxPortableAHK will take care of everything and will let you use your Dropbox again afterwards. I am looking into a solution so you don’t even have to go through the setup routine to link your Dropbox account, but I don’t know if this will work.

と言っていたので、正式版がリリースされたらばいままで使っていた旧版のDPAHKを起動すると、アップデートが始まって自動で新しいのがインストールされるような感じを目指しているらしいです。まだ本当にそうできるかは解らないらしいですが、そうすることでユーザーからの質問メールとかが減るでしょうからかなり本気で挑戦すると思われます。

コメント見ていると、ベータ版でいいから早くダウンロードさせろとか、いろいろと言ってくる人が多いですね。ちょっと上のコメント見れば、ベータテスターは締め切りだって書いてあるのに、読まずに自分の意見だけ書く。

未完成なものをたくさんの人に渡すと、動かないだの、ファイルが消えただの、いろいろと問題がでるのは目に見えていますから、サポートの量が増えて、かえってリリースが遅れるばかりです。いやー、人気ソフトを持つって大変ですね~。ただでやってるのに報われない。インターネット上のものはタダが当然で、サポートもやれっていうのがまかり通る世の中ですが、この流れ、いつまで続くんでしょうか。YouTubeでさえほとんど利益でてないのに、タダで初期ユーザーを囲い込む文化はもうすぐ死ぬんじゃないだろうか。最近、こんな記事を読んだばかりなので、考えてしまった。

2014年4月18日 (金)

オープンソースのDropbox代替サービスownClouldを家のSynology NASでホストしてみた。

Owncloud

SynologyはNetwork Attached Storage、いわゆるNASのサービス・機器を販売する台湾の会社です。主力のDiskStationシリーズでは、Raidで組んだNASを家庭内LANでつかったりインターネット経由でアクセスしたり、他にもDDNSをつかってPHPのサーバーにしたり色々と盛りだくさんの機能があります。

DropboxPortableAHKがどうやら本格的に終了したみたいなので、仕事に支障がありまくりなので、Dropboxの代替ソフトを探して、オープンソースのownCloudが良さそうだと結論し、ついに導入しました。使用状況は

You have used 1.8 GB of the available 1.2 TB

ってな感じで、NASの容量が1.2TBもあるので、容量不足は気にしなくて良くなりました。快適です。遅いらしいと聞いていたけど、そんなことない感じ。

GoogleDriveじゃだめなのか?

手っ取り早くやるのならGoogleDriveで良かったかもしれません。というかDropboxPortableAHKではなく公式版のDropboxクライエントを使えばいい話。

それができないのは、職場では複数のPCを行ったり来たりするし、共用のPCなのでadminだったりする人も使うので、個人のファイルから仕事のファイル、写真、動画、パスワード管理ソフトなどなど、色々と入っているDropboxは置いておけない。Dropbox公式クライエントは外付けUSBデバイスには同期フォルダを指定できない仕様なのでNG。ところが、DropboxPortableAHKではUSBからソフトを起動して、USB内に同期フォルダを持てるので、これ以外選択肢があまりない状況。

GoogleDriveのデスクトップクライエントではUSBに同期フォルダを置くことが可能なのかどうかが、どうも調べがつかなかったが、ownCloudはUSBにも同期フォルダを指定できる。

追記)GoogleDriveを試してみましたが、ポータブル版にはできそうで、結局できませんでした。

もう一つは、できればパーソナルクラウドへ移行して、同期するファイルを自分の手元に置いておきたいという理由。NSAとか色々と気持ち悪いので。

追記)その後、TeamDriveをSynologyのNASでサーバー立ててみましたが、すごく速いです。ownCloudだと遅いのでsynologyのCPUが遅いのだと思っていたけどそうではなかった。TeamDriveについてはあとでレビュー記事をアップします。

Researchers reverse-engineer the Dropbox client: What it meansという記事に付いたコメントには

My complaint remains the use of server side encryption for user data. Spideroak and Lastpass prove that every feature Dropbox provides can be done properly in a way that does not provide Dropbox the ability to decrypt user data.

とあって、Dropboxはユーザーデータをサーバー側で暗号化する仕組みらしいので、覗き見は簡単で、どこまでDropboxを信頼するかという問題もあります。

ownCloudはこの2つの条件をクリアしているし、すでにSynologyが家にあるのでPHPのサーバーが必要なownCloudをホストするにはちょうど良かった。

導入の仕方

色々と試してから思い出して書いてるので間違いなどあるかも。素人の覚書ですので、自己責任でお願いします

まずはDSMを最新にアップデートする。執筆時ではDSM 5.0-4458 Update 2。Hearbleed対応ずみなはずなので、アップデートは重要。

初期Adminパスとかすべてのユーザーのパスワードを強いものに変更。

コンパネからNetworkにいき、DSM Settingsのタブに行くとHTTPSの設定が出来るので必ずしておく。Synologyのドキュメンテーションは古いけどこちら。コンパネからWeb servicesにいき、Web StatioinとHTTPS Connectioin for web servicesにもチェック。

パッケージセンターからMariaDBをインストール。MySQLのフォークなのでownCloudにも使えた。

次にphpMyAdminをインストール。データベースの色々な設定をするツール。rootの初期パスが””で空っぽなので、絶対に変更する。参照サイト

コンパネからShared Folderにいって、volume1にowncloudという名前のフォルダを作る。あとで、owncloudを初回起動するときにvolume1/ownclouldに書き込めないと怒られるので、読み書きのパーミッションをhttpに与えておく。owncloudのドキュメンテーションの該当セクション

これでowncloudのインストール準備完了のはず。

owncloudはSynologyのユーザーコミュニティで管理されたパッケージがあるので、それを利用すると楽。www.cphub.netというレポジトリーもあるが、synocommunityのほうが新しいのでこっちを使う。

パッケージセンターを起動して、上のタブからSettingsに行く。右のPackage Sourcesのタブからhttp://packages.synocommunity.comを追加する。(追記。synocommunityのレポジトリーが落ちているようです。下記参照。)

Package CenterでCommunityのカテゴリを選んでRefreshする。

ownCouldの最新版6.0.2-3をインストール。

最初にMySQL(実際はMariaDB)のパスワードを聞かれるので、phpMyAdminで設定したパスを入れる。

次に、MySQLにowncloudというアカウントを作るので、それ用のパスワードを設定しろと言ってくるのでパスワードを入れる。

次に、ようやくowncloudで使うユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを聞かれるので設定しておしまい。

owncloudのStatusがRunningになったら、その下のURLのところをクリックしてさっき作ったowncloudのユーザー名とパスワードでログインを試みる。

ログインできたら成功。

このままではローカル(家の中)でしか使えないので、DSMのメインのメニューからEZ-Internetを実行する。使っているルーターが対応していれば全部自動でやってくれるので楽ちん。最後のほうでDDNSサービスの申し込みをして、インターネット経由でアクセスできるアドレスをもらう。

ここで設定したDDSNのドメイン名の下に/owncloudを付けたアドレスがowncloudのサーバーURLになるので、これにケータイのブラウザのデータプラン(家のWifiじゃなくて)で接続できるか確認する。

ownCloudのクライエントをインストールして、DDSNで設定したサーバーアドレスで接続する。

これでDropboxのようなサービスが自宅のサーバーで運用されました。すげー。

追記。まだHTTPSがうまくいっていない、おそらくルーターが5001のポートフォワーディングしていないからだと思われる。EZ-InternetしたときにHTTPSをEnableしていなかったからか?とりあえず寝る。

追記2。うまくいった。上記の設定に追加して、5001と443のポートをHTTPS用にポートフォワーディングの設定しないといけなかった。EZ-Internetのとろで選んでも同じだとおもう。コンパネからExternal Accessで、Router Configurationのタブから、CreateでWeb Station(443)とManagement UI(5001)のBuilt-inアプリを追加して、Synologyから一度、ログアウトで、オーケーだった。

ウィンドウズ版ownCloudクライエントをポータブル化する

職場で実際に公式のownCloudクライエントをインストールして使ってみました。USBにownCloudフォルダを作ってみましたが、問題なく同期できました。

ただし、ソフトの終了後にC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\ownCloudにcfgファイルができて、ここにログイン情報が残ってしまうのがかなり問題です。

使用後に手作業で忘れずに削除するか、PortableApps.comのownCloudPortableを使うこともできますが、バージョンが1.3で止まっているのが気になります。

ところが、公式のドキュメンテーションをよく読んでみると--confdirオプションで設定ファイルへのパスを変更できるようなので、Portableバージョンなんていらなんじゃないかという感じ。C:\Program Files (x86)にあるowncloudのフォルダをそのままUSBへ適当に移動して、使います。

USBがHにあると仮定すると、公式版のクライエントを次のようなオプション付きで起動すればOKでした。

H:\OwnCloudClientへのパス\ownCloud\owncloud.exe --confdir H:\OwnCloudClientへのパス

これで設定ファイルがUSBに保存されるようになったので、もしレジストリを使っていないならば完全にポータブル版になったはずです。めでたし、めでたし。

おまけ

以下は、紆余曲折して結局使わなかった手段だけど、なんかの役に立つかもしれないので、残しておく。

ownCloudPortableは開発者のページについたコメントには1.3から同期するフォルダが選べるようになったとある。しかし、少なくとも最初の設定画面でC:/Users/ユーザー名/owncloudに同期しようとしたので、同期するフォルダのパス設定はあとから変更する形なのかもしれない。

いずれにせよ古いバージョンはなんかいやなので、私の場合、PortableApps\ownCloudPortable\App\ownCloudにあるファイルをすべて削除して、PCにインストールした最新版(C:/Program Fileにある)のownCloudフォルダの中身に置き換えました。こんなことして大丈夫なのか知りませんし、なにがあっても責任も取りませんが、当方の環境ではちゃんと動いているっぽいです。

ちなみにownCloudPortableのインストールはpaf.exeをダウンロード後、PortableApps.com Platformを使わないならpaf.exe単体をダブルクリックでもいいですが、Platformを使う場合(推奨)はPortableApps.com PlatformでAppsからInstall a new Appをえらび、paf.exeを指定します。

SynoCommunityのレポジトリーがまた落ちているらしい

githubのイシュートラッカーにある新しいスレでは、#560を読めとあって、そっちに行くと臨時のサーバーのアドレスhttp://synology.w01.eu/がある。

ownCloudにも色々とファイルがあるが、Synologyのウィキサイトを見て、自分のモデルのCPUを確認して、対応するビルドをダウンロードすると吉と思われる。

2014年4月17日 (木)

ポータブル版CarotDAVでDropboxへアクセスしてみた(改定版)。

先週末からDropboxPortableAHKが繋がらない状態が続いているので、とっても困っているわけですが、しょうがないのでまえにも試したCarotDAVをまた使ってみました。

2011年にも一度「CarotDAVポータブル版でUSBメモリからDropboxへアクセス」という記事を書いたんですが、情報が古くなっているようです。

CarotDAVでDropboxへアクセスする方法

  1. FileからNew ConnectionでDropboxを選ぶ。出てきたダイアログ(上のイメージ)で、Setting Nameだけ適当に名前をつけたら、Authorizeボタンを押す。
  2. Carotdav
  3. Step1のリンクを開く。Dropboxの認証サイトに飛ばされるのでDropboxへ普通にログインする。
  4. Carotdav2
  5. ログイン後、CarotDAVへの認証を許可する。
  6. メインのウインドウのリストにSetting Nameで付けた名前が登録されているので、これをダブルクリック。
  7. Dropboxのフォルダが出てくるので、ここから使いたいファイルをダウンロードしたり、アップロードしたりをドラッグして行う。

正直、Dropboxのウェブインターフェイスでもほぼ同様のことができるので、メリットがあまりないかなぁと、まえと同じ感想でした。まあ多少楽にはなるんですけどね。

Limaが届くのが待ちどおしい。最後のアップデートでは、

Unfortunately, we have drifted a bit from the Spring schedule, and it now looks like shipping will start at the beginning of July.

と言っていたので、7月はじめの出荷の予定ですね。3ヶ月切ったか。

それまでは時間が取れれば、自宅のSynologyでownCouldのホストに挑戦するつもり。成功したら記事にします。たぶん。追記。導入しました。「オープンソースのDropbox代替サービスownClouldを家のSynology NASでホストしてみた。」をどうぞ。

2014年4月15日 (火)

DropboxPortableAHKが繋がらない模様

Slide31

4月9日にコンドリーザ・ライス氏の取締役就任があって、プライバシーの取り扱いが今後どうなるのかなどいろいろと話題になったDropboxですが、4月11日の金曜あたりから突然DropboxPortableAHKがDropboxのサーバーに繋がらない問題が発生中です。

DropboxPortableAHKはDropboxをUSBのメディアに入れて持ち歩ける便利なウィンドウズのソフトで、長くつかっていました。

開発者のNickさんのブログによると、すべてのユーザーに起こっているらしく、現在Dropboxに原因を問い合わせ中だそうですが、対応が可能な問題かどうかは今のところ不明という感じです。OpenSSLバグ関連の一時的な対応だといいんですが、それにしては長いなぁ。Mashableにあった影響受けたサービスのリストではDropboxも影響を受けたが、対応済みらしいのでおかしい。それにしてもgmailとか影響受けたサービス全部のパスワード変えないといけないのか。大変だ。

とりあえずはWinMergeでもつかってマニュアルで同期しよっかな。当ブログおすすめのportableapps.com版のWinMergeもあります。

原因は?

DropboxPortableAHKはDropboxを起動するラッパーみたいなものでAHKでできていて、本来はポータブルデバイスには置けないはずのDropboxフォルダをUSBのメディアなどのパスへむりくり設定を書き換えた状態でDropboxを起動することでポータブル版のDropboxを実現しています。

DropboxPortableAHKはバージョン1.1.45のDropboxに依存していますが、このバージョン以降はDropboxのデータベースが暗号化されるように仕様が変更されたために、Dropboxフォルダへのパスの設定も暗号化されていて、書き換えるのが困難というのが原因です。

個人的にはおそらくはDropbox側で、OpenSSLの対応にあわせてデータベースが暗号化されていないDropboxバージョン1.1.45へのサポートを打ち切ったのが原因に見えますね。そうだとするとNickさんの方ではどうにも対応できません。

たしかに手元のdbファイルをテキストエディタで開けてみるとemailとかパスの情報とかがあるのがわかります。暗号化されていないバージョンへのサポートを落とすことでユーザーのデータをよりセキュアに守ることになりますので、Dropboxとしてはそうしたいのもわかります。Dropboxがちゃんとポータブル版を出してくれればいいんですが、これもポリシーとして行わないという感じにみえるので期待薄ですね。USBを出先で紛失とかすると大変なのでやるなら自己責任という形の方がいいので、サポート外になっているのだと思います。

先ほどのNickさんのブログについたコメントにスマホに公式版のDropboxをインストールして、USBで職場のパソコンにつないで、スマホのSDカードにパソコンからアクセスするという使い方が紹介されていました。まあ、これでもなんとかなるかもしれませんが、うちの職場はWifiが弱いので、むりかなぁ。

まあ、数日後に状況が明らかになると思いますので、注目です。。。

とうとう、Dropboxからの返事がきたようです。Nickさんのブログによると、

Update (17.04.14): I got a reply from Dropbox today. They said they updated their security and that’s why old Dropbox clients can not connect to their server anymore. This was what was already suspected by many of you. I sent them a reply for any possible solution for newer clients and hope to hear back from them soon.

予想されていたようにセキュリティー向上措置として古いバージョンのDropboxクライエントからのサーバーへの接続を許可しないようにポリシーがかわったことが原因だったようです。一応Nickさんも粘ってポータブル版を可能にする何らかの解決法がないか問い合わせているそうですが、望みは薄いですね。

当方は、下にも書いたようにオープンソースのDropbox代替ソフトであるownCloudを自宅のSynologyのNAS上でPHPサーバーを建ててホストし、さらにSynologyからただでもらえるDDNSサービス用のサブドメインアドレスをつかってインターネット経由でSSL接続して使えるようにしました。USBからownCloudのクライエントを起動して、同期フォルダはもちろんクライエントの設定ファイルもすべてUSB上に残るように設定したので、めでたくDropboxPortableAHKから完全に移行できました。

参考記事: 「オープンソースのDropbox代替サービスownClouldを家のSynology NASでホストしてみた。

Dropboxの代替プロダクトは?パーソナルクラウドへの道

Dropboxは大好きなサービスだったんで寂しいですが、企業に個人のプライバシーをおんぶにだっこというのは、イカンとおもっていたので、いづれにしろDropboxは諦めてパーソナルクラウドの方向を模索しようかなとおもっています。KickstarterのLimaというプロジェクトがあと3ヶ月くらいで製品化する予定ですが、バッカーにもなっているので脱Dropboxということで、いろいろと試してみます。

自分のハードディスクを自宅においてサーバーとなるLimaというデバイスにつなぐだけで、Dropboxみたいなサービスが自分で運用できるという感じのサービスで、容量は自分でハードディスクを買って、増やせるので気にしなくてもよいのが魅力です。セキュリティ的にもたぶんGoogleDriveとかDropboxより自分で出来る部分が増えていいのではと期待しています。

とりあえずはSynologyでWebDAVか

とはいえ、Limaが届くまであと数ヶ月ある。今日は、職場でDropboxがないとほんとにめんどいと気づいた。Dropboxのウェブインターフェイス経由で使ったファイルをマニュアルでアップロードしまくってみたが、PDFしかいじらなかったのでなんとかなったけど、破綻するのは時間の問題。WinMergeもたくさん違うファイルありすぎて確認が大変であまり快適ではなかったし。

前の記事にも書いたように、家ではSynologyのNASがあるので、ポート開放して、インターネット経由でもアクセスできるように設定できるのは知っていたんですが、インターネットのセキュリティーなんて疎いし、ここ数日はOpenSSLの脆弱性の問題でいろんなウェブサービスが停止したりしている最中なので、余計に躊躇するわけです。

しかし、ちょっと調べてみるとSynologyのほうではOpenSSLのバグには対応済みという書き込みがフォーラムにあるようです。対応早っ。セキュリティー的には結構信頼できそうに思えてきた。Synologyは中身はLinuxだし、メンテナンスもまともそうだし、使いこなせるとメールサーバー立てたりとかもできるし、もちろんWebDAVやFTPもできるし、便利なことは間違いない。

というわけで、SynologyでWebDAVをやってみようかな。

Synologyが難しかったらオープンソースのDropbox代替ソフトOwnCloudという手もある。こっちのほうが簡単かもしれない。PHPが走るサーバーが必要らしいので敷居たかいかも。SynologyはPHPサーバーにもなるので、SynologyでownCloud使っている人も結構いるっぽい。追記。導入しました。快適です。「オープンソースのDropbox代替サービスownClouldを家のSynology NASでホストしてみた。

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