2019年3月24日 (日)

『将棋神やねうら王』のオープンソース版MyShogiをLinux Mint 19.1でビルドしてみた件

Engine_init
MyShogiというのは『将棋神やねうら王』のオープンソース版です。基本的には製品版と同じものですがイメージや音声ファイルなどのアセットが抜けている状態なのでビルドしても自分でアセットを自作するか、製品版からコピーしなければ遊べません。じゃあ、なぜビルドするのかというと製品版をもっているが、ウィンドウズではなくMacやLinuxで遊びたいというような場合、またはオープンソースの開発に貢献したいような場合にビルドします。
MyShogiの開発初期に書いた当方の記事「やねうら王MyShogiをLinuxでビルドしてみた」ではMono Developを使いやねうらさんから提供頂いたアセットでビルドしてみたが、イメージの合成に一部失敗していた状態で、さらにバグというかWindows用しかサポートしていない段階であったのでまだ遊べる状態ではなかった。
最近はやねうら氏自らUbuntu 18.04をサポートも試みており、fxst24氏のUbuntuで『将棋神やねうら王』にある通り、アセットがあればUbuntuでもちゃんと遊べるビルドが作れるようです。私も試して見ましたが、とってもキレイで、機能的にもほぼ完璧に動作しているビルドができました。素晴らしい!Linuxでは最強の将棋ソフトではないでしょうか。WINEはいろいろ辛いのでほんと助かった。
一応、ものすごく根性があれば、以下にある画像ファイルを自分で製作してimageフォルダにコピーすれば遊べると思いますので、もしかしたらだれかがアセットつくって公開してくれたら遊べるものがビルド可能になると思います(既にあった。下記参照)。アセットの自作を考えるだけでも余裕で1万円ペイしますので製品版を買いましょう。 私の場合、ある程度はLinuxでのビルドのテストをしていたときにやねうらさんのご厚意で提供していただいたアセットで間に合いましたが、いくつか画像ファイルが追加されているようで2つほど画像ファイルを自作しました。上のサムネイルのengine_init.pngというのを羽生さん仕様で作成し、後は[手番]という赤い小さいバナー(turn_v1_106_43.png)も作りました。あとno_banner.png(下記参照)というのは思考エンジンについてくるbanner.pngと似ているっぽいので単にコピーした。また公開されている3つのアップデーターに入っている画像ファイルも全部使用しました。

ビルド方法

追記)というかjnoryさんがUbuntu用のインストーラーを公開しています。shスクリプトです。試してませんが、これ使った方が良いです。jnoryさん恐ろしい子。MyShogi用のフリー素材の画像ファイルも公開されています。。。そして音声もmatarilloさんが・・・。Macの方は「AI将棋ソフト『MyShogi』をMacBookProでビルド&遊んでみた2(本家版)
fxst24氏のUbuntuで『将棋神やねうら王』そのままで大丈夫でしたので、変更点や注意点だけ書いておきます。(というか記事を書き上げたがMyShogiがフリーズしたので再起動になり、全部消失したww。もう一回書くのしんどいので注意点だけで・・・)私の環境はLinux Mint 19.1 64bitです。つまりUbuntu 18.04ベース。思考エンジンはavx2でビルドしたのでsse42の部分を全部avx2にしました。
変更点としてはfxst24氏がオススメしている最新のmono-devをdebパッケージからインストールしてもmsbuildが同梱されてないようで、結局apt installでmsbuildを導入しました。なので恐らくmono-devは最新版でなくともapt install mono-devで普通に入れても大丈夫と思います。
追記)
fxst24氏の記事が消えているので簡単に説明。
1 https://www.monodevelop.com/download/  でレポ登録してからapt updateとupgradeをしてmonoを新しく。
2 sudo apt install msbuild ができるようになっている。
3 git clone してサブフォルダを作ってビルドする。
ソースは現時点での最新のmasterブランチ(2018年11月28日更新)からビルドしました。fxst24氏のブログにあるようにSoundPlayerもビルドしました。
製品版を持っていない方はアップデーターやネットから集めたアセット、評価関数、定跡ファイルなどを製品版と同じディレクトリ構造になるように配置するためのフォルダとしてYaneuraOu2018フォルダをホームにでもつくります(masterブランチのソースとは別にです)。もちろん製品版があるのであればそのままフォルダごとウィンドウズからコピーすればOKです。そしてここへMyShogi.exeなどビルドしたexeを持ってくる。

そして以下のサブフォルダを作ります。
book (定跡ファイルstandard_book.dbをネットから拾ってくる。ブログ最後参照)
engine (ここはLinux用にビルドし直てコピーする)
html (masterブランチのソースにあるhtmlフォルダをコピー)
image (製品版からコピーするなり自作するなり)
image_source (製品版からコピーするなり自作するなり)
kif (空でOK)
sound (製品版からコピーするか、matarilloさん提供のフリー素材をいただく。または自作する)
eval (評価関数をKKP_synthesized.binなどをネットから拾ってくる。ブログ最後参照。各思考エンジンにコピーするか、ここからシムリンク貼る)

YaneuraOu2018フォルダの中のその他のファイルはこんな感じ。
MyShogi.exe (ビルドする)
MyShogi.pdb (ビルドするとobjフォルダにできる)
SoundPlayer.exe (ビルドする)
libwplay.so (ビルドする)
YaneuraOu.ico (masterブランチからコピー。メニューへの登録などに指定すると吉)
MyShogi.setting.xml (多分MyShogi.exe起動するとできるので気にしない)
MyShogi.engine.xml (多分MyShogi.exe内で思考エンジンの設定するとできるので気にしない)
MyShogi.exe.config (?なくてもなんか起動するので気にしない)

imageフォルダの中身は

game_effect (サブフォルダ。アップデーターから入手可能)
setting_dialog (サブフォルダ。アップデーターから入手可能)
message_box_v1_512_128.png (アップデーターから入手可能)
board_v1_1920_1080.png
board_v2_1920_1080.png
hand_number_v1_864_96.png
komadai_v1_1920_1080.png
komadai_v2_1920_1080.png
name_plate_v1_1920_1080.png
number_v1Rev_22_954.png
number_v1Rev_873_19.png
number_v1_22_954.png
number_v1_873_19.png
number_v2Rev_22_954.png
number_v2Rev_873_19.png
number_v2_22_954.png
number_v2_873_19.png
piece_atk_v1_776_424.png
piece_v1_776_636.png
piece_v2_776_636.png
piece_v3_776_636.png
tatami_v1_1920_1080.png
tatami_v2_1920_1080.png
turn_v1_1057_157.png
turn_v1_106_43.png
engine_init.png (373, 210)
myshogi_logo.png (633, 291)
no_banner.png (512x160)? 恐らく詰将棋用の思考エンジン用のバナーとおもわれ、各思考エンジンのbanner.pngと同じサイズになる
promote_dialog.png (410, 163)
myshogi_logo.jpg (633, 291)
各画像ファイルがどんな用途に使われているか雰囲気を伝えるためサムネイルの低解像度スクショだけでも貼っときます。
Image_folder2
image_sourceフォルダには以下のファイルがあります。ここでは駒の表・裏・裏(赤字)の3通りのグラフィックと盤の上部と右にある数字を描画しているようです。
Image_source
number_v1.png (1920, 1080)
number_v2.png (1920, 1080)
piece_v1_aka.png (1920, 1080)
piece_v1_ura.png (1920, 1080)
piece_v1_omote.png (1920, 1080)
piece_v2_ura.png (1920, 1080)
piece_v2_aka.png (1920, 1080)
piece_v2_omote.png (1920, 1080)
piece_v3_omote.png (1920, 1080)
piece_v3_aka.png (1920, 1080)
piece_v3_ura.png (1920, 1080)
もし自分で作る場合engine_init.pngなどはサイズはわりと自由かも。でもファイル名の最後にサイズが指定してあるのはちゃんと合わせるべし。参考までに私の手元にある画像の縦横サイズを併記してます。ここまで情報があれば製品版ない方でも自作できるかなぁ。しばらくまつとやねうらさん自ら画像ファイル公開もあり得るので早まらないで様子見することをオススメしますが。魔改造してみたい人はぜひどうぞ!そしてgithubなどでシェアすると楽しそうです。

3つのアップデーター(v1.24, v1.30, v1.37)はこちら

2つは正式に公開されているものでやねうら王MyShogiGithubのリリースにある。
もう一つは非公式で、やねうら王氏のブログ記事『将棋神やねうら王』update3までの遊戯施設においてある。
これをバージョンの低い方からYaneuraOu2018フォルダへ上書きしていく。おもにgame_effectとsetting_dialogサブフォルダにある画像ファイルが入手できます。

評価関数はこちら

ブログやねうら王からはじめるコンピュータ将棋ライフ-Part2-やねうら王の評価関数を手に入れよう。(2018/4/15更新)にリンクがあってあるので、そこからre_eval_from_zero_part4.zipを探してダウンロードし、evalに解凍。
これを各思考エンジンのサブフォルダからトップレベルのevalにシムリンク貼るか、書く思考エンジンのexeの隣にコピーする。

定跡ファイルはこちら

standard_book.zip : やねうら王 標準定跡
をダウンロードして、bookに解凍する。
これで遊べるはずです。

2018年9月 2日 (日)

ElementaryOS: ウィンドウズ10のVMをVirtioドライバでKVMに直インストール!

さてElementaryOSをインストールしたら、次はやっぱりウィンドウズ10のVMも手元にあるといいですね。ウィンドウズ10はライセンスなくてもマイクロソフトからISOをダウンロードして使いつづけられるのでウィンドウズVMとしては割といいかもしれないです。アクティベーションをしないとウィンドウズの細かいカスタマイズができない制限(例:タスクバーを上にしたいなど)がありますが、デフォルトで使い続けるのは可能のようですし、ウィンドウズアップデートもできるのでセキュリティ的にも安心。MSNにアカウント作らないといけないですが、これならウィンドウズ7を使い続ける理由がかなり減ります。

KVMのインストール

KVMでVMをつくる場合、CPUとマザーボードがKVMをサポートしてないと無理なのでまずはこれをクリアします。基本的に、kvm-okコマンドをやってOkになるようにBIOSを設定します。

素のLokiではおそらくkvm-okコマンドがないとなって

sudo apt-get install cpu-checker

をしろと言われるのでします。

で、次はこの微妙に古いUbuntu 14.04 LTS用のインストールガイドを参考にkvmをインストールします。

Lokiは16.04ベースですが、記事にもある14.04用の下のコマンド一発でインストール完了なので、記事はみなくともいいかも。

sudo apt-get install qemu-kvm qemu virt-manager virt-viewer libvirt-bin

virt-managerでGUIからVMのインストールをやっていきたいのでvirt-managerが入っています。

ウィンドウズ10のVMをvirtioドライバをつかってインストール

次はこのガイドにしたがってウィンドウズ10のVMを作ります。ガイドではコマンドラインでVMのインストールをしていますが、ここではvirt-managerでVMの制作をしてからガイドの3にもどってウィンドウズ10へvirtioドライバーの追加をします。

virtioを使わなくともウィンドウズ10のVMはつくれますが、KVMだとrawデバイスにしてもVirtualBoxより遅い感じでした。なのでKVM hypervisor用に作られたvirtioをつかって本来のパフォーマンスを得たいのですが、ウィンドウズ10のインストールディスクにはvirtioのドライバがないのが問題。しかし、上記ガイドのおかげでウィンドウズ10のインストール中にvirtioのドライバを追加する方法がわかりました。

基本的には、Fedoraが提供しているウィンドウズ用にビルド済みのバイナリがあるので、リンク先の[Stable virtio-win iso]からISOをとってきます。私が落としてきたのはvirtio-win-0.1.141.isoというファイル名でした。これをvirt-managerでウィンドウズ10のインストール開始直前にVMにCDとしてマウントして、ウィンドウズ10のインストール中にCDからvirtioのドライバをインストールしてやればよいのです。

  1. virt-managerを開いたら、File->New Virtual Machineを選び、VMの制作を開始します。

  2. 次の画面ではLocal install media (ISO image or CDROM)を選び、Forward。 01newvm

  3. 次はUse ISO imageを選び、ウィンドウズ10のisoを選択。 02newvm

  4. 適当に4GB以上のメモリとCPUコア好きなだけ割り当てる。 03newvm

  5. Select or creat custom storageを選択して、[Mange...]ボタンを押す。 04newvm

  6. プラスのボタンから新しいボリュームの制作。拙宅のインストールガイドに従った場合、/homeディレクトリは別のパーティションになっているはずだが、そうするとおそらく左側にはdefaultとDownloadsの2つのプールがあるはず。defaultは/varに置かれているのでメインのパーティションになるので、メインは貴重なSSDのパーティションだったりする場合、余裕のあるDownloadsを選択してからプラスのボタンを押して新しいボリュームを作ったほうが良いかも。 05newvm

  7. 適当にボリュームに名前をつける。私の場合、Formatをrawにした。これはIDEデバイスとしてならデフォルトのqcow2よりもrawの方が速かったからだが、今回はVirtioデバイスになるのでqcow2のままでも良いのかもしれないが試していないのでrawにしておく。ウィンドウズ10は容量結構いるので100GBくらいあげたい。あとからディスクイメージの拡張も簡単なのでケチってギリギリ20くらいでもインストールはできる。でも長く使うなら60くらいは最低欲しい。 06newvm

  8. 最後の画面で、Customize configuration before installをチェックする。ここ重要。 07newvm

  9. ここでVMの編成をインストール前にいじれるので、さっきダウンロードしたvirtioのISOをマウント(10に説明)して、さらにHDDをvirtioデバイス(11に説明)にする。 08newvm

  10. まず09の画面左下のAdd Hardwareボタンを押し、Storageを選択して、Select or creat custom storageをチェックし、virtioのISOを選択し、Device typeをCDROMにする。もともとあるCDROM 1にメディアマウントされていないっぽいのでそっちを使えばいいじゃないかと思うかもしれないが、そっちはウィンドウズ10のインストールメディアがマウントされる予定らしく開けておかないと失敗する。 09newvm

  11. IDE Disk1を選択して、Device busをIDEからVirtIOに変更しておく。 10newvm

  12. これで準備完了なので左上にある[Begin installation]を押してウィンドウズ10のインストール開始。

  13. ここからは適当に指示に従って、このガイドのステップ3にある Where do you want to install Windows?の画面まで進める。

  14. バスをIDEからVirtioに変更したので仮想HDDがウィンドウズ10からは見えなくなっているので、左下[Load driver]のボタンを押して、ウィンドウズ10にVirtioのドライバーを追加する。ここでパスは上記ガイドにあるようにviostorフォルダからWindows 8.1を選びamd64を選ぶ。ウィンドウズ10なのに8.1?と思うがそうなのだ。

  15. これでHDDが見えるようになったはずなので選択して、あとは流れでコルトナの声にびっくりしながらインストールをすすめればOk。

ちなみに

VM上では左のCtrl + AltでマウスがHostのOSへ帰ってくるので、全画面とかにした場合は、この状態で画面中央上にマウスを持って行くと全画面から脱出するアイコンが出てくる。

メモリとCPUコア数にもよりますが、VirtioにするとKVM上でのウィンドウズ10は結構パフォーマンスよい気がします。GPUパススルーとかもやってみたいですが、結構そう。

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2018年7月10日 (火)

ElementaryOSのすゝめ。インストールから日本語入力まで。

前書き

ElementaryOS LokiはUbuntu16.04ベースのMacOSのような外見のディストロであり海外ではかなり人気(ディストロウォッチ過去3ヶ月で3位、makeuseofでも好評化)。基本的にはあまりディスクトップをカスタマイズせずにそのまま使ってねという方針のディストロであり、私のようにデフォルトを気に入ったらインストール後すぐ使いはじめることができるし、再インストール時や複数のPCに同様の環境が欲しいという時に、非常に楽。私はLinux Mint(Cinnamon)だとアイコンやテーマを鬼カスタマイズしたくなってしまうが、ElementaryOSはそのまま使いたくなる。

ElementaryOSはよく考えられたデザインが本当に良い。無駄がなく統一されたシンプルなUI、デスクトップにアイコンがないスッキリ感(基本的に置けない方針)、厳選された最小限の家具がある作業場にいるような、そんなディストラクションフリーな感覚に覚える密かな興奮。これこそがElementaryOSを使う醍醐味。使うたびに嬉しくなる。ディストロはいろいろあるけど、私見では芸術作品とまで感じるのはElementaryOSだけ。

独自のデスクトップ環境Pantheonは基本的にはGNOMEベースでGtk+なのでUbuntuで動くソフト(Sublime Text 3とか)はそのままちゃんと動く。Appセンターには100を超えるElementaryOS専用のソフトと、Ubuntu用の膨大なソフトがあり、ソフトには困らない。

ElementaryOSインストール

ElementaryOSインストーラーは基本的にはUbuntuと全く同じ手順でよく、超カンタンかつ、非常に安定である。

Windowsからの移行の場合、インストール前にまずはWindows側で

diskmgmt.msc

して既存のパーティションをリサイズして、最低30-35GBくらい空ける。OSに10-15GB、スワップにメモリ分(例8GB)、/home用に12GBという計算。余裕があれば70GBくらいは欲しい。

ElementaryOSオフィシャルで、カスタムを選び0USDにしてDownload。個人的には初回インストールはただでいいと思う。試してちゃんと動いてくれて、気に入ってから払えばいい。

WindowsでUniversal USB Installerなどで落としたISOをUSBに焼く。(Step 1は下の方にElementaryがある。Step 4は0MBでも何でもオーケー。)

USBでブート、インストールを選ぶ。インストールは日本語で走らせても、日本語のインプット環境はインストールされないので結局手動でやることになる。

Installation typeのところでは一番下のSomething elseを選び、さっき空けたパーティションを3分割して、(1)Mount point ルート(/)にext4で15GB程度。(2)スワップに8GB(RAMと同じ程度)、(3)ユーザー領域(Mount pointは/homeでext4)に30GB。/homeを別のパーティションにしておくと、あとで他のディストロに浮気するときに共用できて便利なのでおすすめ。

インストーラーの最後で、/homeの暗号化を選べる。ユーザー名とパスワードを忘れるとどうあがいてもアクセスできなくなるので注意。

USBを抜いて、再起動。

日本語環境構築

日本人のユーザーも多いUbuntuやLinuxMintならおそらく嵌まらないとおもわれるが、なぜか日本では海外ほど人気がないElementaryOSでは注意が必要。ポイントは2つ。(1)IBusを削除してからfcitx-mozcを入れる。(2)fcitx-mozcはppa経由で最新版を入れる。の二点。

まっさらなインストール後の状態からelementaryos.stackexchangeの回答を見ながらmozcをインストールする。

ElementaryOS初回起動でibus自体はすでにインストールされているっぽいが、ibusのエンジンはなにも起動していないっぽい(ibus list-engineしたら Can't access to IBusといわれた)。それでもibusがfcitxと干渉するっぽいのでfcitxを入れる前にまずはIBusを削除。これをしないと2台のPCでmozcインストール後にOSが不安定になった。

sudo apt remove ibus

でおk。

再起動しろと言われるのでする。

その後、add-apt-repositoryがないと思われるのでsoftware-properties-commonをいれてから、ppaを導入。 ppaを入れなくとも古いmozcがインストールできてしまうがそっちはやたら遅いので注意。

sudo apt-get install software-properties-common
sudo add-apt-repository ppa:fcitx-team/nightly
sudo apt-get update

XenialのReleaseがないとか文句を言われるがとりあえず無視。fcitx-mozcインストール後にppaをすぐ削除する。

sudo apt-get install fcitx fcitx-config-gtk fcitx-table-all

sudo apt-get install fcitx-mozc ( fcitx-anthy は無しでよかった)

ppaを削除。

sudo add-apt-repository --remove ppa:fcitx-team/nightly

(ここでターミナルからim-configするとfcitxがすでにデフォになっているかもしれないが、その場合もちゃんとマニュアルで設定上書きしないとスクバーのfcitxのキーボードアイコンもでてこない)

ターミナルからim-configでfcitxを選び、一度logoff。これでキーボードの形のfcitxのアイコンがタスクバーにでる。このアイコン右クリックメニューからConfigureに行きmozcを追加(左下の+をクリックして、Only Show Current Languageのチェックを外してmozcを検索する)。またlogoff。デフォルトのmozcのタスクバーアイコンがElementary用ではないので、やたらでかいのでさっきのelementaryos.stackexchangeの回答の12にある手順でアイコンファイルを小さなアイコンで上書きしてやる。

sudo cp ~/Downloads/m8utEL8.png /usr/share/fcitx/mozc/icon/mozc.png

みたいな感じ。

ここで

System setting -> Language & Region

に行くとLanguage supportのインストールが完全ではないと言われるのでComplete installationすると、メニューも日本語化できる。終了。

もしppaを追加せずにsudo apt-get install fcitx-mozcした場合、多少古いバージョンのfcitx-mozcが入り、動作が遅くモサモサである。LeafPadというテキストエディタ上だけでは速い。Gtkのイベントハンドリング関係の問題か。

そういう場合、以下の手順でppa版を入れなおす。nightlyでもstableでもおっけーぽい。

1.sudo apt remove fcitx fcitx-mozc im-config

2.sudo add-apt-repository ppa:fcitx-team/stable

3.sudo apt install fcitx fcitx-mozc im-config

4.sudo apt updateでエラーになるので、ppaを削除する。

http://ppa.launchpad.net/fcitx-team/stable/ubuntu xenial Release 404 Not Found

sudo add-apt-repository --remove ppa:fcitx-team/stable

インストール後におすすめなこと

ここに随時記事を追加していく予定です。

  • ElementaryOS: ウィンドウズ10のVMをVirtioドライバでKVMに直インストール!
  • redshiftでブルーライトを軽減。目に優しく安眠
  • synergyでマウスとキーボードを複数PCで共有
  • Steam Playでウィンドウズゲームもできる
  • Linux版のSpotifyは広告少なめでかなりオススメ
  • なぜかmozcと相性が良いLeafPadエディターをインストール。サクサク打てる。
  • GoogleやFacebookの広告、トラッキングを避けるならBraveブラウザがオススメ
  • youtube-dlをapt-getし、動画のダウンロード。
  • dconf Editorで/org/pantheon/files/preferences/single-clickをFalseに
  • Google Earth Proもあるよ

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2017年12月 6日 (水)

Linux Mint 18.2でNoMachine 6をつかう。

Nomachinegallery

高速なリモートデスクトップソフトNoMachineをLinux MintのCinnamon環境で使っていろいろトラブったのでメモ。

まあ一応普通にインストール(下記参照)すれば使えるのだが、ローカルのマシンからログアウトした状況で他のマシンからデスクトップセッションを新しく作る形でリモートデスクトップをするとソフトウェアレンダリングになってしまい、ものすごく遅いという問題が発生した。

Cinnamonは多少マイナーなLinux Desktop環境であるため、NoMachineと相性が悪くてもしょうがないところはあるが、ローカルにすでにあるデスクトップには他のマシンからリモートデスクトップできているし、サーバー側のGPUも使えているようで、リモートデスクトップなのにYoutubeとか普通に見れるくらい爆速である。あとはサーバー側をディスプレー繋がなくともちゃんとサーバーらしく使えれば完璧なのだが。

なかなか解決法がググっても見つからず、自宅サーバーなのでまあいっかともおもったら、偶然対処法を見つけた。

対処法

まず、サーバーとしてつかうPCにローカルから直接または、リモートデスクトップでログインして、NoMachineのタスクバーアイコンからShow the service statusでウィンドウをだし、Restart the serverのボタンをクリックして、サービスの再起動をする。基本、そんだけ。

あとは他のPCからNoMachineでリモートデスクトップしてきて、ちゃんとソフトウェアレンダリングではなく普通のCinnamonが使えているか確認。

ちなみに高速なNXプロトコールをつかったNoMachineはウィンドウズクライエントもあり、全部フリーで使えるのでかなーりおすすめです。かなりの人がまだVNCで十分と思っているようなのだけど、NXプロトコールはほんとに早いです。XpraやVNC、MintのデフォルトDesktop sharingや、ふつうのXオプションでSSHするよりも爆速です。

あと関係あるかわかりませんが、万が一、NoMachineを入れたらCinnamonにログインできないという自体になった場合、昨日のエントリー「Cinnamonが死んだ。復旧。Mint 18.2」を参照ください。

NoMachineのLinux Mintへのインストール

ソフトウェアマネージャーやapt-get installではなく、DEBファイルをNoMachine公式サイトからダウンロードして、パッケージマネージャでインストールします。落としたDEBファイルをクリックしてインストールでもいいし、sudo dpkg -i にファイル名を渡してもいい。

インストール後にNoMachineのタスクバーアイコンからShow the service statusでウィンドウをだし、Server preferenceのタブに行き、さらにUpdateのタブへ移動し、Check Nowでアップデートの有無を確認、適時適用して、すべてのPCのNoMachineのバージョンを最新に保ったほうがトラブルを防げます。結構頻繁にアップデートあり。

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2017年12月 5日 (火)

Cinnamonが死んだ。復旧。Mint 18.2

なんかしらないが、Mint 18.2のCinnamon desktopがご臨終。ログインスクリーンは出るものの、ログインすると真っ暗になってからログインスクリーンに帰ってくる。Cinnamonのソフトウェアレンダリングにしても変化なし。Guestではログインできるので、私のアカウントの設定がぐちゃった可能性高い。

こまってググった結果、この人が症状近い

ログインスクリーンでCtrl + Alt + F1 でコンソールへ飛んで、自分のアカウントでログインしてから、

startx

すると、.Xauthorityファイルをロックできないでタイムアウトになるというエラーが見えた。 なんるほど、.Xauthorityあたりを削除すればいいのかな。Cinnamonのコンフィグをぐちゃぐちゃにしちゃったのだろうか。NoMachineがXauthorityを開いて、開放するまえに死んだとかかなぁ。

sudo rm -fr ~/.Xauthority
sudo rm -fr ~/.config/autostart

をやって、

sudo apt-get purge cinnamon
sudo apt-get install cinnamon-desktop-environment

してから

sudo reboot

で、再起動。

なんか治った。

15

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2012年5月19日 (土)

Lubuntu 12.04 使い始めのメモ 6 カスタマイズねた Firefox

小ネタです。

ウィンドウズのFirefoxではバックスペースキーで前のページに戻るショートカットがあり便利。これはubuntuのFirefoxではAlt+leftが割り当てられているが、バックスペースキーをウィンドウズのように変更するには以下のようにする(情報元)。

  1. アドレスにabout:configとして、backspaceで検索。
  2. browser.backspace_actionというキーしか結果が出てこないはずなので、これを2から0に変更する。

小ネタ2 ウィンドウズキー+Dでウィンドウの最小化/アイコン化

ウィンドウズでウィンドウズキー(4つ窓のキー)+Dとかウィンドウズキー+Mでウィンドウの最小化をしてデスクトップを表示させることができる似たようなショートカットがある。癖でウィンドウズキー+Mをよく使うが、実はウィンドウズキー+Dの方が便利。なぜかというともう一度ウィンドウズキー+Dを押すと、元のウインドウが表示されるから。このウィンドウズキー+Dの機能はLubuntuが採用しているOpenboxにもそのままあることが判明。

2012年5月17日 (木)

クロスプラットフォームなプレゼンテーションソフトImpressiveが非常に良い感じ Lubuntuでも使える!

Impressiveというクロスプラットフォームなプレゼンテーションソフトを見つけた。

基本的な使い方は、まずプレゼンテーションの制作にはPowerPointとか、好きなソフトを使い制作し、最終的にPDFとして保存し、それをImpressiveで開くという形。OpenGLでPDFをレンダリングしていくので、拡大縮小、3Dの派手な演出効果などグラフィックカードの力を借りてCPUに負担をかけずに行うことが可能。

YouTubeのデモもかっこいいし、相当使えそう。問題点としては、プレゼンテーションの制作にはPowerPoint等のソフトが必要なので、変換する時間が必要なので、ぎりぎりまで粘ってプレゼンテーションを修正してたりするときには不向き。またマイナーな問題として複数モニターへの表示に対応していないため、LibreOfficeとかKeynoteみたいにプロジェクターにはスライドだけ、自分のノートパソコンの画面には、スライド+原稿みたいなことが出来ない。似たようなLinux用ソフトに、こういうことができるpdf_presenter_consoleというのもある。Lubuntu12.04でもソフトウェアセンター経由であっさりインストールできる。(コマンドラインツールなのでランチャーには登録されません。impressive ****.pdfのようにファイルを指定して起動します。)

impressive -l

とすると利用可能なトランジションのリストが得られる。

Available transitions:
* Crossfade     - simple crossfade
  FadeOutFadeIn - fade out to black and fade in again
  None          - no transition
  PagePeel      - an unrealistic, but nice page peel effect
  PageTurn      - another page peel effect, slower but more realistic than PagePeel
  SlideDown     - Slide downwards
  SlideLeft     - Slide to the left
  SlideRight    - Slide to the right
  SlideUp       - Slide upwards
  SpinOutIn     - spins the current page out, and the next one in.
  SpiralOutIn   - flushes the current page away to have the next one overflow
  SqueezeDown   - Squeeze downwards
  SqueezeLeft   - Squeeze to the left
  SqueezeRight  - Squeeze to the right
  SqueezeUp     - Squeeze upwards
* WipeBlobs     - wipe using nice "blob"-like patterns
* WipeCenterIn  - wipe from the edges inwards
* WipeCenterOut - wipe from the center outwards
* WipeDown      - wipe downwards
* WipeDownRight - wipe from the upper-left to the lower-right corner
* WipeLeft      - wipe from right to left
* WipeRight     - wipe from left to right
* WipeUp        - wipe upwards
* WipeUpLeft    - wipe from the lower-right to the upper-left corner
  ZoomOutIn     - zooms the current page out, and the next one in.
(transitions with * are enabled by default)

これをPDFのファイル名に.infoを足したInfor scriptファイルと呼ばれる設定ファイルを作成し、PagePropsという変数に以下のように書式でページ毎にいろいろと指定してカスタマイズできるらしい。Infor scriptがない場合は、ランダムのトランジションになるし、スクリプトは必要ではない。

PageProps = {
  1: {
       'title': "Title Page",
       'transition': PagePeel,
       'sound': "background_music.mp3"
     },
  2: {
       'title': "Another Page",
       'timeout': 5000
     }
}

以前もこんな記事を 書いて、スライドのトランジションがかっこいいプレゼンテーションソフトが無いものか探していたんだけど、結局MacならKeynoteだったり LinuxならLinux版のOpenOfficeだったりでできるけど、Windowsでは見つからなかった。今回、レンダリングライブラリの Cairoについて調べてたら偶然このImpressiveを見つけてしまったが、結構前からあったらしい。

PDFを次々表示していくくらいならpygletをつかって、簡単にできそうだしいつか自分で作ろうかと思っていたが、Impressiveは非常に良くできているので車輪の再発明をせずに済んでよかった。

ImpressiveはPythonでできていて、PDFの読み込みには既存のライブラリ(Xpdf, GhostScript)、キー入力やOpenGLのキャンバスにはPyGameをつかっている。FAQを読むと、複数モニターへの対応ができないのは、 レンダリングに使っているPyGameから来る制限らしい。pygletならPyOpenGLなしでOpenGLキャンバスもてて、複数モニターにも対応 しているので、pygletでやって欲しかったなぁ。

Infor scriptは実際、完全にPythonのスクリプトらしく、PagePropsもフツーにPython辞書のデータ型だし、Impressiveの全てのグローバル 関数、データ型にアクセスが出来るらしい非常にパワフルなのも。とは言え、このへんはちょっとGUIがなくて面倒だなぁ。この辺が改善されたら売れるくらいの製品になるのに。

2012年5月15日 (火)

Lubuntu 12.04 使い始めのメモ 5 カスタマイズねた

その他のカスタマイズのメモ

  • 11.10用なので多少古いけど、素晴らしいカスタマイズのガイドを見つけた。
  • パソコンの画面をロックする方法。
  • デフォルトで入っているスクリーンセーバーは2つくらいしかないので、寂しい。ここでみつけたエクストラをいれると、一気に増える。xscreensaverはgnome-screensaverと違うので注意。lubuntuは軽量なxscreensaverが入っている。
sudo apt-get install xscreensaver xscreensaver-gl-extra xscreensaver-data-extra

Lubuntu 12.04 使い始めのメモ 4 python関係のパッケージ

wxpythonのインストールでなぜかどっぷりはまる。
結論はsudo apt-get install python-wxgtk2.8でOK。gtkってつくの忘れてた。。。

間違いの始まりは、ソフトフェアセンターからpipのような気持ちでwx, wxpythonで検索してしまい、12.04はまだ新しすぎるのかと思ってしまったこと。wxで出てこないというのは結構非道な落とし穴。教訓は”検索するときはwxgtkとしましょう!”です。メインレポジトリにも検索するとちゃんと出てくる。他にも、matplotlibもpython-matplotlibだし、numpyもpython-numpyと、apt-getするときはpythonをつける。

以下、どっぷりとはまったどうでもよい詳細。
ふーむ、Lucid使っていた時はここから入手できたんだけど、ここの更新は11.04で止まっている。12.04はまだ新しすぎるのか。

しかし、launchpadにprecise用のwxwidgets2.8のソースパッケージがあって、wxpythonを含んでいるようだ。つまりソースからビルドする可能性しかなさそうってこと。Linuxの場合割とすんなりと./configureしてmakeしてsudo make installでOKな場合が多いので、やってみると、依存するパッケージ全部いれたら一応コンパイルされたが、import wxするとエラー。コンピレーション一時間はかかったんですけど。なんでー。で、wxpythonフォルダにあった、setup.pyを実行してみてgccエラーになったり、make installの最後で表示される注意書きにしたがって、sudo ldconfigしたり、export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/local/libしたりしたがダメで、途方にくれてググっているとようやく実はメインレポジトリにあることを発見した。

2012年5月13日 (日)

Lubuntu 12.04 使い始めのメモ 3 cairo compmgrの入手。ウィンドウの透明度設定

After_compmgr

cairo-dockでcomposite managerの切り替えをするとcomposite managerがないと怒られたのでcairo composite managerは一緒にインストールされていないと気づいた。だから透明度がおかしかったのかと、前回書いたその続き。
cairo composite managerはソフトウェアセンターには見つからないので、ぐぐってみるとLubuntuの公式?ブログにデビアンパッケージがおいてある。
ここからtar.gzファイルをゲットして、解凍して、そのフォルダ内から

sudo dpkg -i *
sudo apt-get install -f

でインストールできる。はじめのコマンドでエラーになるのは普通らしい。気にせず2行目のコマンドに行くと、エラーが修正されるようだ。
インストールしても、起動していないので、システムツールズからCairo composite managerというのを起動。Cairoのコンフィギュレーション画面にいって、アドバンストモードにして、ALLのタブにいってからfakeと検索すると、フェイクトランスパレンシーを有効にするかの設定にたどり着くのでアンチェックしておしまい。
見事に透明度の扱いが正常になった。Cairo composite managerは重くなるらしいので、注意。

用語についてメモ。
LXDE:Lubuntuのデフォルトのデスクトップ環境。
Openbox:LXDEのデフォルトのXウインドウマネージャー。
pcmanfm:デフォルトのファイルマネージャ。F4を押すことで今の場所からターミナルを開いてくれるのがいい感じ。

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